NHK−BSの愚挙許すまじ!!

楽しみでやっているホームページ,手間ひまかけてネガティブな文章など書くのは面白くないのだが,これはやはり無視するわけにはいかない。寛容なワタシにも許せぬことはあるのだ。

しばらく前からNHK−BSの画面隅に貼り付いたままのBS-1あるいはBS-2というロゴ表示のことである。

真面目に受信料を払ってきてこれほどひどい仕打ちにあおうとは思わなかった。海賊版対策として以前のように番組の所々にBSマークを入れる程度なら納得もしよう。だが,これが常時貼り付いたままだというのはひどい話である。地上波に比べて高画質かつ高音質のプログラムをウリにしてきた衛星放送が,なぜ今になってろくなアナウンスもなしにこんなバカげたマネをするのだろう。

いくらソースのクオリティが高かろうと,これでは興ざめもいいところだ。

第一めざわりなことこの上ない!!

いくら小さなマークで低輝度であろうと,見る方にとっては気になって仕方がない。担当者はこれが視聴者にとって受容できる程度のものだと思っているのだろうか?だとしたらとんでもないたわけ者である。

元々地上波とはひと味違う番組を求めてBSを導入したのに(視聴のための料金だってちゃんと払っているというのに)これはないだろう。その地上波でだって番組の間中画面にテレビ朝日だのフジテレビだのの表示が出っぱなしなんてことはないぞ。むろんWOWOWだってそうだ。

これでは見ていて不愉快であるばかりでなく,エアチェックの楽しみさえ半減してしまう。AVファンたちはもっと声を大にして怒るべきである。AV雑誌の先月号(今は98年9月)でこの件についてたいした記事もなかったというのは不思議で仕方がない。緊急特集でこの愚挙を取り上げてしかるべきだと思うのだがなあ。

ビデオによるエアチェックというのは公認されたテレビの楽しみ方のひとつである。ファンたちはよりクオリティの高いコレクションを目指して器機を整え,メーカーはより美しいエアチェックのために苦心して研究を重ねてきたのではなかったか?

それらの努力を踏みにじるこの暴挙に対して,メーカー側だって抗議するべきではないのか?ビデオデッキの開発競争はこんな醜い放送をコレクションするためではない。

同じプログラムならハイクオリティなBSで見る,というのが僕の今までの視聴スタイルだったし,エアチェックにしても同様だ。だが,少なくともエアチェックの意欲だけは半減してしまった。やはり独占はよくないな。強力なライバルと競争していないとこういうことをやらかすのである。

NHKには良質な番組も多いし,僕も親NHK派だった。しかしこの事態が改善されないようなら受信料不払い派に鞍替えしようと思っている。彼らは自分たちがどれほど視聴者をないがしろにしたかわかっていないのだ。