▼朝鮮戦争中，海兵隊旅団のオ・ドクス少尉（シン・ヨンギュン）が，父オ・ソンマン中佐（キム・スンホ）が勤める大隊に転入する。オ少尉は，兄トクハン（チェ・ボン）ばかりかばう父との仲が良くない。
▼オ少尉が赴任した３小隊２分隊は，ソウル出身のマ・ジュハン（フライボーイ），農夫だったチャン・ヨンソン（パク・ノシク），学士出身のインテリ，ウ・ジョングク（チェ・ムリョン），ヤクザだったキム・フング（ファン・ヘ）たち海兵と，見習海兵ハ・ヨンギュ（ナム・ヤンイル），そして，分隊長であるチョン・チュンギル下士官（トッコ・ソン）が所属している。
▼北朝鮮軍と対立状態にある分隊員は，昼間には塹壕を構築して，夜には置いてきた家族，恋人を懐かしがって手紙を書く。チョングクとフングは，ことごとに是非を論じるチョン分隊長と衝突し，結局，フングは，彼と拳の殴り合いをする。
▼フングは，オ少尉の暖かい忠告で，針仕事で大変な生活をしていた未亡人の母（ファン・ジョンスン）を残して入隊した時を回想する。
▼チョングクは，ヨンギュと潜伏勤務に出て行って北朝鮮軍の攻撃を受け，ヨンギュが塹壕に落ちた手榴弾を身体で覆ったことで生き残る。葬式を終えた小隊員は，ユンジャに宛てたヨンギュの最後の手紙も一緒に埋める。
▼チョングクは，残して来た恋人スニ（キム・ジミ）のことを考え，ヨンギュのおかげで前向きに戦う勇気ができたとヨンソンに話す。
▼一方，チョン分隊長は，ヨンギュの復讐のために単独で敵陣に入って動態を見回して帰ってくるが，銃創で死ぬことになる。
▼中隊長ヤン大尉（ユン・イルボン）は，大隊長オ中佐に総攻撃のために敵の弾薬庫を奇襲爆破する特攻隊を送ろうと提案する。北朝鮮軍の総攻撃が感知され，オ少尉は，特攻隊投入命令を受ける。
▼オ少尉は，ヨンギュの復讐のため，２分隊員の中から自分を含めて５人の特攻隊を設ける。投入直前，オ中佐は，オ少尉を呼んで，兄トクハンは，結婚前に母が連れてきた息子であることを言う。
▼特攻隊の５人は，ゴムボートで敵陣に近付いて弾薬庫近所まで浸透する。フング・チョングク組が弾薬庫爆破に成功し，チュハン・ヨンソン組は，北朝鮮軍との銃撃戦の末に，チュハンが死ぬことになる。オ少尉は，そのすきに乗じて指揮所の襲撃に成功する。
▼三人は，負傷したヨンソンを置いて帰隊しようとするが，ヨンソンの悲鳴を聞いて走って行ったフングまで射殺されることになる。
▼海兵隊旅団の総攻撃が始まり，チョングクとオ少尉が敵陣を抜け出すが，銃によって負傷したオ少尉は，ボートの上で絶命する。チョングクは，オ中佐に帰隊報告をして，機密文書とオ少尉が大事に保管していた父の写真を渡す。
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五人の海兵（１９６１年）
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