Pandora's Box

でも言いたいことはまだまだあるんだ!

グータラの夏2007(7/26)

残暑お見舞いの次の更新が暑中お見舞いとはこれいかに。笑ってしまうくらい更新をサボった証が今ここに。ああっ、波が来ないんだよ波が、と下手なサーファーのように嘆いているうちに今年もまた夏だ。

グータラの夏

残暑お見舞い申し上げます。今年はもう少しペースアップでがんばります,と下に書いたのが7か月前。我ながら今年のたいてらくぶりは情けない。とりあえず生きている証に更新。

困ったときの日記頼み

更新をサボっているとだんだん背中がチリチリとしてきます。昔受験勉強をサボってマンガに読みふけっていたときのように。今年はもう少しペースアップでがんばります。

逆吹替えの味わいは

今までは本家日本語版こそオリジナルと考えていたジブリのアニメーションの音声。けれど意外にいけるのがフランス語版だ。DVD時代の今こそその味わいを聞き較べてみよう。

引越しあれこれ

引越し荷物は着々と増殖中。準備に追われてまともにDVDなんて見る暇もないので荷造りしながら気が付いたあれこれにてお茶をにごすことにします。悪しからず。

はみ出し人間のお引越し

長い人生に節目はつきもの,時にはなるべく避けたいと思っていた事態も訪れる。今世紀に入って初めての引越しは数十年ぶりの困難とともにやってきた。

夏のごあいさつ

暑中&残暑お見舞い申し上げます。劇場は夏休みらしい話題作でにぎわっているようですが,みなさまいかがおすごしでしょうか。こちらは太陽の下のバターみたいな毎日です。

なんとなく記念日

かつては誰もが一喜一憂したマイ・ホームページのアクセスカウンター。あてにならんと知ってはいても気になる数字の代表だ。わが家も節目を超えて感慨など少々。

リメイク&コンティニュー

最近ちょっと気になるのは続編とリメイク作品花盛りのハリウッドの状況。それでも楽しませてもらってはいるのだけどやっぱりひと言突っ込んでみたい日もあるのだ。

揺れる気持ち

タイトルはちょっと不謹慎かもしれません。先日の福岡市の地震はわが家にも軽微な被害をもたらしました。今回は番外編としてAVユーザーにとっての地震体験の感想などを少々。

リピーターを優遇せよ

よし,この映画気に入った!また見たい。お小遣いはそこそこある。時間も何とか作れる。じゃあもうやることはひとつだ。さあ,あなたも今日からリピーターになろう!

架空映画史

歴史にIFはないけれど,ターニング・ポイントがいくつも転がっていたことは誰もが知っている。映画ファンならなおさらだ。あり得たかもしれないもうひとつのハリウッドを幻視する。

工事中にて越年の記

ただ今このサイト始まって以来のまともな工事中。せっかくだからたまにはこのサイト自体のことも書いてみようと思っても出てくるのは冷や汗ばかり。2005年は目の前,やれやれ工事中のまま越年だよ。

早う来い,あの1枚

この時代になってもなぜかエアポケットに落ち込んだようにリリースから見放されたタイトルがある。世の中にはもっと売れそうにないタイトルが溢れかえっているというのに我が求める1枚だけが未だ現れない。

企画モノたちの夢の跡

コレクションの充実に明け暮れていたかつての日々。LD時代の一時期,すべてのお宝映像をこの手に握ろうと願っていた頃の足跡は今もわが家に静かに眠っている。映画でなく音楽でもない夢の名残が。

夏のたより

暑中お見舞い申し上げます。短い梅雨が明けたと思ったら異常熱波と大雨被害。毎度のことながら今年も異常気象の夏なのか。最近ご無沙汰気味の管理人より皆さまへ夏のごあいさつを申し上げます。

ドラマ編で行こう

お気に入りの映画のサントラを聴くのは確かに心地よい。大好きなあの場面,このシーンが心の中によみがえ……ってこないぞ,あれれ,どうして?そんなあなたには滅びたものたちの遺産を。

