輝国山人の韓国映画
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ピアゴル

チリ(智異)山の中で暗躍するパルチザンの非人道的な蛮行と,女子隊員を巡る男子隊員間の葛藤,自由を希求するある隊員の脱走などを描写した反共映画

休戦後にもチリ(智異)山に残っている少数のパルチザンのうち,アガリ(口)というニックネームを持つ人物が隊長をしている部隊は,峡谷ピアゴルを本拠地として,あらゆる蛮行を犯している。

文化政治責任者のキム・チョルスは,共産主義理念に懐疑を感じ始めるとともに,党性が高く冷徹な女性幹部エランから恋慕を受けて悩む。

ある日,他の部隊へ選ばれて行っていた女性隊員ソジュが,銃によって肩に負傷したまま,ピアゴルも完全に包囲されたという情報を伝えに戻ってくる。

隊員マンスとユチョルは,負傷したソジュを犯し,その渦中にソジュは息をひきとる。

マンスは,自分の罪を隠すためにユチョルを殺害し,死体を発見したタルソクにすべての罪をなすりつけた後,タルソクまで殺し,反動を処断したと隊長アガリに報告する。

チリ(智異)山共産軍討伐が始まるや,出し抜けに打ち込まれる砲弾に,パルチザンは,すべて殺される状況に置かれる。

エランとチョルスは,パルチザン生活に幻滅を感じて亡命について話し,隊長アガリに発覚する。チョルスと争ったアガリは,チョルスを刺し,エランは,アガリを射殺する。

エランは,チョルスを助けて山を降りてきたが,ソジンガン(蟾津江)を渡る頃,自由天地を目前にして,チョルスは絶命してしまう。

[制 作 年] 1955年
[韓国封切] 1955年9月23日
[観覧人員] 
[原    題] ピアゴル 피아골
[英 語 題] 
[ジャンル] ドラマ,反共,分断
[原    作] 
[脚    本] キム・ジョンファン
[脚    色] イ・ガンチョン
[監    督] イ・ガンチョン [第 作]
[助 監 督] カク・コン
[撮  影] カン・ヨンファ
[照  明] カク・コン
[音    楽] チョン・フェガプ
[美    術] 
[武    術] 
[出    演] ノ・ギョンヒ   → エラン
      イ・イェチュン  → 隊長 アガリ(口)
      キム・ジンギュ  → キム・チョルス
      ホ・ジャンガン  → マンス
      ユン・ワングク  → 
      ソン・グァクサン → 
      イ・ウォンチョル → 
      キム・ヨンヒ   → 
      チョ・ナムソク  → 
      カク・コン    → 
      キム・イクファン → 




[受    賞] 第1回 クムニョン映画賞/作品賞,監督賞,女優主演賞(ノ・ギョンヒ)
                   録音賞(イ・ギョンスン)
[映 画 祭] 
[時    間] 106分
[観覧基準] 全体観覧可
[制 作 者] キム・ビョンギ
[制作会社] ペク・ホプロダクション
[制 作 費] 
[D V D] 日本発売なし
[レンタル] 
[撮影場所] 
[M-Video] 
[You Tube] https://www.youtube.com/watch?v=qs6xoW708oM

[Private ] K-DVD
       本編
       映画評論家キム・ジョンウォン <ピアゴル>を記憶する(5分)
       イ・ガンチョン監督ドキュメンタリー(45分)
       写真資料集
       韓国映像資料院の紹介
       出演陣および制作スタッフ紹介

[解説資料] 韓国映画100年史 その誕生からグローバル展開まで(鄭j樺 [著] )120頁

      ・当時の文教部に「大韓民国を軍隊も警察も存在しない国のように描いた」として
       上映を禁じられたが,制作会社は一部を削除し,エラン(ノ・ギョンヒ)が下山
       して白浜をさまよう場面で,目的地を明示する意図で太極旗がはためく映像をオ
       ーバーラップさせたことで公開が可能になった。

[お ま け] ・チリ(智異)山でゲリラ活動をする北朝鮮遊撃隊の活動を素材にイデオロギーと
       人間性の対立などを暴いた反共映画

      ・イ・ガンチョン監督の力ある演出と強力なヒューマニズムが大きく反響を起こし
       たが,当時,一部でこの映画がパルチザンの姿を人間的に扱ったと批判するなど,
       社会的に大きな論争になった作品でもある。

      ・制作当時,映画の内容が,実際のパルチザンでなければとうてい分からない詳細
       な部分まで細かな描写をしているために,軍部隊が,この映画の制作スタッフを
       容共分子だと疑ったエピソードがあるそうだ。


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