輝国山人の韓国映画
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曼陀羅

人間的な煩悩を抱えながらも仏教の真理を求めてさすらう修行僧と,呑んだくれの破戒僧の交流を描いて林權澤監督の名前が国際的になった作品

出家して6年がすぎた修道僧ポブン(法雲)は,仏身に帰依できないのを自分のせいだとして苛酷な苦行を続けるが,心の安定を得られない。

ある日,バスの中で会った中年の破戒僧チサン(知山)に惹かれたポブンは,彼と放浪生活を始める。

チサンは,かつて女子学生ハン・オクスンと関係を持ったことから破門となり,放浪しながら修行を続けていたのであった。

ちょっと見れば世俗にやつれた雑人のようでもあり,別の見方をすれば本当にあらゆるものから解脱した仏のようでもあるチサン。

ポブンは,チサンとの旅と彼の死を通し,世俗のあらゆる因縁が重ねてないことを確認する。

[制 作 年] 1981年 [韓国封切] 1981年9月12日 [観覧人員] 128,932人 1981年 第6位       (韓国映画データベース 年度別ボックスオフィス) [原 題] 曼陀羅 만다라 [英 語 題] A Buddhist ascetic Mandara [日本公開] 1992年1月18日 [原 作] キム・ソンドン(金聖東) [脚 色] イ・サンヒョン(李相[サンズイに玄]),ソン・ギルハン(宋吉漢) [監 督] イム・グォンテク [第76作] [助 監 督] カク・チギュン(郭志均),ユン・ジョンシク(尹正植),キム・テヒョン(金泰亨) [撮  影] チョン・イルソン(鄭一成) [照  明] チャ・ジョンナム(車政男) [音 楽] キム・ジョンギル(金正吉) [美 術] キム・ユジョン(金有峻) [監  修] ピョンサン(平常)師 [出 演] チョン・ムソン  → チサン(知山) キム・ビョンジン    アン・ソンギ   → ポブン(法雲)    パン・ヒ     → ハン・オクスン 浪人生    キ・ジョンス   → スグァン 僧侶    ユン・ヤンハ   → 住職僧    イム・オッキョン → ヨンジュ ポブン(法雲)の大学時代の恋人    パク・チョンジャ → ポブンの母    パク・アム    → 高僧 ケアムサ(開厳寺)    チェ・ソングァン →     キム・ウビン   →     イ・ジョンエ   → 隣のおばさん    ナ・ジョンオク  → 開眼供養で点睛を頼むムーダン(巫堂)    ソン・ミョンスン →     チョン・ジヒ   →     クク・チョンスク →     イ・ジャンミ   →     ナ・ガプソン   → トンジ検問所 職員    オ・ジュングン  →   (呉重根)    カン・ユイル   →     キム・ジョングン →       シン・ヤンギュン → ヘウォン僧侶 [受 賞] 1981 第20回 大鐘賞/監督賞,優秀作品賞,男優助演賞(チョン・ムソン)                 編集賞(イ・ドウォン),照明賞(チャ・ジョンナム)                 脚色賞(イ・サンヒョン,ソン・ギルハン)             新人賞(チョン・ムソン)    1981 第31回 ベルリン国際映画祭/本戦進出 審査員特別賞    1982 第18回 韓国演劇映画芸術賞/男子最優秀演技賞(アン・ソンギ)                       シナリオ賞                       技術賞(チョン・イルソン)    1981 第2回 韓国映画評論家協会賞/男性演技賞(チョン・ムソン),撮影賞 [時 間] 105分 [観覧基準] 18歳以上 観覧可   [制 作 者] パク・チョンチャン(朴宗燦) [制作会社] ファチョン(貨泉)公社 [ビ デ オ] 日本発売なし [レンタル] なし [H P]  [撮影場所]  [You Tube] https://www.youtube.com/watch?v=s9doxhggvx0(年齢確認あり) [Private ] 1999.04.01 シネラ       Jd-8Video        K-DVD【63】日本語字幕:イ・ヒラ                   坂野慎治(国立済州大学・通訳大学院副教授)             音声解説:イム・グォンテク監督,チョン・ソンイル(映画評論家/監督)       韓国映像資料院 イム・グォンテク監督 コレクション ボックスセット        往十里(ワンシムニ)(1976年)        族譜(1978年)        チャッコ(1980年)        曼陀羅(1981年) [お ま け] ・福岡市総合図書館 所蔵作品       ・韓国映画を代表する名優        安聖基(アン・ソンギ)監督 上演作品        (福岡市綜合図書館 映像ホール シネラ 1999年4月)      ・通常上映 韓国映画特集       図書館収蔵の80年代以降の韓国映画の特集 上演作品        (福岡市綜合図書館 映像ホール シネラ 2022年4月)


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