雨の日,特別な日,さりげない日

特別な感慨をもって迎えるだろうと思っていたその日は意外にもさりげなく訪れ,そして過ぎていった。かつて我がAVライフの柱であった「それ」との別れは,雨の午後の静かな出来事。

交わらぬ運命

己の原点に再会するための長い長い旅路。探し求める幻のあの曲この曲にひとつずつ巡り会いながら,ついに最後の1曲に手が届くかと胸躍らせたその時……完全試合は9回裏2死で潰えた。

春のことごと

小波が来て,つかの間の光が訪れ,蜜月の終わりを感じつつ人形と犬の映画にハマった2004年の春。暖かい陽射しが「街へ出よ」と我を呼ぶ,なんて気取るほどのこともないけれど……。

エーテルなき世界

大仰なタイトルは気にしないでいただきたい。ただ,今どきのドラマに漠然と感じる得体の知れない喪失感についてちょっと語ってみたい。何が足りないと感じ,何が失われたと感じているのかを。

ナマケモノの記

年が明けて早半月,いつまでも居眠りしているわけにはいかないので顔を洗ってとりあえずごあいさつ。でも本性がナマケモノなのでしっかり目を開けて前を向いていないとたちまち……。

別れの儀式

古いビデオを処分しながら考えるあれこれ。大イベントの華やかな映像を見ながら呼び覚まされる記憶の数々。そしてそれらを追いかけた日々に別れを告げるささやかな儀式。それもまたよし。

大人の鑑賞に堪える?

年少向けの作品が意外なクオリティと充実を見せるとき,人は「大人の鑑賞にも堪える作品」と賞賛する。だがここでいう大人っていったいどんな人だろう?決まり切ったセリフに異議あり,と叫んでみよう。

待つ男

遠ざかる20世紀の思い出にこだわる人々への21世紀の贈り物。懐かしい過去を補完する一枚のCDが実現するまでに要した数十年の歳月に,君は何を思うのか。懐メロネタをひとまず締めくくるのはこれだ。

怠けてないで買っちゃえ!

懐メロにひたるのもほどほどに,と思っていても気になっていた曲を手に入れた時はやっぱりうれしい。どうしようかなーそのうち買おうかなーと思案に揺れているそこのあなた,さっさと買って楽になりなさい。

早起きの朝に

遠い砂漠の戦火からご近所でがなり立てる選挙カーまで,憂鬱のタネは尽きないけれど,それでも季節は春。久しぶりに早起きした休日にはちょっとだけ近況報告。それが済んだら……さあ出かけよう。

懐メロの甘い罠

罠と知りつつ落ち込んでしまう懐メロの甘美な記憶。前向きのポリシーもひとまず脇へ置いてしばし呆然とするそのとき,歌には言葉とメロディーと,そして時間という要素もあることをあなたは知るはずだ。

禁断の予告編

ごろごろしているだけの正月に唯一訪れた本年最初の妄想。2003年世迷い言事始めの記といったところだが,実は世の中の処理速度にこちらのクロック周波数が追いつけないだけなのかもしれない。

赤い糸が切れるとき

今年2002年はSONYがベータマックスに別れを告げた年だった。今我が家でもベータのビデオテープの最終処分が進行中だ。生涯ベータ派と信じたはずの赤い糸が切れるとき我が胸に去来するものは……。

えいがのおねだん

映画業界に入るぞ〜と熱い夢を抱いているアナタ,その志はまことに尊いが,現実もまた素直に直視せねば道は険しい。たまには映画作りのコストパフォーマンスというものについても考えてみよう。

70分で見る偉業の30年

一般の映画ソフトではなかなか体験できない"ショートフィルム"の作品集の楽しさを,あらためて実感させてくれた一枚のDVD。収録された小品の数々が語る芸術家の魂はかくも鮮やかに燃えている。

22%のこだわり

AVライフも長くやっていると避けて通れないのがメディアの交代だ。こだわりと意思の力と経済事情がせめぎ合うその先に,おのれの望むものの正体が見えてくる。そんな最近の買い物事情を少しだけ。

探し物は何処に

インターネットは情報の海。電脳世界に溶け込んだ森羅万象の知識はあなたのモノ……なんてことは全然ない。知りたいことに「だけ」たどり着けないもどかしい世界がそこにある。僕の探し物はいったいどこに?

