輝国山人の韓国映画海にかかる霧海霧

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海にかかる霧　　　　ＤＶＤ発売

海霧で覆いかぶされた漁船という制限された空間でそれぞれ違う欲望が衝突して繰り広げられる強烈なドラマ

▼一時は，ヨス（麗水）の海を牛耳ったチョンジン号は，もはや満船の収穫をおさめることができなくなり，減隻事業の対象になる。

▼船を失う危機に陥った船長カン・チョルジュは，最後の機会だと考えて，船員たちと共に古い漁船チョンジン号に身をのせる。

▼船長を筆頭に，船に隠れて暮らす人夫は多く，訳ありの機関長ワノ，船長の命令に黙黙と従う行動派甲板長ホヨン，お金が世の中で最高という性格のキョング，いつでもどこでも欲求に忠実な船員チャンウク，まだ船仕事を始めたばかりの素朴な末っ子船員トンシクまで，６人の船員は，満船の夢を抱いて出港を始める。

▼しかし，茫茫たる大海の上で，彼らが積み出すことになったのは，魚ではなく，人であった。船長チョルジュは，生活の基盤である船を守るために，船員に密航を助けることを提案する。

▼命をかけて海を渡ってきた数多くの密航者，そして運命の一つの船に乗ることになった６人の船員。その中で，一寸先もわからない海霧が集まって，彼らは手のほどこしようもない事件に巻き込まれることになる。

