Travel Diary → 97年12月29日〜98年1月3日

インド放浪記

Part U


97年12月23日〜98年1月17日にかけてのインド旅行記。
(1ルピー 約3.5円)


インド地図


97年12月29日 (月) 晴れ
朝からバスでコナーラックへ(片道9ルピー)。約一時間のバスの旅行。 とにかく揺れる、よくこれで故障しないものだと思うぐらいに。途中、 綺麗な海岸などが望める。コナーラックは世界遺産に登録されている スーリヤ寺院(入場料5ルピー)が有名。男女が絡みあった彫刻などあり なかなか魅力的。ここの美術館はお勧め、無料だし閲覧する人が少なく ゆっくりできる。寺院と美術館をまわってしまったら他にすることは何 もない所。昼過ぎにプリーへ戻る。夕飯は野菜カレー、チャーイ2杯に クッキー2枚(合計21ルピー)質素な食事。いよいよ明日はマドラス (チェンナイ)だ。

12月30日 (火) 晴れ
プリーから空港のあるブバネシュワルまでタクシーで約1時間半。 今考えると、ぼられたと思うが$10U.Sも払ってしまった。 空港は日本の田舎にある駅みたいな感じ。とても小さいので少し 不安になる。それでもインディアンAir977便は定刻どうりに離陸。 揺れも少なく快適。機内食が無茶苦茶美味しく感じられた、最近 ろくな物を口にしていなかったから・・・。デザートのかるかんみた いなのにはほっぺたが落ちた。 1時45分にマドラス空港に到着。市電(4ルピー)で30分かけて繁華街 のあるエグモア駅へ。ここで宿探し、サルベーションアーミーで部屋 を探していると、運良く二人のドイツ人が来て4人部屋を3人でシェアー することに、1人60ルピーなかなかの値段。荷物をベットにチェーンで くくり付け、早速バンガロール行きのチケットを予約しにセントラル駅へ。 電車のタイムテーブル(約20ルピー)を購入していたので、楽にチケットを 取る事が出来た。列車旅行する人には時刻表は必須。 夕飯はレストランを探す事が出来ず、揚げ菓子4個にチャーイ1杯。

12月31日 (水) 晴れ
朝一番にカパーレシュワ寺院へ。エグモワ駅から23Aのバスで約20分。 カメラ持ち込み料5ルピーを払う。朝早かったせいか中にはヒンズー教 の人達ばかりで外国人はわたしだけ。ここの寺院は北部インドで見た物 と作りが違う。塔門で組体操のピラミッドみたい。しかも、ちゃんと色 までついているのだからたいしたものだ。 ここから徒歩でサン・トメ聖堂へ。キリストの12使徒の一人だった 聖トーマスが、ここで死亡。その墓の上に建てられた教会らしい。 寺院があると思えば教会がある。本当に色々な宗教が混在している国。 久しぶりに昼食をレストランでとる。マサラドーサ、チャパティーに チャイで33ルピー。お腹一杯になるまで食べた。やはり、南部で食べる ドーサは美味い。 ガバメント・ミュージアムへ。入場料3ルピー。とても広く、6つの館 に別れている。動物の標本〜スタンプまで何でも有りそう。マドラスへ 行くなら是非よって欲しい場所。 97年も今日で終り。あっとゆう間だ。

98年 1月1日 (木) 晴れ
マドラスからバンガロールへ。約6時間の旅。二等列車の隣に座った 銀行員のインド人のおじさんに、インド人はよくだますから気を付け なさいと注意された。駅に着いてまずは腹ごしらえ。近くのレストラン でミールス(インド風定食。3種類ぐらいのカレー、ごはん、チャパティー、 ヨーグルトなどが付いている。)を注文。18ルピーでお腹一杯になるし、 味も最高。宿を捜しに町中へ行ったが、何処も満室。仕方なく275ルピー も払いホテルへ宿泊。一日からついていない。しかし、久しぶりに浴びた お湯シャワーは最高に気持ち好い。

1月2日 (金) 晴れ
ここからサイババのいるプッタパルティーへ。バンガロールからバスで 約3時間。砂漠みたいな中を走りぬけ聖地プッタパルティーに到着。ここは 閑静でインドの何処の町にもある喧燥がない。不思議な感じ、別世界のよう。 色々な手続きを済ませサイババのアシュラム内のドミトリー10ルピーに宿泊。 (アシュラム内に入るには写真などが必要)ドミトリーと言うよりも大きな 倉庫と言った感じ。この倉庫だけでも50人ぐらいいるのではないだろうか。

1月3日 (土) 晴れ
サイババを見る為に朝3時に起床。皆、彼を一目見る為に列を作ってこんな 時間から待っている。7時前になってやっとサイババ登場。想像していたよ りも小柄。優しそうな面だが強さも感じられる。何か少し畏怖のようなもの も感じられた。手から何か出してくれるかなと期待していたが何も出てこなかった。 このアシュラムにはロシア人からオーストラリア人まで兎に角世界中の人々が 集まっている。サイババが本物にせよ偽者にせよ世界中からこれだけの人を呼び 寄せているのだからたいしたものだ。

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