野球映画に栄えあれ

日米にはあってもたぶんヨーロッパにはほとんどないだろう,というのが野球映画というジャンルだ。傑作・怪作・珍作入り乱れても野球文化圏で愛され続けるスポーツ映画の定番モチーフには未来がある。

雨垂れの午後に

やたらせっかちに咲き急いだ桜の花とともに,春はさっさと行ってしまいそうな今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。いつもこの拙いサイトへお立ち寄りくださる方々へのごあいさつも兼ねて近況など少々。

時計新時代の風景

携帯電話の普及が電話のイメージを変えてしまったように,時計にも新たな時代がやってきた。時計というものが登場するあらゆるシーンを変えてしまうかもしれない「それ」についてささやかに考察してみよう。

後日談あれこれ

新事実発見!というほど大げさなものではないけど,以前書いた記事でその後の展開があったものの中からいくつか取り上げてみよう。あのときのあの話題はそれからどうなったかというと……。

バイバイ,ジャポニカ

まだ映画の歴史が70年とちょっとだったころの知の集積である「それ」。永年の逡巡に別れを告げ,ついに決別の時を迎えた「それ」。我が最愛の,しかし賞味期限切れの「それ」が最後に教えてくれたものは……。

前置きも聞いてみよう

自信のあらわれかはたまたただの蛇足か。作者自ら映画冒頭にて一席ぶつという前置き付き映画がまれに存在する。かったるいなどと言わずにひとつ彼らの前口上も聞いてみよう。それもまた映画史の一部だ。

テーマソング・コレクター 番外編

テーマソング・コレクションの楽しみは何も日本のアニメや特撮に限られるわけではない。我が人生最初の一曲はテレビ西部劇の主題歌であった。海外テレビドラマのあの曲この曲を探す旅もまた果てしない。

電話も遠くなりにけり

携帯電話の普及によって映画の中の風景も様変わりする時代がやってきた。オールドファッションな舞台と古典的なドラマを愛する人にも新しいシチュエーションと展開に思いをはせるときが待っている。

バージョンアップ!

いったい何度同じタイトルを買い直せばよいのか。コレクターたちの悩みと嘆きは暗くそして深い。だが信じて待とう。友人を呆れさせ家族に白い目で見られようとも,いつかあなたに訪れる「決定版」の日々を。

黒いジャガーと白雪姫の関係に悩む

精悍な黒人ヒーロー,シャフトの活躍を見ているうちにわきあがる思いの数々。30年たった今こそ感じることもある。他の部屋ではちょいとはみ出しそうであえて場違いなこの場所に記してみると……。

拝啓,新緑の候

読書三昧の日々は「映画館を遠く離れて」という気分。身辺雑記でお茶をにごすつもりで思いついたあれやこれやをだらだら書いてみるとやっぱりヤマなし,オチなし,気合いなし。たまにはネタ切れをお許しあれ。

タイトルロールに花束を

延々と続くエンドマーク後のクレジットのおかげでもしかすると衰退しつつあるひとつの楽しみ。アイデアとセンス,おしゃれな遊び心とプロの心意気,映画の顔を華やかに装飾するこのこだわりを忘れるな。

字幕にも名作あり

機能でもクオリティでもどんどん取り残されてゆく古いパッケージソフト。しかしそんな古い資産にもひとつだけ誇れるものがある。粋な字幕に託された訳者のセンスと愛着あるセリフにこだわる。

蜜月は儚し

鳴り物入りでついに始まったBSデジタル放送。新しい放送の誕生は確かに注目されるだろう。しかしその裏でひそやかな楽しみであった小さな世界が幕を閉じた。我がAVライフ青春期の記憶はそこにある。