[制作年]　２０１４年 [韓国封切]　２０１４年８月１３日 [観覧人員]　1,474,981人　2014年第21位　　　　　　（韓国映画データベース　年度別ボックスオフィス） [日本公開]　２０１５年４月２４日（先行公開１７日） [原題]　海霧　해무 [英語題]　 [ジャンル]　ドラマ，スリラー [原作]　キム・ミンジョンの戯曲「海霧」　　　　　　原作演劇：劇団ヨヌムデ（演友舞台） [脚本]　シム・ソンボ，ポン・ジュノ [監督]　シム・ソンボ　[第１作] [助監督]　 [撮　　影]　ホン・ギョンピョ [照　　明]　キム・チャンホ [音楽]　チョン・ジェイル [美術]　イ・ハジュン（想像工作所) [武術]　チョン・ドゥホン（ソウルアクションスクール) 　　　　　　チョン・ドンヒョク（ソウルアクションスクール) [出演]　キム・ユンソク　　　→　カン・チョルジュ　船長　　　　　　パク・ユチョン　　　→　トンシク　船員　　　　　　ハン・イェリ　　　　→　ホンメ　朝鮮族密航者　　　　　　ムン・ソングン　　　→　ワノ　機関長　　　　　　キム・サンホ　　　　→　ホヨン　甲板長　　　　　　ユ・スンモク　　　　→　キョング　船員　　　　　　イ・ヒジュン　　　　→　チャンウク　船員　　　　　　特別出演　　　　　　ユン・ジェムン　　　→　キム係長　指導船　　　　　　チョ・ドクチェ　　　→　ヨ・サング　代表理事密航ブローカー　　　　　　チョ・ギョンスク　　→　ユルリョ　朝鮮族密航者　　　　　　チョン・インギ　　　→　オナム　朝鮮族密航者小学校教師　　　　　　キム・ヨンウン　　　→　キルス　朝鮮族密航者　　　　　　キ・ジュボン　　　　→　船主　　　　　　イェ・スジョン　　　→　トンシクの祖母　　　　　　クォン・ビョンギル　→　ノ刑事　[編集でCut] 　　　　　　ヨム・ヘラン　　　　→　船主夫人　　　　　　パク・ムヨン　　　　→　カン船長夫人　刺身店　　　　　　イ・ドンヨン　　　　→　不倫男　　　　　　ユン・スンフン　　　→　海洋警察　　　　　　キム・ボジョン　　　→　キョングチケットガール　　　　　　ユン・ガヒョン　　　→　麺類屋女主人　延吉（ヨンギル）飯店　　　　　　キム・イクテ　　　　→　水産協同組合銀行員　　　　　　ヨンゴン　　　　　　→　サドゥ　　　　　　チョン・デヨン　　　→　朝鮮族１　　　　　　キム・ハンジュン　　→　朝鮮族２　　　　　　キム・ウォンジン　　→　朝鮮族３　　　　　　ソン・ヨンファン　　→　朝鮮族４　　　　　　ホン・ジュンピョ　　→　朝鮮族５　　　　　　ソン・チョルミン　　→　朝鮮族６　　　　　　イ・ソク　　　　　　→　朝鮮族７　　　　　　キム・サンギュン　　→　朝鮮族８　　　　　　イ・スンテク　　　　→　朝鮮族９　　　　　　ク・ボムモ　　　　　→　朝鮮族10 　　　　　　パク・チソン　　　　→　朝鮮族11 　　　　　　イ・ジュハン　　　　→　朝鮮族12 　　　　　　チョン・ヨンフン　　→　朝鮮族13 　　　　　　オ・スンフン　　　　→　朝鮮族14 　　　　　　ユン・ジミョン　　　→　朝鮮族15 　　　　　　ソ・スフン　　　　　→　朝鮮族16 　　　　　　チョン・ヒョングク　→　朝鮮族17 　　　　　　チェ・ウヨン　　　　→　朝鮮族18 　　　　　　シン・ジェヒョン　　→　朝鮮族19 　　　　　　パク・ノミン　　　　→　朝鮮族20 　　　　　　キム・ギテ　　　　　→　朝鮮族21 　　　　　　ムン・サングン　　　→　朝鮮族22 　　　　　　イ・ジェソン　　　　→　朝鮮族23 　　　　　　チョン・ソンギョ　　→　朝鮮族24 　　　　　　キム・チャンヒョク　→　朝鮮族25 　　　　　　パク・チョソン　　　→　朝鮮族26 　　　　　　シン・アンジン　　　→　労働者什長（１０人の頭）　　　　　　キム・ヒョンソク　　→　労働者キム氏　　　　　　イ・サンフィ　　　　→　指導船指導員１　　　　　　ペク・イングォン　　→　指導船指導員２　　　　　　キム・テヨプ　　　　→　若い刑事１　[編集でCut] 　　　　　　ホ・ソンテ　　　　　→　若い刑事２　[編集でCut] 　　　　　　パク・ウォニ　　　　→　若い刑事３　[編集でCut] 　　　　　　チェ・ホスン　　　　→　トンシク代役　　　　　　チョン・デウォン　　→　船主の店職員　　　　　　ユン・ヨハク　　　　→　中国船員１　　　　　　チョ・ヒョンネ　　　→　中国船員２　　　　　　キム・ホヨン　　　　→　警察幹部　警察署長　[編集でCut] 　　　　　　キム・テヨプ　　　　→　水産協同組合職員１　　　　　　リュ・ミヨン　　　　→　タバン（喫茶店）ホステス　　　　　　チョ・ユイ　　　　　→　ホンメの娘　　　　　　