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August 2004: Rush Live Report

2004年8月 R30 北米最終4公演観戦記 Part 16

8月22日 The Molson Amphitheatre
コンサート終了後
 会場を出ると、ものすごい人混み。ですが、それは Ontario Place の遊園地に続く歩道橋と下に降りる道が分かれるところまで。大多数の客は下の広〜い駐車場に向かっていました(もしかしたら、Street Car で来る時に降ろされた停留所まで行った人たちもいたかも)。そこから先は全く混雑した感じではなく、普通の遊園地内といった感じ。‥‥そう、時刻は既に 23時をゆうに回っていましたが、遊園地はまだ営業中!通常の営業は夜 20時までで、この日もそう書いてあったと思ったのですが、イルミネーションは煌々と照っていますし、ほとんどのアトラクションもまだ稼働中でした。夏休みの日曜日だから?
 明るい遊園地の中を突っ切って Street Car の駅に到着すると、数台の Street Car が停車中。朝7時前から使いまくった Day Pass で駅に入り、Bathurst Street 行きの便に乗車しました。しばらくすると、2両編成の Street Car は RUSH Tシャツを着た客で一杯に。そして発車して Fleet Street を東へ進み、その後すぐに Bathurst Street で北に進路を変えました。それから King、Queen Street を越えて Dundas Street にさしかかったところで下車。
 ここからホテルはすぐですが、朝の Marche 以来何も食べていない(彼女も結局何も食べられなかった)ので、もう空腹は限界。そこで Dundas と Bathurst の角の Tim Hortons で夕食を調達することにしました。
 入ってみるとちょっとした列。皆夜食を買いに来たのでしょうか。そして自分の番が来たので「まだサンドウィッチやっている?」と尋ねると「やってる」との応え。そこで「××サンド、レギュラー・サイズのセットと‥‥」と注文しようとすると「ごめん、レギュラーは売り切れ」というじゃないですか。「え?」と聞き返すと、「パンが切れちゃってラージしかないんだ」というお答え。サブマリン・サンドのラージのでかさは2002年に体験済ですが、もうあまりにも空腹だったので2人してラージのサンドウィッチを注文してしまいました。僕は Ham & Swiss サンド+オールド・ファッション(ドーナツ‥‥またかい)、彼女は Garden Vegetable サンド+スープで、2人ともコーヒー付き。が、彼女の時に聞いたことのない質問をされました。女性店員がコーヒーカップを持って一言、「ダボダボー?」。いったい何?と思ったら、実はこれは「ミルクと砂糖を2個ずつ(double, double)」という意味だったのです!この店は予めミルクと砂糖の量を指定して、店が入れて出てくるスタイルなので聞かれたのですが、こんな言い方があるってことはそれが普通なのね‥‥。恐るべし北米。
 注文を終えると調理台に移動して、マヨネーズ、マスタード、レタスなどを入れるかどうかを応えながら作ってもらい、出来たものから受け取っていきました。しかしさすがにラージのセット2つは大量。そこで大きな紙袋はないか尋ねたところ、予想に反して大きなプラスチック・バッグを出してくれました(北米で買い物をした時、大きなプラスチック・バッグ(コンビニ袋)をくれることを期待してはいけない)。良かった良かった。
rush-com card
rush.com card
 荷物がさらに増えてしまったので、たった一駅だけですが Street Car に乗ってホテルへ。そしてやっとのことで部屋に戻ると、荷物をベッドの上に放って食事を開始。やはりデカイ!パンも具も大変おいしいのですが、ずっと食べているとさすがに飽きる‥‥。2人で半分ずつに出来るのは、こういう時に本当にありがたいです (^_^;)。なんていいながら食べていると、何気なくつけていたテレビで、今日のコンサートの紹介が!City TV のニュース番組での紹介で、ほんのちょっと「The Spirit of Radio」のさわりだけでしたが、会場中央からシングル・カメラで撮影された映像が流れたのでした!さっすが Toronto!しかも本当に偶然で、ラッキーでした。
 食事をしながら、今日のコンサート会場で彼女が買ったTシャツなどを見ていると、rush.com の宣伝カードがごっそり入っているのを発見。彼女によると、マーチャンダイズ売り場に山積みされていて、ご自由におもち下さい状態だったとのこと。それで適当にごそっと取ってきたのでした(全部で20枚ほどあり、日本に帰ってから The Sphere の CDR-Tree 参加者に配布)。
 そうして Tim Hortons の巨大なサンド・セット(フィルムが無くて撮影できなかったのが残念!)を平らげた2人は荷物をある程度片づけ、シャワーを浴びてから就寝しました。
8月23日月曜日〜24日火曜日(晴れ)
Toronto→ピアソン国際空港→日本到着
 朝7時頃起床。遂に帰国日となってしまいました。帰りたくない気持ちに負けそうですが、飛行機が 13時発なのでゆっくりもしていられない。前日におみやげや RUSH 関係のものを沢山買ったので、急いで荷物の整理をしなければなりません。無印良品で買った(あ、使ってるなぁ)予備のバッグを広げて詰め込む詰め込む詰め込む。でも『Feedback』の LP は傷まないように配慮。そして9時を回ったところでチェックアウトし、大急ぎで Street Car に乗ってバス・ディーポへ向かいました。Airport Express は 15分ごとに出ていますが、なるべく早く乗らないと道路状況如何でどうなるかわかりませんからね〜。
 バス・ディーポに到着したのは9時35分頃。ですが、Airport Express を表示しているゲートがない!そういえば、いつもここを使っていたけれど気づかなかったなぁ‥‥なんて悠長に構えているわけにはいかず、info が閉まっているのでチケット購入の列に並んで売り場の係員に聞くと、ここではなくて一つ北のブロックに乗り場があるというじゃないですか。そういえば、降りたのもそこだった!ということで慌てて移動。すると、確かに最初に降ろされた場所の近くにバス停発見。時刻は9時40分。よかった〜。でも、バスは?
