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August 2004: Rush Live Report

2004年8月 R30 北米最終4公演観戦記 Part 4

8月16日月曜日(晴れ)
Toronto ダウンタウン→Beaches→リトル・イタリー→Toronto 出発(高速バス)
 6時30分頃起床。今日は前半の Toronto 観光最終日で、夜行の長距離バスで New York へ発ちます。そのため、長距離の移動はせず、行ける範囲を細かく移動して観光する予定。チェックアウトに備えて荷造りをし、8時前に出発してまず向かったのは The Orbit Room。日本にいる時に web site から住所やメニューのページはプリントしてきたのですが、営業時間を確認していなかったので、場所の確認を含めた下調べに行ったのでした。
 朝早かったので、ホテルを出て Dundas Street を西に少し行き、Bathurst Street を歩いて北上。そして次の大通り、College Street に着くと建物の感じが違っていて、もうリトル・イタリーに入っています。そこを西に折れ、5分ほど歩くとありました。The Orbit Room!‥‥が、外には営業時間はおろかなにも書かれていませんでした。あったのは出演バンドの告知ビラのみ。目的は半分しか果たせず残念でしたが、とりあえず引き返すことに。
Breakfast at Tim Hortons
Tim Hortons での朝食
 来た道を戻り、Bathurst Street で Street Car に乗って Dundas Street で下車。おなかも空いたのでそこの角の Tim Hortons で朝食にしました(ここは24時間営業)。食べたのはローストビーフ・サンド+オールドファッション(ドーナツ)+コーヒーで約 $5.5 のセット。彼女はエッグ・サラダ・サンド(卵と野菜のマヨネーズ和え入り)+サワークリーム・ドーナツ+コーヒー。画像でわかる通り、レギュラー・サイズのサンドウィッチはドトールなどのサブマリン・サンドと大きさこそ変わりませんが、パンの厚み、中身の量が全く違って朝食としては十二分なヴォリュームですね。そしてカナダ人の常食、ドーナツがうまい。サワークリームはちょっとクドかったんですが‥‥。
 朝食を終え、9時15分頃に Street Car に乗って Dundas駅へ。既に2回も Street Car を利用しちゃっていますが、本日用の Day Pass を購入。また、次の日曜日にまた戻ってくるので、その時用の Pass も同時に購入。こうしておけば、今日のような無駄なことはせずに朝早くからパスを利用できます。それから Atrium on Bay を通り、今夜のバスの情報収集とチケット購入の為にバス・ディーポへ。
 まずはクレジットカード or コイン式のインターネット端末で The Orbit Room の営業時間を確認。それから The Sphere の掲示板とウェブ・メイルもチェック。その後カウンターに並び、Toronto〜New York City 間を走る Grey HoundCoach Canada の値段を訊きました。この2社は同じラインを走らせているんですが、Grey Hound の最終便が23時15分発なのに対して Coach Canada は20時45分発と2時間半も違うので、できれば Grey Hound の方がいいのですが、事前の情報では値段が US$ と CA$ で表記されているために同じかどうかわからなかったのです。しかし、やはり競合する同じライン、値段は一緒とのことで遅い便のある Grey Hound に決定。これで今日は目一杯観光に使えることになりました。そしてチェックアウトするためにホテルへ。
CHUM-FM
CHUM-FM
 荷物をまとめ、10時半頃にチェックアウトした上で、夜まで荷物を預かってもらう。これで約12時間フリー。まず、ホテルから少し南に歩いて Queen Street へ。ここはブティックや書店、レコード店などが並ぶにぎやかな通りで、そのまま中心まで行くと Toronto City Hall に着きます。ほとんどのブティックはサマー・セールで 30〜70%オフ。そこでこの道をウィンドウ・ショッピングしながら東へ歩き出しました。途中、閉店セールのブティック、新古本ばかり売っている本屋でいくつか買い物したり、大きめの楽器店で雑誌をチェックしたりしながら歩いていると、ビラ配りのおっさんが「Hey, Hey!」と声をかけてきました。はじめは観光客相手の客引きだと思って無視していたんですが、しつこく話しかけてくる上に、よく聞くと「RUSH がどうたら」と言っているじゃないですか。そこでちゃんと話を聞いてみると、その時彼女が着ていた今回の『Feedback』Tシャツをどこで買ったか知りたいらしい。そこで「インターネットで買ったよ」というと今度は「幾らだ!」。「大体 US$20位」と応えるとなんと「$25で買う!売ってくれ!」なんて言う!なに言ってるんだ〜 (笑)。Tシャツここで売っちゃったら着るものないじゃないか〜。ということでなんとか振り切りました。ファンに話しかけられることはあるかもしれないと思っていましたが、Tシャツを売ってくれと言われるとは‥‥ (笑)。