世紀を越えて

愛着のある物を捨てるというのはまことに強靱な精神力を要求される行為である。ましてやそれが大事なコレクションともなればなおさらだ。一大決心をしてはみたものの,そこには泥沼の罠が……。

密林の養女

20世紀動物文学の傑作とうたわれた「野生のエルザ」。映画化もされ世界中で親しまれてきたあのエルザ,初めて読んだその原作はまことに名作の名にふさわしいすばらしい1冊であった。

五輪映画は何処に

「民族の祭典」「白い恋人たち」そして「東京オリンピック」……。オリンピック映画には数々の個性的な名作が並んでいる。いつの頃からか一般観客の目に触れなくなった五輪映画の復活を願う。

採点症候群

なぜ自称映画ファンというのは「採点」するのが好きなんだろう。出会いや感動やときめきを表現する言葉はどこへ行ったのだ?わくわくするあなたの気持ちを「80点」と表現するのはもうやめよう。

続・もっと光を!

昼だと思っていたら夕方だった。晴れだと思っていたら実は雨が降り出す直前だった。明るさひとつで画面のニュアンスは大きく変わる。高画質ではなく"高画調"なソフトについて考えさせられるこの1枚。

ステップ・バイ・ステップ

尊敬されるファン,あるいは立派なマニア目指してあなたが歩むはるかな道程。一歩また一歩と高みへ登りつめるあなたに,今あえて捧げよう。内なる誘惑を振り捨て愛を貫くすべを求めて。

眠りの風景

映画を見ながら眠りこけてしまうのはあまりにもったいない。とは言いつつ心地よい眠りへと落ち込むこともたまにはある。傑作のはずなのになあ,という理屈はひとまずおいといて,言い訳を少々。

もっと光を!

きわめて個人的な事情なのだが,今の映画館のスクリーンというのは暗すぎないだろうか。ホームシアターは楽しく,かつありがたいものだが,本物のシアターも椅子や売店だけでなく肝心のスクリーンについて考えてほしいのだが……。

大切なものはみなここから

はじめてテレパシーという言葉を知ったのはいつですか?あなたはそれを思い出すことができますか?何気なく使っている,でもちょっと思い入れのある言葉やイメージたちとのファースト・コンタクトを探る。

黄金の洋楽懐メロ大全を見る

いままでどうしてこの手の企画が実現しなかったか不思議なくらいだが,LD黄昏期に登場した中年世代感涙のソフトがこれだ。こいつの威力は半端じゃないぞ。映像の力はかくも偉大なのだ。

メモリーズ・オブ・ひょうたん島

あれこれ思い出していると,昔はこれが普通だったのかとうらやましくなってくる名作人形劇「ひょっこりひょうたん島」。思いつくままにこの印象深い作品の記憶を掘り起こしてみると……。

サントラに挑む!

いつの間にやらCDも手軽に作れる時代になっている。アナログLPを復活させるもよし,好きなCDからベスト盤を作るもよし。しかし,映画好きならぜひともコレに挑戦だ。けっこうハマる!

超大作の証を聴き比べる

印象的なオープニングはいろいろあるが,映画史上に残る超大作はオープニングのその前から始まるのである。特別な作品だけに許された超大作の証「序曲」を聴き比べてみよう。

2大女優CM対決時代の思い出

てっきり絶版になったと思いこんでいたその1冊は日本のテレビCM史上最もぜいたくな女優対決の思い出を呼び覚ます。何気ない数葉のポートレートに秘められた華やかな競演をふりかえる。

ジャングル大帝の冨田勲を極める

世界に冠たる巨匠,冨田勲が手がけた名作「ジャングル大帝」テレビ版のサントラCDボックスが遂に登場。まさに歴史的快挙である。心に刻まれたアフリカの赤い大地が今よみがえる。

思案のあげくに吉と出た レオン-完全版-を見る

大好きであるが故にこだわりを捨てきれなかった1本に完全版という名の別バージョンが登場。その時あなたはどうする?見るべきか見ざるべきか。永いためらいの果てに見たそれは果たして?