 バスがなかなか来ない間に、「バスと同じ料金で空港まで行くよ」という白タクの客引き2名。いずれも「チケット持ってるから」といって断りました。そして待つこと約10分、定刻を5分過ぎてやっとバスがやって来ました。すぐに乗り込んで出発すると、運ちゃんが無線でどこかの道が工事か何かで混んでいるから、迂回して行くとかなんとか。ちょっと不安だな〜。
 その後いくつかのホテルを回って客を乗せたバスは、Union駅の西から高速道路へ。車窓からは Toronto 中心部が遠くなって行くのが見えます。ああ〜、またお別れだ〜。
 第1ターミナルに寄った後、結局10時を少し過ぎたところで新しい第3ターミナルに到着。全然早かった!チェック・インのカウンターには女性客が一人いただけですんなり手続き終了。RUSH ものを詰めた追加のカバンを残して荷物を預け、ゆっくりと朝食にすることとしました。
 構内のカフェでコーヒーを買い、昨日 Union駅で買った mmmuffins のマフィンとスコーンを食べました。マフィンのひとつはボロボロに砕けていたんですが、これは実はコンサートの時に地面に落としてしまって砕けたもの。時間を間違えていてショウが始まってしまい、慌てて戻ってきた彼女が席で袋を落とし、そこからこぼれ落ちたのを拾って入れた時に砕けたようです。ということで、The Molson Amphitheatre の地面の味付き (笑)。それにしてもやっぱり mmmuffins のマフィンはおいしい!
Man of Stone at Airport
空港にいた「石の人」
 おなかが満ちたところで、構内を散策。カフェのすぐ近くの小さな旅行グッズ・ショップでフィルムを購入し、まずはカメラを使えるようにしました。そして向かったのは Airport Express から降りたところ。面白いものがあったのです。3体の Man of Stone。もともとこの Man of Stone というのは、イヌイットの道標のようなものなので、こういったポイントに置かれていたのでしょう。日本だったら空港にお地蔵さんがあるようなものかな?そうだ、そういえば Ontario Place の入り口の湖岸にも大きな Man of Stone がありました。そっちも写真取っておけば良かったな〜。
 また空港内に戻り、他の売店を探して構内を移動。最初に入った3階から売店のある2階へ移動するものの、チェック・イン・カウンターのあった区域にはあまり店がない様子。うろうろ歩き、いったんは全く逆の駐車場の区画に行ってしまったりしながら、搭乗区画に到着。ここで手荷物検査を受けます。普通にX線を通す検査なのですが、今回は ISO1600のフィルムがいくつか入っているので、フィルム・バッグを出してこれはX線を通さないで欲しいと伝えました。するとわらわらと係員が集まってきて、あーだこーだ。どうも、ISO1600の写ルンですがよくわからないようです。確かに、小さな文字でちょこっと書いてあるだけなので、わかりづらいですね。そのうち若いお姉さんが「私が見ればわかる」と言って確認してくれ、X線は通さないで良いことになりました。それから小さな探知機(何の探知機?)をかざしてOKをもらって検査終了。やっと通過できたのでした。
Canadian Cigarettes
「吸うと死にます」
 通過後の構内にはたくさんの免税店。手近なところでメープル・クッキーやメープル・ティーなどの定番おみやげを購入。ついでに奧のコーナーを見ると「Toronto: established 1834」という市制施行年をデザインしたTシャツがセールになっているのを発見。カッコイイ色合いだったので一目で購入決定でした。ラッキー。
 それからまた「Link」という空港内シャトルに乗って搭乗ゲートへ移動。こちらでも免税店がずらり。なんだ、ここでも買えたのね‥‥と思っていたら、店内から日本語の黄色い声が‥‥。中学生!?私服の中学生が群がっている‥‥。行きは修学旅行みたいな連中と鉢合わせしなくて良かったのに、帰りにあたるとは‥‥。案の定、ゲート付近には大量のガキンチョ軍団。うるさい。
 ちょっとむかつきながらも、最後の買い物として害を知らせる超えげつない写真付きのタバコを知人へのおみやげ用に購入(高い!)していると時間が来て、搭乗開始となりました。
Air Canada plane
搭乗機
