輝国山人の韓国映画
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チャン・リュル
張律
장률
Zhang Lu
小説家,教授,映画監督

1962年 5月30日 中国 吉林省延辺朝鮮自治州の延吉市で出生(在中同胞)

      ヨンビョン(延辺)大学校 中国文化科 卒業

      同大学 中国文学教授

1986年 小説家として文壇に登場

1989年 天安門事件の際に民主化に関する寄稿によって職を追われ、政府から
      創作活動を禁止された。

2001年 <11歳 Eleven> 監督 [短編 15分]

        11歳の主人公は,敏感で内気的な少年だ。
        彼は,サッカーをとても好きだが,運動神経がまったくない。
        4個の石ころで心血を注いで2つのゴールを配置しておいて
       友人たちを待つが,PK戦でまともに得点できず競技から除外
       される。
        少年は,誰かが抜ける場合に初めて競技に参加できる機会を
       持つことになる。
        だが,そうして得た機会でも,みんなにからかわれ,さらには,
       同じ年頃の子供から激しい侮辱まで受けることになる。

       第8回 カナダ トロント国際短編映画祭
       第14回 クルレルモンペラン国際短編映画祭
       第58回 ベネチア国際映画祭_短編コンペティション部門
       第21回 プサン(釜山)アジア短編映画祭
       第44回 ババリア国際映画祭

2004年 <唐詩 Tang Poetry> 監督,脚本,制作協力

        手顫症を持つ中年のスリ男の唯一の喜びは,お手洗いで隣りの
       老人の日常事を聞くことと,テレビの唐詩講座を聞くことだ。
        ガールフレンドは,彼の興味を誘発しようと金庫を襲う計画を
       たてるが,彼は,約束を破って,この計画は失敗に終わってしまう。
        何日か後,隣の老人の現金が盗難にあい,殺害される事件が発生
       する。

       2004 プサン(釜山)国際映画祭 ニューカレンツ部門 大賞
       第5回 チョンジュ(全州)国際映画祭 インディビジョン 招請
       第23回 バンクーバー国際映画祭
       第57回 ロカルノ国際映画祭
       第48回 ロンドン国際映画祭
       第28回 香港国際映画祭

2005年 <キムチを売る女 【マンジョン(芒種)】> 監督,脚本

       詳細は,作品紹介ページ(リンク)に記載

      韓国・延世大学通信大学院映画専攻教授(〜2008年6月)

2006年 <事実 Fact> 監督 [短編 5分]

        すでに起きたことは,事実だ。
        まだ起きていないことは,結局,事実になる。
        画面の中も事実で,画面の外も事実だ。
        男と女の,数えきれないほど繰り返される離合集散も,事実の一部
       分だ。

2007年 <境界 Hyazgar Desert Dream> 監督,脚本
       【日本題:風と砂の女】

        モンゴルと中国辺境の砂漠地帯にある小さい村。
        そこの人々は,砂漠化が続くせいで,一人二人と村を離れる。
        ポルの木の苗木を植えて砂漠化と戦い抜いたハンガイは,土地を守
       るという信念一つで耐え忍ぶが,妻と娘さえウランバートルへ向かっ
       てしまい,孤独な毎日を送っている。
        そんなある日,脱北者チェ・スンヒと彼女の息子チャンホが彼の家
       に留まることになって,たった一言も通じない彼らにも平和な時間が
       訪れる。

       モンゴル オールロケの映画
       第57回 ベルリン国際映画祭_競争部門
       第12回 プサン(釜山)国際映画祭
       第31回 香港国際映画祭

2007年 <軌道 Life Track>(キム・グァンホ監督) プロデューサー

        在中同胞キム・グァンホ監督の印象的なデビュー作
        肉体的,精神的天刑を抱いて暮らしていく一人の男の話を描いてい
       る。
        両腕を失って一人で暮らしているチョルスは,聾唖の女性ヤンスク
       と暮らすことになって,居心地の良さを感じるが,母に対する罪悪感
       が浮び上がって苦しむ。

2008年 <重慶 Chongging> 監督,脚本

        外国人に北京語を教えて暮らしているスウィは,父と二人だけ暮ら
       している。
        ある日,売春女を相手にした疑惑で拘束された父のせいで警察署に
       呼び出しされたスウィは,警官であるワンウィの好意で,父が無事に
       解放されると,彼に身体を許諾する。
        ワンウィに何人かの恋人がいることを知ったスウィは,怒りと絶望
       感にますます執着することになって,彼女は,結局ワンウィの拳銃を
       盗んでしまうる。
        一方,彼女の授業を聞く多様な国籍の学生たちの中には,<イリ
      (裡里)駅爆発事故>で家族をすべてを失って中国で来た韓国人キム・
       グァンチョルがいる。
        どういうわけか,彼から自分と似た面を発見して心の底から頼って
       いたスウィは,彼が中国も韓国ぐらいうんざりすると言ってモンゴル
       に発つという言葉に,頼る所を失って絶望する。
        彼女を固く締めつける現実の中で,彼女の人生は,ますます奈落に
       陥ることになる。