洋画劇場をふりかえる

CMでぶつ切りだし,吹き替えだし,トリミングされてるし,おまけにノーカットは少ないし等々。とかく映画ファンにはバカにされがちな地上波テレビの洋画番組。だけど……。

ホラー的電化製品ナンバー1

実は相当なハイテクが詰まった20世紀技術文明の所産が意外にもホラー映画の重要アイテムになっている。ある家庭用電化製品に込められたホラー映画作家たちの畏れをかいま見る。

祝!平成ガメラ3部作完結

待望の「ガメラ3/邪神覚醒」ついに公開。ハリウッドとは違う日本のセンス・オブ・ワンダーに満ちた究極の怪獣映画である。1999年の黙示録を今こそ見る。

銀の調べに涙する

とかく軽んじられることの多いテレビも,時にすばらしい番組を見せてくれる。滂沱と落つる涙という古典的表現を使いたくなる感動的なドキュメントを見た。ただただ感動。

ロゴマークを"ほどほど"に楽しむ

うわーい,まだ始まんないのー?うおー,そろそろ終わりかー?映画館やビデオで遭遇するロゴマークやトレードマークの嵐。辟易しているあなたもたまには注目してみよう。

クリスマスにも映画を見ましょう

平穏に生きた人が一生のうちに経験するクリスマスはまあ70回〜80回くらいだ。そのうち映画を見て過ごすクリスマスが何回くらいあるのかな。罪深いあなたにも幸多かれ。

吹き替えも……いいじゃん

マニアックになるほど仕様に厳しくなるのはどこの世界でも同じかもしれない。映画ソフトはノーカット,ノートリミング,字幕スーパーで決まりだった。でもちょっと待てよ……。

NHK−BSの愚挙許すまじ!!

これはいったい何だ?この夏からNHK−BSの画面隅に貼り付いたままのBSロゴマーク。これほど無粋でめざわりなものを24時間流して平然としているNHKの愚挙に抗議すべし!

ファンの魂ここにあり

お気に入りの作品に愛情を捧げた本はいろいろある。だが,これほどすばらしい愛と暖かさと懐かしさに満ちたガイド本にめぐり会ったのは初めてだ。ファンブックの理想の姿に感動!

コレクターの明日はどっちだ?

コレクターが夢想する究極のコレクションソフトは皮肉にもコレクター自身の存在意義を問いかけてくる。いつまでそんなことやってんだい?と。彼らの営々たる努力の果てに待つものは?

パンフレットの郷愁

高いよなあ,中身もあまりないよなあ,と言われることの多い映画のパンフレット。けれど,そこには映画を見た時と場所をささやかに閉じこめた愛すべき小世界がある。

男の子監督

壮大な,でも単純な「フィフスエレメント」は実に楽しく,ぜいたくな娯楽である。しかしそのメイキングには映画界を席巻するある一大勢力の正体が見え隠れしているのだ。

忌み言葉に反逆せよ

映像コレクターにとって,無粋な音声カットは見逃すことのできない重大な問題だ。放送禁止用語や差別用語の無制限な拡大は我々の文化を無彩色に漂白しようとする呪いである。

夢であいましょう

MGMミュージカル黄金時代の傑作「巴里のアメリカ人」。そのクライマックスには意外なほど暗示的な夢の世界への扉が隠されていた。ごく私的な夢体験を重ねるときそこに浮かび上がってくるのは……。

A級映画ファン

なぜに映画ファンはB級作品のファンを自称したがるのであろう。高らかにA級大作が好きと宣言できるやつはいないのか?自分を特別視する誘惑に抗し切れない弱さを今こそ撃て!

卒業なんかするもんか!

卒業するとオトナになる。オトナになると認められる。認められるとなんだか安心だ。安心すると卒業してよかったと思う。そして人は目をふさいで生きていくのだ。オレは絶対に卒業なんかしないぞ。