輝国山人の韓国映画
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馬鹿たちの行進

70年代の閉塞した時代背景を滑稽な若者たちを通じて逆説的に表現した記念碑的名作。いわゆる”馬鹿”シリーズの第1作となる。

Y大学校哲学科に通うキム・ビョンテ(ユン・ムンソプ)とカン・ヨンチョル(ハ・ジェヨン)は,グループミーティングを通じて同じ年頃のH大学校仏文科のオ・ヨンジャ(イ・ヨンオク),スンジャ(キム・ヨンスク)を知るようになるが、彼らは、ただ会って、なすすべもなく対話をするだけだ。

ピョンテは、ヨンジャに冗談のように結婚しようと話すが、ヨンジャは、哲学科出身は展望がないという言葉で彼の現実を指摘する。

その後にも、ピョンテとヨンジャはデートを楽しむが、ある日ヨンジャは、見合い男とまもなく結婚するかも知れないという話をして、今後会わないようにしようと通知する。

一方、いつも自転車に乗って行って、酒さえ飲めば鯨を探しに行くと言うヨンチョルは、スンジャが好きだが、スンジャは、言葉がどもり展望も見られず、軍入隊身体検査でも脱落したヨンチョルを拒否し、ヨンチョルはこれに絶望する。

前が見えない状態で、ピョンテとヨンチョルは海に行く。美しい鯨を捕まえに行くというヨンチョルは、海辺の絶壁まで自転車を走らせて広い海に飛び込む。

学校は無期限休講に突入し、空っぽの校庭をうろついてピョンテは苦しむ。

結局、ピョンテは入隊し、ピョンテに会わないというヨンジャは、駅にピョンテを見送りにくる。入営列車の車窓にぶらさがって、ピョンテとヨンジャはキスをする。

[制 作 年] 1975年 [韓国封切] 1975年5月31日 [観覧人員] 153,780人 [原 題] 馬鹿たちの行進 바보들의 행진 [英 語 題] The March of the Fools [ジャンル] ドラマ,コメディー,冒険,メロー [原 作] チェ・イノ(崔仁浩) [脚 本] チェ・イノ(崔仁浩) [監 督] ハ・ギルチョン(河吉鍾) [第3作] [助 監 督] パク・テヨン,キム・ソンウォン [撮 影] チョン・イルソン(鄭一成) [照  明] ソン・ヨンチョル [編  集] ヒョン・ドンチュン [音 楽] カン・グンシク [美 術] キム・ユジュン [出 演] ユン・ムンソプ  → キム・ビョンテ(金炳泰) Y大学校文理大学哲学科 성대(ソンギュングァン(成均館)大学校)    ハ・ジェヨン   → カン・ヨンチョル(康泳哲) Y大学校文理大学哲学科 중대(中央大学校)    イ・ヨンオク   → オ・ヨンジャ(呉英子) H(ハンソン)女子大学校仏文科 서울여대(ソウル女子大学校)    キム・ヨンスク  → カン・スンジャ(姜順子) H(ハンソン)女子大学校仏文科 숙대(スンミョン(淑明)女子大学校)    キム・サンベ   → 大学生 연대(ヨンセ(延世)大学校) [サウンドチーム]    チョン・セグン  → 大学生 외대(韓国外国語大学校)    パク・キュヒョン → 大学生 홍대    キム・イリョン  → 大学生 홍익대(ホンイク(弘益)大学校)    チョ・ビョングン → 大学生 연대(ヨンセ(延世)大学校)    パク・ノラン   → 大学生 고대(コリョ(高麗)大学校)    ユ・ミンジュ   → 大学生 서강대(ソガン(西江)大学校)    イ・ヘスン    → 大学生 이대(イファ(梨花)女子大学校)    特別出演     ハ・ミョンジュン → キルス    キム・ヒラ    → カン・ヨンチョルの父    イ・ギドン    → イ・ギドン カマギ(カラス)パブ社長 大酒飲み大会審査員    ムン・オジャン  → 警察    イ・イルウン   →     ユン・イルボン  → 判定官    パク・アム    → 哲学教授    チェ・ナミョン  → 神学教授    イ・チョル    → 巡査    イ・スンヒョン  → 新聞少年       チェ・ソク    → 軍医官       イ・ソック    → 衛生兵       ソン・ジョン   → 屋台主人 大学酒店       ヤン・グァンナム → 仏文学教授       パク・プヤン   → 防犯       パク・タル    → 防犯       キム・デヒョン  → 拘置所男       チェ・イノ    → チェ・イノ 大学院生 大酒飲み大会審査員  [原作、脚本]       ユン・イルジュ  → 巡査 白バイ       チュ・ソクヤン  → 教授       ノ・サガン    → 憲兵       シンガー       ソン・チャンシク       キム・サンベ [受 賞]  [時 間] 117分 [観覧基準] 18歳以上 観覧可   [制 作 者] パク・チョンチャン [制作会社] (株)ファチョン(貨泉)公社 [ビ デ オ] 日本発売なし [レンタル] なし [H P]  [撮影場所] プサン(釜山)広域市 ヘウンデ(海雲台)区 スヨン(水営) [挿 入 曲] 日が進むにつれて 歌:ソン・チャンシク(宋昌植)(作詞/作曲:キム・サンベ)      なぜ呼ぶ 歌:ソン・チャンシク(宋昌植)      鯨とり 歌:ソン・チャンシク(宋昌植) [You Tube] https://www.youtube.com/watch?v=4PvzT5WnNrA [Private ] 1999.09.16 シネラ(特集 ラブストーリーを君に)       K-DVD 韓国映画コレクション(2,000-2021/06/08) [お ま け] NAVER 영화       KMDb(韓国映画データベース)      Wikipedia      ・韓国映像資料院 84番目のデジタル上映版 作品      ・原作・脚本のチェ・イノ(崔仁浩)が実名で大酒飲み大会の審査員で出演している。    ・福岡市総合図書館 所蔵作品       ・アジアのニューウェイブ 第1期:韓国 上演作品        (福岡市綜合図書館 映像ホール シネラ 2025年12月)

 

 

                   <検閲台本>
                韓国映像資料院(ソウル)
                   2023.11.04 撮影


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