       シネマデジタル ソウル 2008

2008年 <イリ> 監督,脚本

       詳細は,作品紹介ページ(リンク)に記載

2011年 <豆満江(トゥマンガン)> 監督,脚本

       詳細は,作品紹介ページ(リンク)に記載

2012年 <ジュリー Jury> [短編 24分](キム・ドンホ監督) 脚本

        映画祭の審査のために集まった5名の審査委員の妙な葛藤は,極に達
       して,結局,お互いの感情が爆発する映画祭史上初の事態が発生する。

2013年 <風景 Scenery> 監督,制作  [ドキュメンタリー]  

       詳細は,作品紹介ページ(リンク)に記載

2014年 <慶州> 監督,脚本,制作

       詳細は,作品紹介ページ(リンク)に記載

2015年 <同行> 監督 [短編 22分]

        精神病棟に入院中のおじいさんの面会にきた孫娘。
        おじいさんは,孫娘と談笑を交わし,普段欽慕している清掃夫に近付
       いて,皮を剥いたリンゴを渡す。
        清掃夫が,どうしても断って,これに腹が立ったおじいさんは,持っ
       ていた果物ナイフで威嚇して清掃夫を追いかける。
        彼らの追撃劇が始まって,突然聞こえてくるカット(cut)の声!
        今まで,映画を撮影中だったということ。
        次の撮影を準備している間,撮影部ファーストが監督に<愛>をわか
       っている人ならば,このように映画を撮らないと言って,監督と言い争
       う。
        監督は,撮影部ファーストの話を無視してしまい,制作チームが,再
       び撮影準備に入ったとたん,撮影部ファーストは,撮影したフィルム缶
       を持って現場から逃げる。'

       出演:アン・ソンギムン・ソリパク・ヘイルハン・イェリ

       2015 ソウル老人映画祭 開幕作

2015年 <フィルム時代愛  Love and...> 監督,脚本

       詳細は,作品紹介ページ(リンク)に記載

2016年 <春の夢> 監督,脚本

        市場をうろついて,冗談を言って回ったりする盛りが過ぎたごろつきの
       イクチュン。
        たまった月給も受けることができず,工場から追い出されたチョンボム。
        うぶで賢くない大家の息子,粗雑な金箸とスプーン チョンビン。
        そして,彼らがみんな好きで,いとおしむイェリがいる。
        病気になった父を世話するイェリが経営する<故郷居酒屋>は,彼らの
       唯一の安息所であり,オアシスだ。
        そんなある日,いつも彼らだけの女神と考えていたイェリの<故郷居酒屋>
       に新しい男が現れた。

       出演:ヤン・イクチュンパク・チョンボムユン・ジョンビン
          ハン・イェリユ・ヨンソク

       2016 第21回 プサン(釜山)国際映画祭 開幕作
       2017 第18回 釜山映画評論家協会賞/審査委員特別賞

2018年 <群山:鵞鳥を咏う> 監督

       元詩人のユニョンは、秘かに憧れていた先輩の妻ソンヒョンと朝鮮族の人権
       向上を訴えるデモの現場で再会し、彼女が離婚したことを知って嬉しく思う。
       飲みに行った二人は酔った勢いで全羅北道の群山(クンサン)まで出かけ、
       昔の日本家屋を改造した民宿に泊まる。ソンヒョンは福岡で育ったという宿
       の主人イ社長に興味を抱き、ユニョンは民宿の娘ジュウンから関心を寄せら
       れる。
       二人は群山の町を歩きながら、福岡の刑務所で亡くなった詩人・尹東柱
       (ユン・ドンジュ)について語り、様々な人と出会う。

        出演:パク・ヘイルムン・ソリチョン・ジニョンパク・ソダム、
           ハン・イェリイ・ミスク

2019年 <福岡> 制作、監督

       韓国で古書店を営む男性。彼は、三角関係が原因で縁を切った友人が日本の
       福岡で居酒屋を経営していると知った。常連客の女性と、福岡を訪ねる男。
       学生時代から20年、酒場で再会したふたりはよそよそしい。
       しかし、いつしかその過去と現在は繋がれていく。

        出演:クォン・ヘヒョユン・ジェムンパク・ソダム

        2019 ベルリン国際映画祭で上映


 疎外された者,異邦人,あるいはディアスポラ(Diaspora)としての朝鮮族の人生と
 アイデンティティを絶えず自覚して,自分だけのミニマル(最小)な外的,映画的ス
 タイルと,深くて明澄な内的作家主義を実現している私たちの時代の巨匠


[監督作品]
制作年作 品 名 【原 題 名】
2001
2003
2005
2007
2008
2008
2011
2013
2014
2015
2015
2016
2018
2019
11歳 [短編 15分]
唐詩
キムチを売る女 【マンジョン(芒種)】
境界
重慶
イリ
豆満江(トゥマンガン)
風景  [ドキュメンタリー]
慶州
同行 [短編 22分]
フィルム時代愛 
春の夢
群山:鵞鳥を咏う
福岡
[最終更新] 2018-08-22
 



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