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October 2002: RushLive Report

2002年10月 Rush 三昧の旅行記 Part 3

 
Part 2より続く
 
※このページで使用しているステージ画像は、9月23日 Los Angeles, CA 及び10月22日 Toronto, ON のオーディエンス・ショット・ヴィデオからキャプチャーしたものです
 
spacer Stage shot for The Pass
The Pass
 曲が終わっても興奮の冷めない観客に、Geddy は「最近演奏していなかったけど、僕の最も好きな曲を演奏します」といって 'The Pass' を紹介。これ、2000年に Seattle のラジオ番組で Matt Cameron と共に出演した時、「Presto で Favorite、ということでなく、今まで作った曲全部の中で Favorite なんだよ」とはっきり言っていたほどです。で、僕もこの曲は大好きです。Rush が作った楽曲の中でももっとも切ないものの一つではないでしょうか。特に「Christ what have you done?」の所!この曲はサビの部分を歌っているファンも多かったのですが、特にこの部分は中合唱(大合唱というほどでもないので‥‥)状態でした。なお、この曲ではバック・スクリーンにプロモ・ヴィデオを流していました。
 
Stage shot for Bravado
Bravado
Bravado その他のイメージ
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 そして、間髪を入れずに続くのが 'Bravado'。RTB を買った当初はそれほど気に入っていなかったのですが、だんだんじわじわと好きになり、今回のツアーで完璧に好きになりました。とにかく、Alex のギター・ソロに尽きるでしょう。実際に観て特に強く感じたことの一つが、Alex のギター・ソロが凄く映えるライティングになっているということ。観客も皆、引き込まれているようでした。なお、この曲も VT Tour で新しくお目見えしたヴィデオ付き。フェニックスのような黄金の鳥が飛んでいるイメージ・ヴィデオです。途中で出会う黄金の多面体はいったい何を象徴しているのでしょうか‥‥?
 
spacer Stage shot for The Big Money
The Big Money エンディング部での決めポーズ!
The Big Money その他のイメージ
 エンディングの力強いバトルが終わると 'The Big Money'。今回 Power Windows からの唯一の曲ですが、やはりこの時期のファンも多いでしょう、イントロで大歓声が上がりました。なお、曲の後半には幾重にも重ねられた数字や意味不明の文字がどんどん上にスクロールしているなか、ドル札(のような紙幣)が降ってくる、というイメージ映像が流れます。これもこのツアーで新たに作られたもので、証券取引場の電光掲示板などのイメージでしょうか。ちょっと安直なような気もしますが、Powerwindows の Eric はこの映像が大のお気に入りのようです (笑)。アメリカ人ってば(あ、偏見 (^_^;))。
 
ところで、「Horizon to Horizon Part 1」(ないしその raw source)を聴かれた方へ。この曲の途中、音が突然こもる部分があります。実はその時、係員に肩を叩かれたのです。すわ、録×がめっかったか!とあわててマ×ク付きの帽子を隠したのですが、実は席の確認だったのでした。僕らが到着したときこの場所は横に4つ席が空いていて、急いでいたためにあまり注意深く席を確認せずにその右2つに座ったのです。しかし、実際には4つの席のうち左2つが僕らの本当の席で、遅れてきた人たちが座るべき所に座ってしまっていたのです。それで、「僕らの席に人がいる」ということで、チケットを確認されたのでした。いや〜、あわてました (^_^;)。心臓がバクバクいっちゃいました。
 それと、次の 'The Trees' のイントロ部分で、非常に恥ずかしい会話が聴こえると思います。そう、その遅れてきた人に「ショウはどの曲でスタートしたの?」と質問されたのですが、僕は直前のことで非常に動揺していた上、実はネイティブと英語で会話するのはこの旅が初めてで、「start up with〜」の意味が全く理解できなかったのです。それで、隣の彼女に思いっきり訊いています (^_^;)。メイル等で英語での読み書きはそれなりにできると思うんですが、会話となると全く別の能力が必要になるんだということを実感したうえ、全世界の Rush ファンにその醜態を晒すことになってしまったのでした (爆)。
 
Stage shot for The Trees
The Trees
The Trees その他のイメージ
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 それはともかく、「〜turn to going to forest」と言って始まったのは 'The Trees'。9月のショウから 'Between Sun And Moon' に変わって演奏されるようになりました。ちなみに、この曲が演奏されるということは、続く曲は 'Freewill' で、2nd set 2曲目は 'Ghost Rider' ということになります。そういえば、この曲のイントロではまた Alex の発明品であるギター・スタンドを使って、アコースティック・ギターを弾いていました。T4E tour では PRS のピエゾ・ピックアップで完全に代用していたんですが、心境の変化でしょうか (いや、今回はギターを各曲で持ち替えていて、この曲でも PRS を使っていないからですね)。エンディング部には CP tour から流されるようになった、カナダでの森林伐採の映像が今回も使われていました。
 
spacer Stage shot for Freewill
Freewill
 'The Trees' には古手のファン(に見える人たち)が大喜びでしたが、'Freewill' はそれ以上に大受け。会場は大いに盛り上がり、これまた中合唱。しかし、この曲の中間部のハイ・トーンで歌う部分を聴くと、今回 Geddy がかなりのヴォーカル・トレーニングを行ってツアーに臨んだことが伺えます。この曲は CP Tour、T4E Tour 2nd leg でも演奏されていますが、この高音部は非常に苦しそうでした。それが、確かに最高に高くなるところをフェイクしてはいるものの、その他の部分は以前よりずっと声が出ています。また、以前のツアーでは終盤に喉の調子が良くなくなることがしばしばありましたが、今回は全くそういう感じは受けません。それどころか、よりのびのびと歌っているような感じ。ツアー中の喉の調子を保つためにさまざまな食事制限(ワイン制限 (笑))などをしていると語っていましたが、その成果がきっちり現れていると言えるでしょう。そしてまた、この曲の照明も美しい!画像でご覧頂けるとおり、バック(ホリゾント)に幕が垂らしてあって、そこに色照明と共に横皺の影を投影することで、ステージに立体感が出ています。これはこのツアーからの新機軸ですね。
 
Alex for Natural Science
Natural Science イントロで
Natural Science その他のイメージ
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 そして、1st set を締めくくるのは 'Natural Science'。T4E Tour で復活し、「久しぶりに演奏してみると楽しいんだよね」と語っていたため、今回も再演奏されているのでしょう。僕も大好きな曲なので、生で聴けるのは嬉しい!また、既にブートでも聴いていたものの、イントロのギターに一部のみ被せるベースがかっこいい!そしてこの部分は、これまでになくタメて演奏されていますね。スタジオ盤を改めて聴くとやたらと早いので驚きますが、このタメによってイントロのドラマチックさが加速されていると思います。残念ながら Center Bell の音響はあまり良いとは言えず、特に低音部は廻ってしまって音程が良くわからなかったのですが、それでも緊張感の持続する、あっという間の7分間でした。ちなみに演奏を観ていたので、後ろで流れている DNA 二重螺旋(spiral array)の CG 映像は余りよく覚えていませんでした (^_^;)。
 
と、こんな感じで第1部が終了。「どっかいっちゃわないでね」という Geddy の MC のあと、10秒ほど 'Natural Science' のアウトロの効果音が流れ、客電点灯。やっと一息です。
 

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