輝国山人の韓国映画
<Home>へ
走れ 薔薇
▼結婚2年目の主婦チャン・ヨンミ。誠実な夫ナムデと可愛い息子がいて,表面的には不足するものがない仲むつまじい家族だが,恋愛時代の幻想は跡形もなく,一抹の恥さえなくなった夫婦生活に,夫の醜い姿が鼻につく。スリルがない押し黙ったセックスの後,乙女時代の男の話を持ち出すが,ナムデは性格がいいのか,自分の友人だった彼の安否を心配するだけだ。
▼ヨンミが考え出したアイディアは,恋愛時代に初めて愛をかわした旅館で,その日の夜を再現すること。その時と同じ服を着て,歴史を経た旅館の部屋を訪ねた二人は,その姿をビデオカメラで撮ることにする。純粋だった乙女時代の緊張する初夜を演技する二人。何度かのNGでテープを巻き戻しながら,その日の熱い思いへと次第に盛り上がり,クライマックスに至ろうとする瞬間,ナムデは,突然な話でその雰囲気をぶち壊してしまう。
▼恋愛時期のぴりっとした雰囲気には,もうリワインドできないと悟ったヨンミは,結婚2周年記念の日に離婚を決心して,とんでもない行動でこれを決行する。
▼2年後に再会したヨンミとナムデ。ヨンミは,乙女時代の夢だった先生になり,ナムデも,長い間の夢だった映画監督志望生になって,デビュー作を準備中だ。久し振りの出逢いは,お互いの心を読もうとする姿が滑稽だ。しかし,少しずつお互いの内心も話しながら,結婚の時とは全く違った二人の出逢いは,別れそうな状態でさらに続く。果たして彼らは,ハッピーエンディングを迎えられるだろうか。
二人の男女が出会い,熱く恋愛し,結婚し,うっとうしい倦怠期を体験し,結局は,離婚に至る過程を通して,「関係」を語る映画
[制 作 年] 2006年 [韓国封切] 2006年2月10日 [観覧人員] 630人(ソウル封切館基準) [原 題] 走れ 薔薇 달려라 장미 [英 語 題] Way To Go, Rose [ジャンル] コメディー,ドラマ [原 作] [脚 本] キム・ウンス [監 督] キム・ウンス [第3作] [撮 影] チェ・ドゥヨン [照 明] [音 楽] [出 演] キム・テフン → カン・ナムデ チェ・バニャ → チャン・ヨンミ オ・ジョンセ → 映画会社社長役 ソ・ユンソク → シン・シンボム → キム・ヨンイム → チャン・ソヨン → コッスンイ 友情出演 イ・ドンギュ → 字幕外 イ・ジェウォン → [受 賞] [時 間] 87分 [観覧基準] 18歳以上 観覧可 [制 作 者] [制作会社] キム・ウンスフィルム [共同制作] チョウフィルム [制 作 費] [ビ デ オ] 日本発売なし [レンタル] なし [H P] http://rose.pubcorn.com(韓国) [撮影場所] [Private ] なし [お ま け]