輝国山人の韓国映画
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現在と30数年前の過去を行き来しながら,ある母と娘のそれぞれのロマンスを抒情的に描いた作品
▼同じ大学に通うジヘ(ソン・イェジン)とスギョン(イ・サンイン)は,演劇クラスの先輩サンミン(チョ・インソン)が好きだ。だが,スギョンからサンミンに送る手紙の代筆を頼まれたジヘは,スギョンの名前でサンミンへの自分の感情を告白する。ジヘの手紙でスギョンとサンミンが結ばれ,ジヘは無駄な罪の意識にサンミンを遠ざけるけれど,偶然にもしきりに思いがけなく会うようになる。
▼父と早く死別したジヘは,今は海外旅行中である母ジュヒと二人きりで暮らしている。母がいない間に屋根裏部屋を掃除したジヘは,偶然に母の秘密箱を発見し,母のクラシックな愛を知るようになる。
▼1968年の夏,休暇中に田舎のおじの家に行ったジュナ(チョ・スンウ)は,ジュヒ(ソン・イェジン)に会い,ひと目で彼女に魅了される。そんなジュヒが,こっそりとジュナにだけ幽霊が出る家に一緒に行ってほしいとお願いしてくる。ところが突然のにわか雨で舟が流され,帰宅時間が遅れたことで,ジュヒはおとなたちに激しく叱られ,水原(スウォン)に送られる。別れのあいさつもできずにジュヒと別れたジュナは,心残りでならない。学校へ戻ったジュナは,友達テス(イ・ギウ)からラブレターの代筆を依頼され,相手がジュヒと知って驚く。だがテスにその事実を言えずに,テスの名前で自身の心を手紙を書く。
▼この偶然の一致に内心いぶかしがるジヘは,サンミンに対する思いがより深くなっていくが,すでに友達の恋人になってしまった彼をあきらめようと決心する。
[制 作 年] 2003年 [韓国封切] 2003年1月30日 [観覧人員] [原 題] クラシック 클래식 [英 語 題] The Classic [ジャンル] ドラマ,メロー,愛情,ロマンス [原 作] 1,545,107人 2003年 第17位 (韓国映画データベース 年度別ボックスオフィス) [脚 本] カク・チェヨン [監 督] カク・チェヨン [第5作] [撮 影] イ・ジュンギュ [照 明] パク・ヒョノン [音 楽] チョ・ヨンウク [出 演] ソン・イェジン → ユン・ジヘ / ソン・ジュヒ(成珠煕) チョ・インソン → オ・サンミン チョ・スンウ → オ・ジュナ イ・ギウ → ユン・テス(尹泰秀) ソ・ヨンヒ → ナ・ナヒ イ・サンイン → スギョン ヤン・ヒョンテ → ソグ キム・ビョンオク → 担任 イ・スンチョル → テスの父 ヒョン・スッキ → テスの母 ハン・グヌク → ジュヒの父 イ・ミスク → ジュヒの母 チェ・デウン → ソン老人 キム・ホンテク → ベトナム古参 キム・テウク → 田舎の友人1 チョン・ジョンノ → 田舎の友人2 キム・ミジン → フォークダンス先生 イ・ギムン → キルス イ・ソンフン → 遊び場チンピラ [編集でCut] カン・ソンフン → テコンドー対練男 ソン・ユンフェ → 廃家浮浪者 [美術] オ・ギファン → 田舎郵便配達人 シン・スンス → インタビュー男1 シン・スンス監督 [映画監督] [編集でCut] ヤン・ユンモ → インタビュー男2 ヤン・ユンモ教授 [映画評論家] [編集でCut] カン・ウォンソク → ベトナム戦死兵 イ・ソ → 手投げ弾投擲兵 [演出部 後に映画監督] ノ・ギョンス → ベトナム同僚軍人1 ハン・ギュテ → ベトナム同僚軍人2 パク・ソウン → 幼いユン・ジヘ リュ・ジョンファ → カフェの中の人形触る子供 キム・グァンイン → 教務室暴力先生 [編集でCut] ハン・チョングン → 自転車に乗った郵便配達人1 イ・ジュヨル → 自転車に乗った郵便配達人2 [照明補] カク・クンファ → 廃家おばけ キム・ソンジュン → 傘帽子大学生 アン・ホワン → コイン投げる教授 ペク・ジョンヒョン → 過ぎ行く先生1 ペク・ジョンヒョン先生 ソ・ゴソク → 過ぎ行く先生2 ソ・ゴソク先生 チュ・ヒョンギョン → ソン・イェジン テコンドー代役 キム・ギョンミ → 高等学校弦楽4重奏 バイオリン イ・ジソン → 高等学校弦楽4重奏 バイオリン キム・ジュヨン → 高等学校弦楽4重奏 ビオラ キム・ミヒャン → 高等学校弦楽4重奏 チェロ キム・ナヨン → 大学弦楽4重奏 バイオリン キム・ソンウン → 大学弦楽4重奏 バイオリン タン・ギョンファ → 大学弦楽4重奏 ビオラ ペ・ソンア → 大学弦楽4重奏 チェロ クム・ドンヒョン → 最後の一葉公演団員 ベーアマン ハム・インソン → 最後の一葉公演団員 ジョンジー イ・ジョンミ → 最後の一葉公演団員 スーザン キム・チャンドン → 最後の葉公演団員 医師 イム・ヒョチャン → 超越演劇サークル シラノ [編集でCut] イ・ヒョンギョン → 超越演劇サークル ロクサンヌ/オフィーリア [編集でCut] チョ・テホ → 超越演劇サークル ジョーダン [編集でCut] クォン・ジニョン → その他 キム・ヒョナ → その他 コン・ギョンソン → その他 キム・ソンヨン → その他 パク・チュヨン → その他 シン・ジノン → その他 ハン・ジス → その他 キム・ソンギ → その他 キム・ジェソン → その他 シン・ビョンジュ → その他 クォン・テジン → その他 キム・ジョンソン → その他 ト・ウジェ → その他 チェ・ヨンファ → フォークダンス学生たち パク・チョンファ → フォークダンス学生たち キム・ギョンヒ → フォークダンス学生たち チョン・ヘジョン → フォークダンス学生たち チョン・ヘヨン → フォークダンス学生たち ユン・ヘジン → フォークダンス学生たち ソ・ガへ → フォークダンス学生たち パク・ソンミ → フォークダンス学生たち チェ・ヨン → フォークダンス学生たち チョン・ジェジュン → フォークダンス学生たち ヨ・ジュンソク → フォークダンス学生たち キム・ギョンナム → フォークダンス学生たち キム・ムンビン → フォークダンス学生たち チョン・グァンホ → フォークダンス学生たち イ・ユノ → フォークダンス学生たち キム・ソンミン → フォークダンス学生たち パク・チュノ → フォークダンス学生たち ソ・ジェリョン → フォークダンス学生たち 特別出演 イム・イェジン → 売店姉さん 自転車乗った風景 → オ・ジュナの友人 カン・インボン キム・ヒョンソプ ソン・ボンジュ [受 賞] 2003 第40回 大鐘賞映画祭/新人女優賞(ソン・イェジン) 2003 第39回 百想芸術大賞/女子新人演技賞(ソン・イェジン) 2003 第11回 利川春史大賞映画祭/照明賞(パク・ヒョノン) 音楽賞(チョ・ヨンウク) 2003 第2回 大韓民国映画大賞/ 音楽賞(チョ・ヨンウク) 2004 第9回 ロシア映画人協会 Faces of Love 最優秀パートナー賞(ソン・イェジン,チョ・スンウ) 2003 第14回 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003 ファンタランド大賞 [時 間] 132分 [観覧基準] 12歳以上 観覧可 [制 作 者] チ・ヨンジュン [制作会社] (株)エッグフィルム [D V D] クロックワークス(DVD)2005/4/22発売 ツイン(Blu-ray 3,980円+税 DVD 3,980円+税)2022/6/3発売 [You Tube] https://www.youtube.com/watch?v=v_iP1h5q6rk(日本語字幕あり) [レンタル] あり [小説化本] ラブストーリー(日本テレビ 1,238円) [H P] 終了 [撮影場所] モッポ(木浦)チョンミョン(精明)女子中高等学校 モッポ(木浦)文化の家の階段 → ジュヒの家の階段 チネ(鎮海)郵便局 チネ(鎮海)ソンハクコムタンスープ チネ(鎮海)内水面研究所 チョンジュ(全州)ソンシム(誠心)女子中高等学校 アンドン(安東)ハフェマウル(河回村) ウォングァン(円光)大学校 キョンヒ(慶煕)大学校 ソウルキャンパス キョンヒ(慶煕)大学校 スウォン(水原)キャンパス天文台 ヨンセ(延世)大学校 ソンギュングァン(成均館)大学校 新千年ホール → サンミンがジヘにプレゼントを渡した建物(ソウル市 鐘路区 明倫洞) 中央大学校 アートセンター コンピョン アートセンター ソ・チャッ・サ (ソジュ・チャンヌン・サラムドゥル:焼酎を探す人々) アックチョン(狎鴎亭)店 キョンチュン(京春)線 テソンリ(大成里)駅 スウォン(水原)北中学校 スウォン(水原)ファソムン(華西門) → 舞台後にサンミンとジヘが歩いた道 (スウォン(水原)市 チャンアン(長安)区) スウォン(水原)山城 ロコギャラリー ソウル中央高等学校 韓国体育大学 ウェアムニ(外厳里)民俗村 → ジュナとジュヒの帰省先の村 (忠清南道 アサン(牙山)市 ソンオク(松獄)面) [Private ] J-DVD【46】 (1,300-2021/02/14) K-DVD(日本語字幕あり,リージョン3)【41】 J-Blu-ray-Rec(19- 天国の樹 11・12) [お ま け] ・あまり書くとネタバレになるので控えますが,現在の方でのオ・サンミンのユン・ ジヘに対する言葉に注意しておくと,後で「なるほど」と思うでしょう。 ・この映画の背景となっているパク・チョンヒ(朴正煕)大統領統治下の政治情勢に ついては,次の書物にわかりやすく解説してあるので,お勧めです。 ◎歴史を知ればもっと面白い韓国映画 「キューポラのある街」から「王の男」まで 川西玲子著 2006年 ランダムハウス講談社 1,800円 ・映画の挿入歌「君に僕は 僕に君は」を歌っている男性ボーカルグループ <自転車に乗った風景>の3人が,オ・ジュナの遺灰を川にまく友人役で 出ています。