グータラの夏2007

生存報告

暑中お見舞い申し上げます。ご無沙汰しております。これを書いているのは2007年の7月下旬。半年どころかまさか9ヶ月も更新をほったらかすことになろうとは思いもしませんでした。一度改装工事をした時以外1ヶ月以上サボったことはなかったのにあっさりこういうことに。いやー困ったもんです。一応筆者は元気で生きております。

と、ここまで書いて以前の原稿を読み返してみると去年の夏も同じこと書いてました。あいたた。暑中見舞いの次の更新がまた暑中見舞いでは情けないなあ。

いっそこのまま何食わぬ顔で11月の初めにちょこっと更新すれば途中の空白の一年はなかったことに……とはいきませんね。ネット上には野ざらしの廃屋みたいなページがごまんとありますけど、ここも人知れずそんな気配になりそうでさすがにまずいなと感じておりました。

いちばんの原因は環境の変化でしょうか。狭い実家に引越して以来、気ままなホームシアター趣味は物理的に不可能となって大画面とサラウンドはどちらも封印。小さなテレビとヘッドホンというミニマムスタイルで細々と鑑賞する日々です。いや鑑賞というかDVDを見る機会さえ激減してますね。とてもなにか書いてみようという気になれないのが実情です。純然たる趣味のページなので気分が乗らないことにはどうにも。

近況報告

なにしろ今は付近にコンビニと薬局が1店だけ、まともな買い物は遠出しないと無理という環境なので本もDVDもAmazonが頼り。店先を覗いて衝動買いということはない代わりに今いったいどんな作品がリリースされているかもわかりません。いちいちネットでチェックするのも面倒だし。ブログなどで「これ面白い」と書かれてるのを見て興味を引かれるくらいです。そこであらためて注文するかどうか考えるわけ。

いくら無駄づかいがなくていいといってもこれはちょっと隠遁生活みたいで情けない。まあDVDは目ぼしい作品があらかたリリースされてもう目の色を変えて追いかける時代ではなくなった、とは言えるかもしれませんけど。

いちばん最近買ったDVDはどちらも筒井康隆原作の劇場用アニメ「時をかける少女」と「パプリカ」の2作です。というか……えっ? もしかして今年買ったDVDってこの2枚だけ? どひー驚いた。これじゃ確かに更新どころの話ではありませんな。

両作とも上出来でしたのでいずれちゃんとコメントしたいと思いますが、大人気の「時かけ」についてはともかく、「パプリカ」の方は素晴らしい出来映えのわりに取り上げられることが少ないような気がします。あれは掛け値なしの傑作だと思うんだけどメディアでの扱いが小さすぎるなあ。

リハビリ報告

といっても別にケガや病気をしたたわけではありません。更新のためにサイトのファイルを置いているPCのディレクトリを久々に(本当に久々に)覗いててみたら、自分でやった設定がわからない。昔と違ってHP作成ソフトなど使わずエディタ一本でやっていたので基本のタグはおろか、自分で設定したタグの仕様まで忘れてました。

この記述なんだっけ? と考えるケースがいくつも出てきて参りましたよ。ああいうのは定期的にやってないと忘れるもんなんですな。まあそういう歳なんですけど。

いっそこの機会にブログ形式に仕立て直すことも考えましたが、僕はあのワンパターンなレイアウトがちょっと物足りない。自分でも某所で日記を書いていながら言うのはなんですけど、ブログ全盛時代の今、自由なデザインのページって捨てがたい。まあここはデザインうんぬんと言えるようなたいそうなページではないけど、ちょっとしたこだわりってとこです。

そんなわけで今ぽちぽちと設定を思い出しつつある、というところです。以前はかなりすらすらと書けた記述があちこち確認しながらでないと進みません。CSSとかけっこう覚えていたはずなのにちょっと残念、というか悔しいかも。こういう時ブログは楽なんだよなあ。でもこだわるのだ。

復帰報告……はまだ先か

AVやホームシアターはある意味最高に優雅な趣味のひとつだと思いますが、それだけに気分や勢いを無視すると冷たく偉そうな駄文を書いて一人悦に入る、ということになりかねないものです。僕は映画評論家ではなく映画賛美家でありたいので今みたいに自分の中で波が退いている時は静かにしていようと思ってます。

そのうちビッグウェーブがどーんとやってきたら怒濤の更新……となったらいいなあ。今はまだ文体まで忘れちゃってる感じですから。毎週更新の栄光の日々がいつか復活したらうれしいのですがまだ道は遠い。

とりあえずここはまだ廃墟ではありませんので気長におつきあいください。次回更新が半年後なんてことはもうない(たぶん)と思いますので。