輝国山人の韓国映画
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クワイエット・ファミリー DVD発売
意外な連続殺人を体験する6人の家族を描いたコミック残酷劇。
▼商売など一度もしたことがないカン一家は,父(パク・イナン)が整理解雇されたために,ソウルからそんなに遠くない閑静な所でアンゲ(霧)山荘を運営するようになる。
▼さて,開業して何日かが過ぎてもお客さんが全くないので, 家族らは,気が気でない。末娘のミナ(コ・ホギョン)は,山荘の近くで会ったおかしな老婆の不吉な話に心が落ち着かない。
▼2週間たって,やっと山荘に孤独な男(キ・ジュボン)が初めての客として訪ねてくる。家族らは,興奮した余り,ハプニングに近い親切攻勢を繰り広げるが,翌日,客は,鍵が胸に刺さった死体で発見される。カン夫婦は,客の財布がなくなってるので,非行歴のある長男ヨンミン(ソン・ガンホ)がやったと考えて,死体をこっそり山に埋葬する。
▼そして,2番目にやってきた男女のカップルも,また薬を飲んで心中してしまい,家族たちは,商売に支障が出ることが恐ろしくて死体を埋める。
▼カン一家が,"土地を耕すこと"に習熟したころ,山荘の横にできる登山路の工事が予定より早く始まることになり,家族たちは,あわてて死体を掘り返して別の場所に埋めようとする。
[制 作 年] 1998年 [韓国封切] 1998年4月25日 [観覧人員] 343,946人 1998年 第6位 (韓国映画データベース 年度別ボックスオフィス) [原 題] 静かな家族 조용한 가족 [英 語 題] The Quiet Family [ジャンル] コメディ,家族,恐怖 [脚 本] キム・ジウン [監 督] キム・ジウン [第1作] [助 監 督] パク・テヨン,キム・サンウ,イ・ソヨン,イ・アンギュ [撮 影] チョン・グァンソク [照 明] パク・ヒョヌォン [編 集] [音 楽] チョ・ヨンウク,チョン・サンユン [美 術] オ・サンマン [武 術] [出 演] パク・イナン → 家長カン・テグ ナ・ムニ → 妻チョン・スルレ ソン・ガンホ → 長男カン・ヨンミン チェ・ミンシク → 叔父(テグの弟) カン・チャング コ・ホギョン → 末娘カン・ミナ イ・ユンソン → 長女カン・ミス チ・スウォン → ウンジュ 里長パク・イルムンの腹違いの妹(友情出演) イ・ギヨン → 解決人(友情出演) キ・ジュボン → 孤独な男(キム・ハンサン 金漢相) チョン・ジヒョン → つばめ チャン・ガヒョン → 猫かぶり女(つばめの恋人) チェ・チョロ → 心中する男 シン・ヨンエ → 心中する女 チョン・ウンイン → 視線男 ユ・ヒョングァン → 先輩チャン氏 料理店主 チャン・イナン → パク会長 里長パク・イルムンの父 キム・ジェゴン → 里長パク・イルムン キム・ジョング → 派出所主任 キム・ミニョン → 登山女(ヨンジン つばめの最初の恋人) ハン・ソンシク → オ巡査 パク・チョンテ → パク巡査 チョ・ガンサン → チョ巡査 ナ・ジミョン → 怪老婆 チェ・ジミン → 空色少女 ハ・ドクプ → 医師 ユン・ヘリ → ミス・リー チョ・ソンジュン → ナレーター キム・テヒ → 里長のスタント バウ → バウ(犬) [受 賞] 1996 第1回 シネ21 シナリオ公募当選作 1999 第19回 ポルトガル ファンタスポルト映画祭 ファンタジア部門 最優秀作品賞 1998 第18回 韓国映画評論家協会賞 技術賞(美術:ユン・ウンウォン) [映 画 祭] 1998 第48回 ドイツ ベルリン国際映画祭 ヤングフォーラム部門 招請 1998 第31回 スペイン シッチェス ファンタスティック映画祭 コンペティション部門 招請 1999 第17回 ベルギー ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭 コンペ部門 出品 1999 大阪国際シネマドリーム いずみさの映画祭'99 出品 2005 第46回 ギリシャ テッサロニキ国際映画祭 キム・ジウン監督回顧展 [時 間] 103分 [等 級] 18歳以上 観覧可 [制 作] イ・ウン,イ・ミヨン [制作会社] (株)ミョンフィルム [ビ デ オ] ファインアーツエンタテインメント(株)(VHS:16,000円 DVD:4.800円) [レンタル] あり(少ない) [Private ] 1999.07.03 シネラ(韓国新世代映画祭'99) (K-VHS) J-DVD【13】 ★★★★☆☆ [お ま け] ・<シュリ>(1999年:カン・ジェギュ監督)を先に見た人にとっては,チェ・ ミンシクとソン・ガンホの馬鹿演技にびっくりでしょう。 ・2002年には,<カタクリ家の幸福>という題名で,この映画をリメイクした映 画が日本で制作され,公開された。 ・監督は,三池崇史で,ペンションの夫婦役は,沢田研二と松阪慶子が演じた。 ・韓国新世代映画祭'99 上演作品 (福岡市綜合図書館 映像ホール シネラ 1999年7月)