チョ・ジェイホン　　→　ホンメの息子　　　　　　チェ・グィファ　　　→　他の船長の声　　　　　　チョ・ミンジ　　　　→　ニュースアナウンサーの声　　　　　　イ・デジン　　　　　→　イ・デジン投手（映像物：ＴＶ) 　　　　　　アクションチーム　　　　　　チ・サンミン　　　　　イ・ゴング [受賞]　2014 第51回大鐘賞映画祭／新人男優賞（パク・ユチョン）　　　　　　2014 第35回青龍映画賞／新人男優賞（パク・ユチョン），美術賞（イ・ハジュン）　　　　　　2014 第34回韓国映画評論家協会賞／男子新人賞（パク・ユチョン）　　　　　　2014 第15回釜山映画評論家協会賞／新人監督賞，新人男優賞（パク・ユチョン）　　　　　　2014 第１回韓国映画制作家協会賞／撮影賞（ホン・ギョンピョ）　　　　　　2014 美しい芸術人賞／新人芸術賞　　　　　　2014 ハワイ国際映画祭／新人監督賞　　　　　　2015 第51回百想芸術大賞／男子新人演技賞（パク・ユチョン）　　　　　　2015 第35回黄金撮影賞授賞式／撮影賞金賞（ホン・ギョンピョ）　　　　　　2015 第６回今年の映画賞／新人男優賞（パク・ユチョン） [映画祭]　2014 釜山国際映画祭出品　　　　　　2014 ポルト国際映画祭出品　　　　　　2014 サンセバスチャン国際映画祭出品　　　　　　2015 アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品 [時間]　１１０分 [観覧基準]　青少年観覧不可 [制作者]　チョ・ヌンヨン，キム・テワン，ポン・ジュノ [共同制作]　ユ・インス [制作会社]　株式会社海霧 [共同制作] （株）イズピクチャーズ，（株）オフスクリーン　　　　　　（株）ジュライフィルム，（株）ルイスピクチャーズ [制作費]　 [ＤＶＤ]　販売元：ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント　　　　　　　　　　（Blu-ray 8,790円＋税　DVD 7,790円＋税ほか）2015/10/7発売 [レンタル]　 [ＨＰ]　http://www.haemoo.co.kr/（韓国）　　　　　　http://www.umikiri-movie.com/（日本） [撮影場所]　マサン（馬山）港第２埠頭　　　　　　マサン（馬山）地方海洋港湾庁　　　　　　チャンウォン（昌原）施設管理公団クルーズターミナル　　　　　　チャンウォン（昌原）市　　　　　　コジェ（巨済）島チャンスンポ（長承浦）港　　　　　　慶尚南道港湾管理事業所　　　　　　ヨス（麗水）トルサン港　　　　　　ヨス（麗水）水産業協同組合　　　　　　タワー貿易ヨス（麗水）支店　　　　　　ＬＨ住宅公社キムポ（金浦）ハンガン（漢江）新都市事業団　　　　　　インチョン（仁川）海洋警察署　　　　　　カリボン（加里峰）の通り　　　　　　中国同胞タウン新聞　　　　　　ユン水産　　　　　　ファンホジャン　　　　　　タウムセデ（次世代）財団ユースボイスラボ（Youth Voice Lab） [Ｍ-Video]　 [Private ]　J-Blu-ray（9,493）【71】2015/8/15 　　　　　　J-Blu-ray-Rec（風船ガム１～５）翻訳者：小寺由香 [おまけ]　・映画の最後に流れるクレジットに，慶尚南道の「コジェ（巨済）島チャンスンポ（長承浦）港」が，　　　　　　　撮影地としてあがっていますが，チャンスンポ（長承浦）港の近くにある＜フニマクソロフェチ　　　　　　　プ（훈이 막썰어 횟집）＞という刺身屋の店先に下のような写真が６枚貼ってありました。　　　　　　・２枚目は，制作・脚本のポン・ジュノ監督とおそらく店の主人，３枚目は，主演のパク・ユチョン　　　　　　　と店の主人と思われます。　　　　　　・きっと，撮影後，ここで食事をしたのでしょう。　　　　　　・ネットで調べてみると，「フニ」というのは，この店の社長さんの名前だそうで，なんと，　　　　　　　パク・ユチョンの従兄なのだそうです。　　　　　　・「マクソロ（막썰어）」は，韓国人の友だちに聞くと，「（刺身を）きれいに切らず，いいかげん　　　　　　　に適当に切る」というような意味なのだそうで，店の名前は，「フンのいいかげんに切って出す刺　　　　　　　身屋」というところでしょうか。（2016.05.06）

＜フニマクソロ＞という刺身屋の店先

　　

＜海にかかる霧＞のポスター

　　

ポン・ジュノ監督とおそらく店の主人

　　

パク・ユチョンと店の主人

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