このページを始めたのがもはやいつのことだったか正確には思い出せないのですが,先日カウンターが節目の数字を迎えました。キリ番を踏んだのがどなたかわかりませんが,この拙いページを訪れてくださって心から感謝!
でもそれがサーチエンジンのロボット君だったりしたらちょっと悲しいかも。
インターネットが爆発的に普及して誰もがE-mailアドレスと自分のホームページを持ち始めたのはつい10年前のことだったと思います。あれからインフラは夢のように進歩しましたけど,自分のページがまだ細々と続いているのはちょっと感慨深いです。うちはまだ10年にはなってませんけどね。
ちなみにホームページという呼び方は正確ではない,と文句を言う人もいますがその程度のあいまいさは許してほしいなあ。
最近はだいぶ更新をサボり気味でなんとなく冷や冷やしてます。こうして一回飛ばすともう半月も空いてしまうので背中がかなりちりちりとして落ち着きません。カウンターのペースがほぼ一定なので辛抱強く巡回してくださってる人がいるんだろうなと思うと申し訳ないです。近ごろはブログやら創作やらに浮気してついつい明日回しになっている次第です。ごめんなさい。
今の自分にとってはほとんど飾りでしかないアクセスカウンターですが,うおおーおれも自分のホームページを作るんだ〜と燃えていたころはけっこう意識したものです。グラフなんか作っちゃって今思うとこっ恥ずかしい。
のどかだったなあ。無邪気だったなあ。そう思いますね,カウンターに一喜一憂してたころ。ああ,遠い目ってこんな気持ちなのか……。
途中,CGIの動作が変だった時やカウンターそのものを外していた時もあるのでキリ番超えたと言っても正確性はほとんどないに等しいのですが,とりあえずあのころの気分の名残として当分は置いておこうと思っています。
一時はアクセス解析もやってみようかと思った時もあるのですが,結局それで何が変わるわけでもなかろうと思ってやめました。メールを一通もらうとアクセスが千件あるよりうれしいものです。
ちょっとカッコつけて申し訳ないのですが,僕の映画に関する文章は採点を拒否したところから始まっています。好きな映画を80点だとか星四つなんて表現をするのが大嫌い。だったら数字の解析なんてポリシーに反しますよねえ,やっぱり。
それでもこうしてちょっとずつ玄関のチャイムを鳴らす人が途切れずにいてくださることがうれしいです。ここにはリンクページがないのでここから先はどこへも跳べない電脳世界の辺境みたいなページですが,今のところ店を畳むつもりはありませんので気長にお付き合いください。
最初のマイ・ホームページ・ブームの直後には更新が止まってたなざらしになったページが無惨なほどたくさんありましたけど,そして今も似たような状況ですけど,ここの家主はまだ書きたい衝動も健在です。当分はよそ見したり道草くったりだと思いますが,取り上げてみたいシーンのあれやこれやは尽きることがありません。
カウンターの数字はあてになりませんけど,回ってる限りは10年後でも営業していたいものだと思っています。ブログと違って手間もかかりますが,自由度の大きさが一般のホームページの魅力ですよね。ここはこのスタイルで頑固にやっていくつもりですのでこれからも時々冷やかしにのぞいていただければ幸いです。
それでは明日も明後日も,その先もどうぞよろしく。