輝国山人の韓国映画
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リアル・フィクション   DVD発売

マロニエ公園で肖像画を描く<私>が,偶然に出会った神秘的な少女に引き摺られて,知らないうちに持て余せない欲望を噴出するようになる過程を12のシークエンスで描いた作品

2000年4月25日の午後1時から撮影を始め,午後4時20分に終了するという韓国映画史上最短記録(3時間20分)で撮影された。

ある少女が,私をじろじろのぞいて見る。私より絵を上手に描くという。しばらく聞いてみない言葉だ。少女が,私にいいものをあげると私を誘惑する。

だが,少女について行った場所には,生まれて初め見る暴悪な男がいた。怒りでひどく充血した彼の目で,私の姿を見た。なぜそんなに情けなく生きているのかと,彼が私を追及する。暴悪な男がささやく。今でも遅くないよ。

私の絵を破ってしまった女,浮気をしても横着に花のように派手な私の恋人,私の絵を侮辱しながら私を利用したカメラマン,蛇のように気味が悪い奴,私の恋人を奪って古いマンガ本のようにした奴。血液がついた手で肉をこねくりまわす私の戦友,私をあの肉の塊のように扱ったのは忘れたようだ。

どうしてこんなことができるのか。私はこんなに腹が立つのに,私がなぜ腹を立てるのか誰も知らないということなのか。絵のように私を待っているやさしく慎ましい日常,私は今見ることができるようだ。

その穏やかな日常からまっさかさまに墜落する衝動。その瞬間,狂暴な悲鳴が聞こえてくる。おとなしい隣人。彼も胸の中に荒っぽい蛇一匹を育てているようだ。

[制 作 年] 2000年
[韓国封切] 2000年6月24日
[観覧人員] 2,285人
[原    題] 実際状況 실제 상황
[英 語 題] Real Fiction
[原    作] 
[脚    本] キム・ギドク
[総 監 督] キム・ギドク [第5作]
[監    督] マ・デユン(花屋事件現場),ソン・ジョンオク(事務室)
      アン・サンヒョン(路地,道,公園),チョ・イノ(画室)
         カン・チョル(食堂),モ・ギョンファ(花屋),クォン・ギファン(公園)
         ホン・ミスク(小劇場),ホ・ソンウク(写真館),チョン・ジュノ(精肉店)
         ユン・ヨンフン(漫画喫茶),ソン・ウォンイル(事務室)

[撮    影] ファン・チョリョン
[照  明] パク・ミン
[音    楽] チョン・サンユン
[出    演] チュ・ジンモ    → 私(画家)
         キム・ジナ     → 少女
         イ・ジェラク    → チンピラのボス
         ソン・ミンソク   → もう一人の私 俳優
         キム・ギヨン    → 漫画喫茶女主人
         ミョン・スンミ   → 花屋女主人
         ソン・ジョンファン → 精肉店男主人
         クォン・ナミ    → 精肉店女主人
         ペ・ジュンシク   → ペ刑事
         ヤン・スンビョン  → ヤン刑事
         チョン・ジンギ   → 写真館主人
         コ・ヨンハ     → 露天商
         ヤン・ヒジョン   → 女性画家
         イ・ドクチン    → 友人 ヘビ酒販売事務所
         チェ・ジノン    → 中年幹部 ヘビ酒販売事務所
         キム・サンギュン  → 同僚代理 ヘビ酒販売事務所
         ホ・ナミル     → 高試生
         チャン・ヒョンソン → 花配達男
         キム・ジンマン   → チンタ
         キム・グテク    → フッカシ
         カク・ミギョン   → 食堂おばさん
         ユン・ソヨン    → タバン(喫茶店)ホステス
         ミン・スジョン   → 女子職員 ヘビ酒販売事務所
         キム・ジュボク   → 男性モデル
         キム・ジョンヨン  → 女性モデル
         キム・インギュ   → 恋人男
         キム・ピルス    → 警察官
         チョ・チョンホ   → 検視官
         チェ・ヨンウ    → 道行く人 男
         ハン・ジュヒ    → 道行く人 女
         キム・ジヨン    → 漫画喫茶子供
         ペ・ナレ      → 漫画喫茶子供
         ヨ・イニョク    → 漫画喫茶子供
         チョン・サラン   → 漫画喫茶子供

[受    賞] 第26回 モスクワ国際映画祭 コンペティション
         釜山国際映画祭 招請
[時    間] 84分
[観覧基準] 18歳以上 観覧可  
[制 作 者] イ・ジョンス,シン・スンス,キム・サンユン
[制作会社] (株)セロム,(株)シン・スンスプロダクション
[ビ デ オ] スーパー・ギドク・マンダラ キム・ギドク初期作品集BOX:
         ハピネット(DVD 11,970円)2007/11/22発売
[レンタル] あり
[H    P] 
[撮影場所] 
[Private ] (K-VHS) ★★☆☆☆
      J-DVD【73】
       スーパー・ギドク・マンダラ キム・ギドク初期作品集BOX:
        ディスク@ 鰐 ワニ
        ディスクA ワイルド・アニマル
        ディスクB リアル・フィクション
        ディスクC 特典映像 撮影:キム・ギドク

[お ま け] ・キム・ギドク監督は,私(画家)の役をチョ・ジェヒョンに任せたかったが,
          出演料のために断られたそうです。

      ・この映画は,NGカットなしで,撮影時間と上映時間が同じ時間の映画を制
       作しようという企画で作られたそうです。  

      ・撮影には,35ミリカメラ8台とデジタルカメラ10台,そして主人公にず
       っと付いて回る35ミリステディーカム2台が動員されたそうです。

      ・そして,NGがない「ワンカット」撮影のために,12人のシークエンス監
       督たちが参加し,シークエンス別に俳優たちの演技とカメラ,照明の位置を
       決める重大な責任を引き受けたそうです。

      ・そういうことで,この映画は,韓国映画史上,最短記録(3時間20分)で
       撮影された映画であると同時に,韓国映画史上,最多数の監督が演出した映
       画にもなりました。



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