輝国山人の韓国映画
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漁火

続く不漁で苦境に陥っている漁夫キム・チュンサムは,守銭奴であるチャン・ヨンウン主事の借金督促のせいで,娘のキム・インスンの引き止めにもかかわらず,魚を釣りにでかけて不帰の客になってしまう。

チャン主事は,借金の代わりにチュンサムの娘インスンを妾として連れていこうとする。

一方,インスンは,チェ・チョンソクと愛する間柄だが,ソウルで生活しているユン・オップンの上京勧誘で悩んでいる。

チャン主事の息子チャン・チョルスは,インスンに陰険な心を抱いており,インスンは,父の借金返済のため,職場を探しにチョルスについてソウルに上京する。

インスンは,チョルスから純潔を奪われて苦しんでいる間,オップンの助けを受けて住みかを移すが,職場を探すことができず,オップンの荷物になる自分の処遇に悲観したあげくキーセン(妓生)になる。

結局,インスンは,自殺を企てるが,一命を救われてチョンソクと共に故郷へ戻り,新しい人生を始める。

[制 作 年] 1939年 [韓国封切] 1939年00月00日 [観覧人員]  [原 題] 漁火 어화 [英 語 題] Fisherman's Fire [ジャンル] ドラマ [監  修] 島津保次郎(松竹) [原 作] ソ・ビョンガク(徐丙珏) [脚 色] ソ・ビョンガク(徐丙珏) [監 督] アン・チョリョン(安哲永) [第 作] [助 監 督] チョン・スッキ(田淑禧) 朝鮮映画初の女性助監督 [撮  影] イ・ビョンモク(李丙穆) [照  明] チェ・ジン [編  集] 吉村公三郎 [音 楽] 堀内敬三 [美 術] イ・チャンヨン(李燦永) [武 術]  [演  奏] 松竹大船管弦楽団 [後  援] 松竹キネマ [出 演] ユン・ブギャン   →  キム・チュンサム(金春三) インスンの父        ケ・ソンノ     →  妻 インスンの母        パク・ノギョン   →  キム・インスン(金仁順) ウォルヒャン(月香) チュンサムの娘       イ・ヒョン     →  マンス(萬壽) インスンの白痴の弟        ナ・ウン      →  チャン・ヨンウン(張龍雲) 網元/チャン・チョルス(張哲洙) ヨンウンの息子 (一人二役)        パク・ハク     →  チェ・チョンソク(崔天錫) インスンの恋人        チョン・ヒョボン  →  ユン・オップン(尹玉粉) バスの車掌        チャン・ウォロ   →  オ・ヨンテク(呉榮澤)        キム・ノムク    →  医師        キム・ボンイク   →  漁夫A        パク・チョンギョン →     [受 賞]  [映 画 祭] 2016.2.3〜3.6        日韓国交正常化50周年記念 韓国映画1934-1959 創造と開化  福岡市総合図書館 映像ホール シネラ で上映 [時 間] 52分 [観覧基準]  [制 作 者] アン・チョリョン(安哲永) [制作会社] 松竹、クックァン(極光)映画制作所 [制 作 費]  [D V D] 日本発売なし [レンタル]  [撮影場所]  [M-Video]  [You Tube] https://www.youtube.com/watch?v=0KZZN69NvS8 [Private ] K-DVD【72】       韓国映像資料院 発掘された過去 2 1930年代朝鮮映画集(韓国語・英語字幕)        ・迷夢(ミモン) [別名:死の子守歌](1936年)        ・軍用列車(1938年)        ・漁火(1939年) [お ま け] ◎ この映画<漁火>については、次の書籍に詳細に解説されている。         植民地朝鮮の映画界と日本人          田中則広[著]          新幹社 3,500円+税 2023年


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