輝国山人の韓国映画
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勇敢無双で闊達な性格の警察官をガールフレンドにするようになった女子高物理教師のコミカルながらも切ないラブ ストーリー
カク・チェヨン監督の前々作品である<猟奇的な彼女>の続編的(かつ前編的)な作品
チョン・ジヒョンのファン(저도 그래요)にとっては,たまらない作品なんですが・・・。
[制 作 年] 2004年 [韓国封切] 2004年6月3日 [観覧人員] 2,199,359人 2004年 第9位 (韓国映画データベース 年度別ボックスオフィス) [原 題] 僕の彼女を紹介します 내 여자친구를 소개합니다 [英 語 題] Windstruck [ジャンル] ロマンス [原 案] チョン・フンタク [脚 本] カク・チェヨン [監 督] カク・チェヨン [第6作] [助 監 督] パク・チュンヒ [撮 影] チョン・ハンチョル [照 明] パク・ヒョノン,イ・ソックァン [音 楽] チェ・スンヒョン [美 術] ソン・ユニ [出 演] チョン・ジヒョン → ヨ・ギョンジン ソウル市警 警官/ヨ・ミョンジン チャン・ヒョク → コ・ミョンウ スニク女子高校 物理教師/王子5 キム・テウク → キム・ヨンホ 刑事 チョン・ホビン → シン・チャンス 脱獄犯 オ・ジョンセ → チョ警長 キョンジンの相棒/王子1 キム・チャンワン → 派出所所長 チェ・スヒョン ソウル中部警察署 ユジョン地区隊 チョン・ソンエ → 派出所副所長 キム・グァンギュ → アンダーカバー(おとり捜査刑事)/王子3 イ・サンフン → ミン刑事 チョン・デフン → 家出少年1 チョン・ジェヒョン → 家出少年2 キム・ヨンジュ → ひったくり/王子2 キム・チュウォル → ハンドバッグおばさん シン・セゲ → パンヒョン 区議会議員 ムノの父 ソ・ドンウォン → ムノ コッピリ(不良高校生) 区議会議員の息子 パク・チンス → サンムン コッピリ(不良高校生) ハン・ジビン → コッピリ(不良高校生)1 キム・ジンス → コッピリ(不良高校生)2 ソン・ヨンスン → なんとなくおばあさん キム・ヒヨン → 教務室先生 ソン・ヒョンジン → 人質犯2 ウォン・テウン → 人質犯3 パク・ミニョン → 路地人質 パク・パリョン → 強力係班長 チョン・ミナム → 強力係刑事 パク・ユニ → 廃工場人質犯 キム・ヘヨン → 廃工場人質 チェ・スンファン → スリッパ荒唐男 ハン・サンチョル → 手錠男 チョン・ハンチョル → 麻薬ディーラー [撮影監督] チョン・イルスン → 化粧室おばさん [編集でcut] キム・ソヨン → 弁当女子学生 チャン・ヒョク → 試験監督先生 アン・ホワン → ピアノ先生 [制作室長] チョ・ヒョンデ → チョーク先生 キム・ソンミ → 前の席女子学生 シン・ガプジュ → カラオケ主人 イ・ジョングァン → 血だらけの男 オ・ギファン → 路上放尿老人 イ・ジョンフン → 胃洗滌医師 ソン・ユンフェ → ペントハウス老人 [美術] パク・イェリ → 強力係パク係長 [扮装] ペク・キョンチャン → スポーツカー運転手 イム・ジョンシク → シン・チャンス部下 クォン・ヨンビン → 乳母車赤ん坊 Rovss Vladislav → マフィア親分 チョン・ボルム → カラオケ従業員 イ・ゴウン → カラオケ従業員 チェ・ジュヒョン → パンヒョン部下 チャン・ジュンボム → パンヒョン部下 イ・ホギョン → 胃洗滌看護士 チャン・ソンファ → 胃洗滌看護士 チョン・ソナ → 看護士 チョン・ジユン → 看護士 モ・ジョンニム → 看護士 キム・ドシク → 蘇生術医師 シン・ウチョル → 蘇生術医師 キム・ホンナム → 蘇生術医師 キム・ジョンミン → 派出所警察 チェ・フンシク → 派出所警察 キム・デギル → 派出所警察 ユン・ソニ → カラオケの友人たち イ・ヘヨン → カラオケの友人たち アン・スラ → カラオケの友人たち [扮装] Sergei Shumei → ロシア マフィア Petro Prikolniy → ロシア マフィア Genadie Raileanu → ロシア マフィア Pavlov Maksim → ロシア マフィア Vlaskin Leonid → ロシア マフィア Andrianov Matvei → ロシア マフィア チョン・サンジュン → 韓国組織員 [武術監督] チャン・ウォンシク → 韓国組織員 ペ・ジェイル → 韓国組織員 チョン・ギョムス → 韓国組織員 キム・ヨンウン → 韓国組織員 イ・ジェウン → 韓国組織員 特別出演 イム・イェジン → 請願室 女性警官 キム・スロ → 人質犯1/求婚者 チャ・テヒョン → エンディングの男 イ・ギムン → スポーツカーの男 イ・ギウ → 王子4 ウ・ギホン → 韓国暴力団親分 ユミ(Youme) → 街頭祝祭 歌手 [受 賞] [時 間] 123分 [観覧基準] 15歳以上 観覧可 [制 作 者] チョン・フンタク,William Kong(Bill Kong) [制作会社] (株)アイフィルム(i Film) エドゥコフィルム(Edko Film) [ビ デ オ] ワーナー・ホーム・ビデオ(DVD 3,980円,2,980円,1.500円) [レンタル] あり [H P] [撮影場所] インチョン(仁川)ムナク競技場 アッセムタワー ピザハット 副新都心店 ソウル軽金属 チュアン工場 サミャン(三養)テグァンリョン(大関嶺)牧場 ソウル大学校 スウォン(水原)キャンパス NUカラオケ ポンウンサ(奉恩寺) テハンノ(大学路) 別館 テハンノ(大学路)オウロジョチョウンゴッ(一つになって良いところ) プサン(釜山)ヨンド(影島)シネンソンアパート プサン(釜山)クァンボク(光復)洞 ファッション通商店街 プサン(釜山)クァンボク(光復)洞 インスェ横町 ソウル シルリム(新林)洞 ファッション通商店街 オクス(玉水)駅 ウェデジョン外大前駅 モクサン病院 チンニョタン(織女湯) [Private ] J-DVD()【58】 K-DVD【58】 [お ま け] ・ギョンジンとミョンウが手錠をしたまま塀を乗り越え,降りたところで立ちションをしていた 老人は,カク・チェヨン監督の作品である<猟奇的な彼女>でチョン・ジヒョンから,地下鉄 でかつらの頭に嘔吐物をかけられた老人役のオ・ギファン ・それから,ギョンジンが高いビルから飛び降りて,ベッドに落ちたところにいたペントハウス の男は,カク・チェヨン監督の作品である<ラブストーリー>で,ジュヒとジュナが行った幽 霊が出る家に住んでいた浮浪者役のソン・ユンフェ。この人は,どちらの映画でも美術を担当 したスタッフ ・王女役のチョン・ジヒョンに選ばれる5人の王子役の三番目イ・ギウが扮する王子が気を失っ て倒れるのは,カク・チェヨン監督の作品である<ラブストーリー>を見た人にはわかるパロ ディ ・学生時代のギョンジンが試験を受けているシーンで,前の席の学生をのぞいた彼女をはり倒す 試験監督の先生は,扮装したミョンウ役のチャン・ヒョク ・ボブ・ディランの名曲<Kockin' Heaven's Door>が,この映画の主題歌として流れるが,こ れを歌っている韓国の女性歌手ユミ(Youme)が,街頭のステージで歌う場面(小さくてよく 見えないが)が出てくる。 ・この映画は,韓国の評論家から「2時間のCF」とか「40億円のミュージックビデオ」とい う汚名を与えられたそうだ。 ・「2時間のCF」といわれたのは,ソウル牛乳の「ピヨット」という製品(チョン・ジヒョン とチャン・ヒョクがCMのキャラクターをしていたソウル牛乳の新製品ヨーグルトだそうだ) を食べる場面が2度も出てきたり,キョンジンを救った巨大アドバルーンに「エラスティン」 (Elastine:チョン・ジヒョンがCMに出演していた化粧品会社の名前らしい)のロゴが書い てあったり,キョンジンが警察制服下に着ているTシャツに「Giordano'81 」(何かは不明) のロゴがあったりしたせいか(他にも多数あり。)。 ・この映画には,全部で72の業者が協賛したそうだが,行き過ぎたPPL(Product Placement, 映画の中の製品広告)が度を越えていると受け止められたようだ。 ・また,「40億円のミュージックビデオ」といわれたのは,映画全体に‘Knocking on Heaven's Door’や‘Woolly Bully’‘Stay’‘Tears’のような耳慣れたポップソングが色々な編曲で反 復され,カメラもミュージックビデオでしばしば使われる360度回転ショットを繰り返したり したせいか。 ・これらは,チョン・ジヒョンを格好良く見せるためのスターイメージ・マーケティング戦略なの だろうが,そのために事件の因果関係は微弱になり,シーンとシーンが音楽に主導権を握られて しまっているということだそうだ。 ・ミョンウがギョンジンに送った詩集は,「ピ・チョンドゥク随筆集」。 ・作者のピ・チョンドゥク(皮千得)は,韓国の代表的な詩人,随筆家で,1910年にソウルで 生まれ,上海の大学の英文学科を卒業し,1946〜74年にソウル大学で英文学の教授を務め る。 ・1930年代から本格的な文筆活動を始め,日本留学時代に出会った朝子との思い出をつづった 「縁」(原題「因縁」)は,韓国を代表する名随筆の一つとされ,韓国の教科書にもたびたび取 り上げられているそうだ。2007年に96歳で死去した。 ・「ピ・チョンドゥク随筆集」は,日本でも出版されている。 対訳ピ・チョンドゥク随筆集 名作文学で学ぶ韓国語シリーズ 皮 千得 (著) 李 春子 (翻訳) 出版社: アルク (2006/10/18)