CHUM-FM budges
CHUM-FM budges
 早足で歩いていると、すぐに見えてきたのが CHUM-FM のビル。2002年にも写真を撮った City TVMuch MusicMuch More Music の局です。その時は朝だったので隣のグッズ・ショップが閉まっていましたが、今回は空いている時間だったので入ってみました。するとロゴ入りのTシャツや帽子が多数。その辺もかわいかったんですが、なかなかいいお値段だったので小さな缶バッジのみ購入。各 $1程度。
potato & sandwitches
お弁当とポテト
 店を出て更に東へ進み、『バイオハザード2』で破壊される Toronto City Hall に到着 (爆)。その前の広場のベンチで昼食にすることに。まず、Toronto City Hall のデリでコーヒー購入。さらに Queen Street の出店でレギュラー・サイズ $2.5 のフレンチ・フライ(Home Cut)を買い、昨夜作ったサンドウィッチをほおばる。ポテトは皮付きのカントリー・スタイルで大変おいしいですが、これも量が多い。でも、本来はホットドッグのサイドメニューで、ホットドッグと一緒ならプラス $1で買えます。塩コショウはされておらず、店に備え付けのでっかいシャンプー・ボトルのような押すと出てくる入れ物に入ったケチャップとマスタードを自分でかけます。僕は少しだけかけたんですが、次の老夫婦がかけるかける。ポテトが見えなくなるんじゃないかというくらいかけてました。イモの味しなくなっちゃうぞ。
Eaton Centre
Eaton Centre
 食事後はショッピング・センターの Hudson Bay に寄ってから2階の通路を通って Eaton Centre へ行き、セールでにぎわっている2階の店を端から見ていきました。途中、書店で珍しいカナダ料理の本(フランス移民が入植当時の少ない食材で工夫したことで形作られたケベック料理を除けば、英、仏、米料理+居留者の持ち込んだエスニック料理でのゴッタ煮のカナダには「カナダ料理」というジャンルは基本的にないので、かなり興味深い本でした)を発見するも、大判でカラー写真多数、$35とお高めだったので残念ながらパス。買い物をした後は、地下のフード・コートでコーヒーを買って休憩。
Contents Under Pressure
Contents Under Pressure
 それから昨日買わなかった Porcupine Tree(英米のトレーダーのコミュニティで評判なのは知っていたんですが、全くチェックしていなかったバンドでした。が、『DRUM!』2004年7月号に掲載された Neil のインタビューで彼のお気に入りの一つと知って聴いてみてハマりました。巷では PINK FLOYD の後継者、みたいに言われているようですが、個人的にはグランジ× prog. rock という感じ。リズムがなにしろ優雅で気持ちいい)の新作を買うためにまた SAM へ。するとなんと『Contents Under Pressure』が出ているじゃないですか!昨日はなかったのに!ということで、丁度良いバス移動のお供を購入。$19.99(税込み $22.99)。店を出ると17時35分でまだ夕食には時間がある。そこで、Queen Street をず〜っと東へ行ったところにある高級住宅街&おしゃれな商店街があるエリア、The Beaches に行ってみることにしました。
PT's in absentia
Porcupine Tree
in absentia
 Street Car #501 に乗って約15分、Queen Street の両側がかわいい店だらけになり、The Beaches に到着。適当なところで下車して、通りを歩こう‥‥と思ったら、南の住宅街の先にオンタリオ湖が見えるじゃないですか。そこで歩いて行ってみるとまさにエリアの名前通り、白い砂浜が広がっていました。ここは Beaches Park という公園で、夕方ということもあって犬を散歩させている人が多数。犬はさすがにカナダだけあってレトリーバーが多く、またそのほかにもコリー、シェパード、ボクサーなど大型犬が主流ですが、テリア、パグ、チワワなどの小型犬も。また、遠く西の方角には小さく CN タワーが見えます。
Beaches Park
Beaches Park から見た CN tower
 それから Queen Street に戻り、西に戻りながら歩きました。洒落たカフェ、綺麗な工芸品店、家具、食器店などが立ち並び、とても楽しい道です。また、公園や学校もあり、通り自体がにぎやか。ただし、既に多くの店が閉まってしまっていたのは残念。大体の店は17時閉店だったようです。でも、パブはにぎわっています。そしてその前には北米では珍しい飼い猫も!