 搭乗した Air Canada機はほぼ定刻の 13時に動き出し、13時半頃にテイク・オフ。空港からほんの少し進むと、窓からはリアル・サブデヴィジョンズが見えました。さよーならー、カナダ。
 その後飛行高度に達した後も天気が良く、地上がよく見えました。エリー湖岸、Thunder Bay あたりなどなど、5大湖上空は地図と照らし合わせながら見ると面白いです。
Real Subdivisions
Real Subdivisions
 さて、1回目の機内食は僕らのところ(ほぼ最後部)に来る前に肉のメニューが品切れで、フィッシュのみ。写真を撮るのを忘れてしまいましたが、まあ、いつもの Air Canada の機内食通りで、お約束の甘〜〜いデザート付き。デザートは彼女の分も完食(いや、残すともったいないので‥‥)。食後は『Travering Music』を読んで過ごしました。面白い!これは特に Neil を哲学者だとか、気むずかしいだとか、そんな風に勘違いしている人たちにこそ読んで欲しいですね。っていうか、この本が出てもまだそんなこと言っている人がいたら、それはもう自分の無知をさらけ出しているだけですね。はよ読め!
infright meals
最後の機内食
 それからかなり時間が経って出た2食目は、ミートがチキン・カレー、フィッシュがサバフィレのようなもの。この時の食事はちゃんと写真に収めました(いや〜、移動できない機内でカメラを出して撮影するのって、恥ずかしいですね〜)。カレーは薄めの日本式カレーといった感じですし、ご飯もやわらかくて普段だったらとてもおいしいとは思わないんですが、白いご飯を10日以上食べていなかったので、やっぱりおいしく感じてしまいますね。それと、デザートは行きにも出た「甘さしっかり」フルーツポンチ。なんで機内食の‥‥(以下省略)。食後は疲れが出て就寝(多分この辺で日付変更線を通過し、8月24日になりました)。
8月24日火曜日(晴れ)
 途中、夜食のカップヌードル(チキン・ヌードルなのに、具がミックス・ベジタブルのみの海外仕様)を食べ、また就寝。
RUSH related souvenir
RUSH 関係のおみやげ
 はっと気づくと既に着陸態勢に入っていて、眠気のあるままランディング(この時は結構荒っぽかった)。ああ、日本に戻って来ちゃったなぁ〜。
 荷物がなかなか出てこないのを待っていたら 30分近くが過ぎ(いの一番にチェック・インしたから、一番奥に積み込まれていた!?)それから空港を出るとその蒸し暑いこと!カナダが平年以上に涼しかっただけに、日本の湿度が応えます。
 そして駐車場に連絡して送迎バスに乗り、駐車場で車を受け取って一路家路をひた走りました(その間、彼女はこっくりこっくり。必死に起きようとしていてくれたんですけれど (笑))。そして約40分後、つくばに到着したのでした。
RUSH non-related souvenir
RUSH 無関係のおみやげ
 荷物の整理を終え、おみやげを広げたところの写真を撮ってみました。並べてみると、やはり RUSH 関係のものが多いですね(一番下のナンバー・プレートは滑り止めに使っただけで、RUSH とは無関係)。Tシャツは3枚、ロングTが1枚。ドラゴンをあしらった『Rush in Rio』関係のものはちょっと好みでなかったので、そのほかとなるとこれでほとんど全部です。そしてパンフに本2種に LP、CD に缶バッジなどなど。みんな無傷で持ってこられて良かった良かった。
 そのほかのおみやげも、やはりTシャツが多い‥‥。今回はTシャツ大臣でした。でも、これでまたカナダのTシャツが増えた!RUSH 好きが高じてカナダ好きになってしまう RUSH ファンも少なくないと思いますが、どうなんでしょうね?カナダ好きじゃなかったら、今回のこのレポートなんて読むの苦痛かもしれませんね‥‥。でも、一人でも多くの方が RUSH とその母国により興味を持ってくれれば幸いです。
 長々とおつきあいありがとうございました!
(2004.10.13 脱稿)
(2004.10.17-20 Toronto で見かけた ALEX さん他に関する記述、誤字脱字等を修正)
(2004.10.21 全体に渡り、言い回しの妙なところの修正、説明の追加など)

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