輝国山人の韓国映画
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馬鹿宣言

女子大生風の娼婦ヘヨン(慧英)にまとわりつく足の不自由なトンチョル(東哲)と自動車整備工のユントク(六徳)という二人の男を即興的に演出し,韓国社会の閉塞的な状況を戯曲化した作品。
物語性を排し,前衛的な手法を駆使している。

足が不自由な青年トンチョルは,幼い頃から社会から疎外されて育ってきた。ぼろ外套(がいとう),もの乞い,スリなど,社会底辺の暗い生活にすっかり慣れてしまっている。

ある日,トンチョルは,美しい女子大生ヘヨンの後を追って自動車整備工のユントクと出会う。ユントクは,性分は優しいけれど,頭が少々足りなくて,いつも失敗ばかり繰り返して蚊帳の外におかれている男。

二人は,女子大生ヘヨンに魅惑され,乗っとる計画をたてて彼女の後を熱心に追うけれど,こざかしいヘヨンに恥ばかりかかされてしまう。

しかし,実のところヘヨンは,女子大生ではなく売春婦だった。虚栄心に浮き立ったヘヨンは,金持ちの女子大生に変身して,通りをうろつく可愛い小悪魔だった。

[制 作 年] 1983年 [韓国封切] 1984年3月1日 [観覧人員] 106,423人 1984年 第6位       (韓国映画データベース 年度別ボックスオフィス) [原 題] 馬鹿宣言 바보선언 [英 語 題] Declaration of Fool       Declaration of Idiot [ジャンル] ドラマ,社会物,傾向劇 [原 作] イ・ドンチョル(李東哲) [脚 本] ユン・シモン [監 督] イ・ジャンホ [第10作] [助 監 督] チャン・ヨンイル [撮 影] ソ・ジョンミン [照  明] キム・ガンイル [音 楽] イ・ジョング [出 演] イ・ボヒ      → ヘヨン(慧英) 女子大生風の娼婦    キム・ミョンゴン  → トンチョル(東哲)    イ・ヒソン     → ユントク(六徳) 自動車整備工       キム・ヤンヒ    →        イ・センムル    → 子供    チョン・スク    →     キム・ジヨン    → ポジュ(抱主=女郎屋の主人)    イ・ソック     →     カン・ヒジュ    →     ナム・ポドン    → 私娼街ヤクザ    キム・スギョン   →     キル・ダロ     →     チェ・ソク     →     ヤン・ソンウォン  →     チョン・ヨングク  →     イ・ナンシル    →     カン・ジェイル   →     ソ・ジョンスク   →     パク・チニ     →     ムン・チョルジェ  →     キム・ソンミ    →     ヤン・ヒョンホ   →     カン・ヒジュ    →     キム・ギョンラン  → 振りつけ       特別出演    イ・ジェヒョン   →      [イ・ジャンホ監督の父]    チェ・ビョンチョル →     ユ・ヨングク    →        イ・ジャンホ    → 映画監督 [この映画の監督] [受 賞] 1983 第22回 大鐘賞映画祭 音楽賞(イ・ジョング)                    特別賞音響効果部門(キム・ギョンイル)      1984 第4回 韓国映画評論家協会賞 新人賞(イ・ボヒ)       1984 第20回 百想芸術大賞 映画部門 女子新人演技賞(イ・ボヒ)      1984 第19回 シカゴ国際映画祭 OUTSTANDING OF MERIT賞      1984 アジア太平洋映画祭 審査委員特別賞       1984 撮影技術賞(現:黄金撮影賞授賞式) 奨励賞(撮影賞 銅賞)       1988 第38回 ベルリン国際映画祭 ヤングインターナショナルフォルム部門/ZITTY賞 [時 間] 97分 [観覧基準] 18歳以上 観覧可   [制 作 者] パク・チョンチャン [制作会社] (株)ファチョン(貨泉)公社 [ビ デ オ] 日本発売なし [レンタル] なし [H P]  [撮影場所] 忠清南道 テアン(泰安)郡 ヨンポ(恋浦)海水浴場       ヨイド(汝矣島)国会議事堂 [You Tube] https://www.youtube.com/watch?v=K4djhhewVJg [Private ] K-DVD 【58】韓国映画 マスターピースコレクション [お ま け] ・福岡市総合図書館 所蔵作品       ・この映画は,すべての映画的慣習を破壊して,社会を批判するブラックコメディ        として,当時の大学生の間で大きな話題になったが,イ・ジャンホ監督は,当代        の政権から問題人物という烙印を押され,映画演出ができなくなってしまった。       ・そこで,この時期,イ・ジャンホ監督は,生計のために文化映画を制作すること        もしたそうだ。


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