輝国山人の韓国映画
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半島の春

イ・ヨンイル(キム・イルヘ)が,映画<春香伝(チュニャンジョン)>を作っている間に,友だちの妹であり,映画俳優志望生であるキム・ジョンヒ(キム・ソヨン)が訪ねてくる。ヨンイルは,映画にふさわしい理由がなく,チョンヒをレコード会社に紹介してあげる。

<春香伝>の女主人公アンナ(ペク・ラン)は,ヨンイルに好感を見せるが,本来ヨンイルは,彼女に関心がなく,アンナの恋人であるレコード会社の文藝部長ハン・ゲス(キム・ハン)がチョンヒに関心を見せる。

一方,ヨンイルと一緒に映画<春香伝>を撮影した監督ホ・フン(ソ・ウォリョン)は,アンナがもめ事を起こすとすぐに,争いのはてに彼女を放り出して,代わりにチョンヒをチュニャン(春香)に起用する。

チョンヒの投入で撮影が順調に進行した頃,ヨンイルとホ・フンは,制作費不足で困難を体験することになり,ヨンイルは,公金に手をつけて監獄に捕らえられる。チョンヒは,ヨンイルの面会に行くが,会えない。ヨンイルがアンナの助けですでに解放されていたためだ。

収監生活で心身が虚弱になったヨンイルは,アンナの手厚い看護を受けて,健康を回復する。その間に映画関係者の意気投合でパンド(半島)映画株式会社が設立されて,会社の強固な支援で<春香伝>が完成し大成功をおさめる。

<春香伝>の封切りを祝うためにヨンイルが帰ってくるが,内心ヨンイルの行方を心配したチョンヒは,彼のそばに出て行かずに,薄情がって倒れる。

チョンヒは,それからはヨンイルに対する誤解を解いて,二人は同僚の見送りを受けて日本映画界の視察のために汽車に身を乗せる。

[制 作 年] 1941年 [韓国封切] 1941年月日 [観覧人員]  [原 題] 半島の春 반도의 봄 [英 語 題] Spring of Korean Peninsula [ジャンル] ドラマ [原 作] キム・ソンミン(金聖a) 日本語小説「半島の芸術家たち」 [脚 本] ハム・ギョンホ(イ・ビョンイル(李炳逸)) [脚 色] ハム・ウンホ(咸慶鎬) [監 督] イ・ビョンイル(李炳逸) [助 監 督] イム・ユ(林唯) [撮  影] ヤン・セウン(梁世雄) [照  明] キム・ソンチュン(金聖春) [音 楽] 伊藤宣二(いとう・せんじ)       キム・ジュニョン(金駿泳)       パク・ヨングン(朴榮根) [演  奏] 東京管弦楽団 [主 題 歌] 太平レコード [美 術] ユン・サンリョル(尹相烈) [武 術]  [出 演] キム・イルヘ    → イ・ヨンイル(李英一) 脚本 東亜レコード 会社員        キム・ソヨン    → キム・ジョンヒ(金貞喜)       ソ・ウォリョン   → ホ・フン(許壎) 映画監督        ペク・ラン     → アンナ(安羅) 女優       キム・ハン     → ハン・ゲス(韓啓洙) 東亜レコード 文藝部長       ポク・ヘスク    → モ・ギョンスク(毛敬淑) 東亜レコード       イ・グムニョン   → 映画会社々長 パン・チャンシク(方昌植) 半島映画株式会社        チェ・ナミョン   → 作曲家        森達三       → キム・チャンス(金昌洙)       ヒョン・ジソプ   → 司法主任        ソン・イルビョン  → 新聞社々長        チョン・ドチョン  → 家主        イ・ジェホ     → 連歌師        カン・ジョンエ   → 下宿老婆        映画<チュニャンジョン(春香伝)>の登場人物       キム・ソヨン    → チュニャン(春香)       クォン・ヨンパル  → モンニョン(夢龍)        ユン・ジョンナン  → ヒャンダン(香丹)       チョン・テギ    → パンジャ(房子)       特別出演       シヌン(新興)楽劇団 [受 賞]  [映 画 祭] 2016.2.3〜3.6        日韓国交正常化50周年記念 韓国映画1934-1959 創造と開化  福岡市総合図書館 映像ホール シネラ で上映 [時 間] 84分 [観覧基準]  [制 作 者] イ・ビョンイル [制作会社] ミョンボ(明宝)映画撮影所 [制 作 費]  [D V D] 日本発売なし [レンタル]  [H P]  [撮影場所]  [M-Video]  [You Tube] https://www.youtube.com/watch?v=T0MiZnCvb7s [Private ] なし [お ま け] ・韓国映像資料院「韓国映画100選」作品(2013年)


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