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軍用列車

キム・ジョミョン(金点用)とイ・ウォンジン(李源鎮)は,一緒に暮らしている友人だ。チョミョンは,列車を運転する機関士として軍用列車を走らせたい。

ウォンジンは,チョミョンの妹ヨンシムと結婚を考えている恋人の間柄だ。しかし,キーセン(妓生)であるヨンシムは,キーセン(妓生)の仕事をやめるためには,2000ウォンのお金を出さなければならない。

この時,スパイがウォンジンに接近し,2000ウォンのお金をやるから軍用列車に関する情報をくれと言う。ウォンジンは,スパイに情報を与えた後,良心の呵責を感じて友だちのチョミョンに事実を話す。

チョミョンは,軍用列車が爆発される前にいちはやく警察に申告し,官憲は,中国系スパイ一味を一網打尽に検挙する。

満州からチョミョンの上の兄イリョンが帰ってきて,チョミョンは,軍用列車の機関士になって北支(中国東北部)へ出発する。

ウォンジンは,チョミョンが運転する軍用列車に飛び込んで自殺し,チョミョンは,ウォンジンの死体の前で黙祷し,彼の遺書を発見して読む。チョンミョンが走らせる列車は,汽笛をならして力強く出発する。

[制 作 年] 1938年 [韓国封切] 1938年6月29日 [観覧人員]  [原 題] 軍用列車 군용열차 [英 語 題] Military Train [ジャンル] ドラマ,啓蒙,軍事 [原 作] イ・ギュファン(李圭煥) [脚 本] チョ・ヨンピル(趙英弼),菊池盛央 [脚 色] チョ・ヨンピル(趙英弼),菊池盛央、イ・ギュファン(李圭煥) [監 督] ソ・グァンジェ(徐光霽) [第 作] [助 監 督] 佐藤武、イム・ユ,ミン・ジョンシク [撮  影] ヤン・セウン(梁世雄) [照  明] チェ・ジン(崔進) [音 楽] 伊藤昇 [美 術] 東寶映画株式会社 美術部 [武 術]  [演  奏] P.C.L管弦楽団 [解  説] 松井翠声 [出 演] ムン・イェボン  →  キム・ヨンシム(金玲心) チョミョンの妹 キーセン(妓生)       ワン・ピョン   →  キム・ジョミョン(金点用) 機関士 朝鮮鉄道       小林重四郎    →  機関区長       佐々木信子    →  チョン・スニ(鄭順姫) 食堂車ガール       トク・ウンギ   →  イ・ウォンジン(李源鎮) チョミョンの親友 金属工場 職工       キム・ハン    →  チェ・チョル(崔普j チョミョンの同僚 機関助手 朝鮮鉄道       ムン・ドンイル  →  スパイ「蒋」        キム・ジナム   →  キム・イリョン(金一用) チョミョンの長兄       キル・ヨンヒ   →  下宿の女将        パク・ムミョン  →  パク・スヨン(朴秀英)        キム・チョブ   →  パクの友人        イ・インスン   →  ムン・オッキョン(文玉敬)        字幕外       イ・チェジョン  →  キム・ヨンシム(金玲心)の養母        チェ・スルレ   →  チョニ         イ・チュンジョン →        [受 賞]  [映 画 祭] 2016.2.3〜3.6        日韓国交正常化50周年記念 韓国映画1934-1959 創造と開化  福岡市総合図書館 映像ホール シネラ で上映 [時 間] モノクロ 67分 日本語字幕外付き [観覧基準]  [制 作 者] ホン・チャン(洪燦),谷口千吉(東寶 企画課長) [制作会社] ソンボン(聖峰)映画園 [合  作] 東寶映画株式会社 [制 作 費]  [D V D] 日本発売なし [レンタル]  [撮影場所]  [M-Video]  [You Tube] https://www.youtube.com/watch?v=b9tPyRlAj0E [Private ] K-DVD【72】       韓国映像資料院 発掘された過去 2 1930年代朝鮮映画集        <軍用列車>映画資料集        ・コスフィルモファンド(GOSFILMOFOND) 発掘映像         <国旗の下で私は死ぬ(I Will Die Under My Flag)>        ・映画場面集       韓国映像資料院 発掘された過去 2 1930年代朝鮮映画集(韓国語・英語字幕)        ・迷夢(ミモン) [別名:死の子守歌](1936年)        ・軍用列車(1938年)        ・漁火(1939年) [お ま け] ◎ この映画<軍用列車>については、次の書籍に詳細に解説されている。         植民地朝鮮の映画界と日本人          田中則広[著]          新幹社 3,500円+税 2023年         ・軍国主義の時流に便乗した戦争協力映画であった。         ・朝鮮総督府と朝鮮軍司令部の推薦で、朝鮮のみならず、日本の一流劇場でも          同時に封切られた。


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