Part 11より続く

10月25日（曇り）

Guggenheim 美術館

　予定した全ての Rush のショウは見終え、残る25、26日は NYC の観光に費やしました。25日は隣のペンシルヴァニアでショウがあったんですが、まあ、もう移動は無理です (^_^;)。ということで、25日の午前中はグッゲンハイム美術館、午後は自然史博物館を見学しました。グッゲンハイム美術館は「Moving Pictures」という特別展（もちろん Rush の Moving Pictures ではない (笑)）をやっていて、これは映像を中心とした、絵画とは違う現代アートの展示でした。で、この中の目玉、Bill Viola の映像作品がものすごかった（少なくとも僕には）のと、イランの女性アーティスト Shrin Neshat のセリフのない、音楽だけが付いた映像に感銘を受けました。音楽も素晴らしくて、いったい誰だろうと思ったら、Philip Glass。そうでしたか (笑)。で、後者はなにか絵はがきでも本でも、あるなら CD でもヴィデオでも欲しい！と思ったんですが何もなく、その後帰ってきて検索しても、数枚の画像以外は全くリリースされていないことがわかり、残念でした。もう一方の Bill Viola は、翌日行ったメトロポリタン美術館でも映像が展示されていて、既に評価の定まった人なんですね。とても印象的な作品でした。

プラネタリウム

　セントラル・パークを横切り、午後はこちらも楽しみにしていた自然史博物館。世界最大級というプラネタリウムのチケットを買い、それまで展示室を見学。‥‥でも、広すぎる。とても半日では廻りきれないので、仕方なく僕が一番興味のある化石コーナーから。いやもう、さすがアメリカ。恐竜化石はとんでもない質・量ですね。本物も数多く展示されていて、圧倒されました。そして、動物コーナー、先住民族コーナー、それと館内図で見てちょっと気になっていたグッゲンハイム・自然石コレクションの膨大な展示（各種取りそろえの石−それぞれがでかい！−も凄かったんですが、宝石コーナー（こちらはグッゲンハイムではない）の凄いこと。同じルビーでも、様々なサイズ、様々な色がグラデーションになって、まるで色見本のように置いてありました。宝石好きの女性でなくてもひっくり返ること請け合い）を見て時間切れ。プラネタリウムへ。さすがに大きくて迫力満点。ストーリーもので、それ自体はまああまり目新しい内容ではなかったのですが、ナレーションが‥‥。イントロで「Hi, I'm Harrison Ford‥‥」。さすが、ケチってません (笑)。
　この日はこの２カ所で時間、体力が尽き、ホテルへ。

10月26日（雨〜曇り）

雨上がりの NYC、すこし寒いですね。この日は半日をメトロポリタン美術館見学に費やしました。いやもう、とにかくデカイ。半端じゃありませんね。印象派コーナー、現代美術コーナー、まよって通ったら面白かった中世美術コーナー、こちらも通過しただけのエジプト美術コーナー、ステンドグラス・コーナー、この辺をざっとみただけで、半日が終わってしまいました。これ、まともに全部見ようと思ったら、１週間は必要じゃないでしょうか。余りの大きさにめまいがしてしまいました。
　この日はメトロポリタン美術館だけで終了。BBQ レストランでてんこ盛りの肉とポテトを食した後、タイムズ・スクウェアを歩いて通り、夜景を眺めつつホテルへ。ただ、この日はサマータイムが終了するという特別な日だったんです。テレビのニュースでもそればっかり。翌日空港へ行く時間が実際には何時間後になるのか、何時に起きればいいのか、時計はどう合わせればいいのか‥‥不安いっぱいでした (^_^;)。

10月27日（晴れ）

La Guardia 空港の朝

　なんとか正しくサマータイム終了後の時間に時計を合わせていたようで、ホテル〜空港直行シャトルの時間に間に合いました。ホテルのフロント・デスクの時計は直っていませんでしたが（これはすこし焦った）。そして、シャトル・バスに揺られてマンハッタンから一番近いラ・ガーディア空港へ。そして搭乗手続き。が、ここで少し問題が‥‥。行きは全ての荷物を手荷物として機内に持ち込めたんですが、さすがにおみやげでパンパンになったカバンは膨れていて、持ち込みは不許可。途中トランジットがあるので不安だったのですが、仕方なく荷物を預けることになってしまいました。ただ、このおかげであとでいいものが手に入るんですが‥‥。

YYZ 入りのタグ！

　現地時間の朝９時10分、Toronto へ向けての飛行機が出発。約１時間半後、Toronto の Lester-B Pearson 空港着。バスだと半日かかった距離が１時間半‥‥（まあ手続きなんだかんだで３時間はかかってますが）。値段の違いだな〜 (^_^;)。そして約１時間後、成田に向け最後のフライト。長い長い13時間半の飛行中は「スパイダーマン」の映画を見たり（無茶苦茶つまらなかった！）しつつ、ついに成田到着。日本へ帰ってきました。ロビーで「ちゃんと届いているだろうか」とドキドキしながら荷物を待っていると、ちゃんと出てきました。しかも、ラッキーなことに「YYZ」のタグ付きです！トランジットですが Lester-B Pearson 空港を経由したので付いたんですね。嬉しい誤算でした。
　そして駐車場へ行き、車で帰宅。こうして Rush ４公演＋観光の旅は終わりました。ああ、また行きたいな〜 (笑)。