Beaches Cat
デブ猫
 20時少し前、足が棒になってきたので Street Car に乗に乗って Yonge Street へ戻りました。そして Eaton Centre 前に灰皿があったので一服していると、火を貸してくれと言うAsia系男性、続いて「タバコ一本ちょうだい」と言う白人の若者。しかもカップル(女の子は「またそんなことしないの」みたいな顔をしていたけれど)。変なの。カナダではタバコがとても高価だからだと思いますが、もちろんやらん!その後 Eaton Centre 内の土産物店で買い物をし、バス内での軽食用に mmmuffins でマフィンを購入、Dundas駅へ。
The Orbit Room...Closed
本日臨時休業 (T_T)
 Dundas駅からは Street Car に乗って Buthurst Street へ、そこから北へ向かう Street Car に乗り継ぎ、College Street で下車。夜は電飾で綺麗なリトル・イタリーの歩道を歩き、やっと The Orbit Room に到着‥‥がなんと!表の扉に「本日16日は店内メンテナンスのために休業します。ご迷惑をおかけします」の張り紙が!!が〜〜ん!!朝はなかったのに〜〜!心はもう「Vapor Trail(トマト系ソースのパスタ)」だったのに‥‥。
 仕方なく来た道をとぼとぼ歩いて戻り、Street Car に乗って Dundas Street へ。空腹も限界に来ていたので、結局そこの角のマックで夕食という悲しい結果に。一応日本にはない Chiken McGril と BigEx というバーガー2種、それと Hot Tea を買って2人で分ける。別においしくもない。店内は雑然としているし、子供が騒いでいてうるさいし。ああ残念(あまりにがっかりしていて写真を撮るのも忘れてしまった)。
 それからホテルに戻り、荷物を受け取ったのが22時15分。一服した後、いつもフレンドリーなホテルのおじさんに挨拶し、22時25分頃出発。Street Car に乗ってバス・ディーポに着くと丁度バスが来たところで、すぐに並ぶ。すぐに列が長〜くなって1台に乗れるのか?と思っているとやはり増発便が出ることになりました。そうこうしているうちに23時になり、乗車開始。右の前から2列目ゲット。約12時間の長旅なので、座る場所は重要ですね。揺れの少ない前輪の上が一番です。
Express Bus to NYC
NYC 行きの長距離バス
 定刻の23時15分に出発し、夜のTorontoを走行。早速昼に買った『Contents Under Pressure』を開くと、見たことのない写真が沢山使われていて嬉しい。思ったよりも分量は少ないですが、『Visions』以降の資料として期待していた『A Show of Hands』以降が全体の約40%を占めていること、大半がメンバーの直接の言葉であることは、今までの資料本とは一線を画していると言えるでしょう。といいつつ、バスの中では細かいところまで読まず、写真を見るに留まりました。そのうち、深い眠りの淵へ‥‥

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