輝国山人の韓国映画
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▼妻に離婚され,時間講師の職まで失ったホジュン。絡まるばかりの人生は,すべて世の中のせいにして,ワンルームに閉じこもったまま一人で暮らしている。彼を訪ねるのは,間違い電話やセールスマンがすべて。
▼そんなある日,ホジュンは,ドアの取っ手が壊れて,浴室に閉じ込められてしまう。いくら揺さぶっても,たたいても,ドアはまったく開きそうにない。裸のまま救助を待ったホジュンは,結局,寒さとストレスで失神直前に達する。
▼助けて,助けて。ホジュンのうめき声は,おりしも玄関のチャイムを押した訪問伝道青年ケサンの耳に聞こえる。ドアの取っ手を壊してホジュンを救出したケサン。目覚めたホジュンは,疑わしくケサンをながめながら,やつれた反応を見せる。ケサンは,そんな彼にいつものように明るい微笑で答える。
▼ケサンは,自分のせいでドアの取っ手が壊れたといって,次の日に修理のためにホジュンの家を訪問する。世間万事に不平を言いながら攻撃的に対応するホジュンだが,この特別な「訪問者」ケサンにだけは,窮屈な態度を和らげるほかはない。
▼酒場,映画館,カラオケなど,ホジュンがいつも一人で行った所にケサンを連れていくようになるが,似たところが一つもない二人の男は,ふらつくのが常だ。同窓生,映画館員,タクシー相乗客など,世の中の気にくわない野郎や事件だらけで,ホジュンは,行く所ごとにもんちゃくを起こす。ケサンは,そんな彼をやめさせるのに忙しい。
▼そんな時間を送りながら,自分の話を一つずつ取り出しながら,お互いを知り合っていく二人。ホジュンは,いつも微笑で世の中に対しているケサンの内心が,実際はつらくて暗いということを知るようになる。人生の重要な瞬間ごとに,神と信仰に伴う選択をしながら,普通の人々から遠ざかってきたことも。また,ケサンもホジュンの心を推し量るようになる。シニカルで不満いっぱいの今の姿は,むしろ人に対する信頼と希望を捨てることができなくて受けた傷のせいであることを。
▼あたかも訪問者のように,世の中と人生のドアの外に立ったまま,中に足を踏み出せなかったホジュンとケサン。思いがけない訪問者に会って,心の扉を開くようになった彼らは,世の中に向けて堅く閉じていた心の扉もあけてみようとする。不満屋男の前に現れた正しい生活微笑青年。彼らの怪しい友情が始まる。
世の中を訪問者のように生きてきた二人の男が,お互いを通して
自分の人生において主人に変わっていく話
[制 作 年] 2005年 [韓国封切] 2006年11月15日 [観覧人員] 3,201人(ソウル封切館基準) [原 題] 訪問者 방문자 [日 本 題] 訪問者 [日本公開] [英 語 題] Host & Guest [ジャンル] ドラマ [原 作] [Producer] イム・チェチョル、シン・ドンイル [脚 本] シン・ドンイル,ホ・ゴン [脚 色] ホ・ゴン、シン・ドンイル [監 督] シン・ドンイル [第1作] [助 監 督] ユン・テリョン、ユ・ヨンソク、ソン・ミニョン [撮 影] パク・チュハン [照 明] キム・ユニョン [編 集] ムン・インデ、キム・ミジュ (Movie All) [音 楽] [美 術] チョン・ヒョヨン [武 術] [出 演] キム・ジェロク → ホジュン 主人 カン・ジファン → イ・ゲサン 訪問者 伝道青年 イ・ドンギュ → トンギュ ケサンの同僚伝道青年 ユン・ヘジン → ミネ デルヘル嬢 キム・テユン → コン ホジュンの娘 チェ・ヒョン → ケサンの母 オ・ヒョンジン → ホジュンの前妻 キム・ジョンホ → 中年紳士 [制作協力] キム・チャヨン → スーパーおばさん チョン・ダウン → 映画館女性職員 シン・ジェソン → 裁判長 ユ・ダヨン → カラオケマダム シン・ビア → 女の子 キム・サンヒ → セクシー女 ソ・スンオ → 引越荷物作業員 ユン・ヒソン → 引越荷物作業員 ソン・ヒョンチャン → 引越荷物作業員 キム・サンワン → 面会室刑務官 ユン・テリョン → カラオケコンパニオン ソン・ミニョン → クイチプ従業員 ソン・ギョソプ → 法廷傍聴客 キム・ソン → 法廷傍聴客 オ・ドンジュン → 法廷傍聴客 クォン・ソンモ → 法廷傍聴客 オム・ギフン → 法廷傍聴客 チャン・ジョンミン → 法廷傍聴客 キム・ソニョン → 法廷傍聴客 パク・キュ → 法廷傍聴客 ソン・グノ → 法廷傍聴客 ホン・ファンピョ → 法廷傍聴客 イ・ジョンイン → 法廷傍聴客 友情出演 オ・チャンギョン → 中古車ディーラー ウ・ギホン → タクシー運転手 チョン・ジュファン → 映画館マネジャー チェ・ホジュン → 労働者 チャン・セバスチャン → 外国人 イ・ドンジュ → ホジュンの同窓たち ノ・ヒョンギ → ホジュンの同窓たち シン・スンホ → 法廷傍聴客/ホジュンの同窓たち キム・ソンス → ホジュンの同窓たち パク・ピョンテク → ホジュンの同窓たち イ・ギョンハン → ホジュンの同窓たち [受 賞] 2006 第32回 シアトル国際映画祭 新人監督競争部門 審査委員大賞 (Best New Director- Grand Jury Prize) [映 画 祭] [時 間] 91分 [観覧基準] 15歳以上 観覧可 [制 作 者] イ・スンジェ [制作会社] エルジェイ(LJ)フィルム(株)、(株)プライムエンターテインメント [制 作 費] [D V D] ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント(DVD 4,935円)2009/12/2発売 [レンタル] [H P] 終了(韓国) [撮影場所] カンナム(江南)自動車売買団地 キムパプ(のり巻き)天国シルリム(新林)店 ナムヤンジュ(南楊州)郡ソウル総合撮影所 マポ(麻浦)ワン(王)ソグムクィ(塩焼き) ポラメ公園 [挿 入 曲] 風だけが分かる返事 原曲:Bob Dylan'Blowin In The Wind'
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MBC創作童謡祭 入賞曲 熊が三匹
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