輝国山人の韓国映画鬼鄕（2015年，チョ・ジョンネ監督)

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鬼鄕

大韓民国の最も辛い歴史，日本軍'慰安婦'被害者の証言に基づいて映画化された劇映画

▼１９４３年，慶尚南道コチャン（居昌）ハンディギ村。あどけない１４歳のチョンミン（カン・ハナ)は，わけも分からないまま，日本軍に引きずられて家族のふところを離れる。

▼チョンミンは，一緒に連れられてきたヨンヒ（ソ・ミジ），そして，数多くの子供たちと共に汽車に乗せられ，知らない所へ向かう。

▼第２次世界大戦の非常に冷たい戦場のなかで捨てられたチョンミンと子供たち。そこで彼女たちを迎えたのは，日本軍ばかりのぞっとする苦痛と痛みの現場だった。（出処：報道資料）

[制作年]　２０１５年 [韓国封切]　２０１６年２月２４日 [観覧人員]　3,587,173人　１２位　　　　　韓国映画振興委員会（KOFIC）　年度別ボックスオフィス（韓国映画） [原題]　鬼鄕　귀향 [英語題]　Spirits' Homecoming [ジャンル]　ドラマ [原作]　 [Ｐ　　Ｄ]　 [脚本]　チョ・ジョンネ，チョ・ジョンア [監督]　チョ・ジョンネ　[第３作] [助監督]　チェ・ウォンソク，キム・ユミン，イ・スンヒョン [撮　　影]　カン・サンヒョプ [照　　明]　パク・チュヒョン [音楽]　ハム・ヒョンサン [美術]　イム・ウォンチョル [武術]　イ・サンハ [出演]　カン・ハナ　　　　　→　チョンミン　まさこ　　　　　　チェ・リ　　　　　　→　ウンギョン　シンニョ（神女）　　　　　　ソン・スク　　　　　→　ヨンオク（ヨンヒ) 　　　　　　ファン・ファスン　　→　ソンヒ　ムーダン（巫堂）　　　　　　チョン・ムソン　　　→　木下　曹長　日本軍　　　　　　ソ・ミジ　　　　　　→　ヨンヒ　　　　　　リュ・シン　　　　　→　よしお　日本軍　　　　　　イム・ソンチョル　　→　りゅうすけ　伍長　日本軍　　　　　　オ・ジヘ　　　　　　→　チョンミンの母　　　　　　チョン・インギ　　　→　チョンミンの父　　　　　　キム・ミンス　　　　→　のりこ　牡丹江（モクタンガン）慰安所の管理人　　　　　　イ・スンヒョン　　　→　田中　日本軍　　　　　　キム・シウン　　　　→　プンスク　　　　　　パク・クンス　　　　→　パク・マニ　　　　　　ホン・セナ　　　　　→　オップン　　　　　　ナム・サンジ　　　　→　チャオペイ　　　　　　チャ・スニョン　　　→　吉見（よしみ）日本軍　　　　　　パク・チュンファン　→　広瀬　日本軍　　　　　　チ・ユンジェ　　　　→　斎藤　日本軍　　　　　　ノ・ジヨン　　　　　→　児玉　日本軍　　　　　　ユン・ジョンノ　　　→　黒田　日本軍　　　　　　キム・シングァン　　→　松田　日本軍　　　　　　キム・ボラ　　　　　→　マンドク　　　　　　パク・チヒ　　　　　→　スニ　気がふれた少女　　　　　　オムジ　　　　　　　→　ミジン　　　　　　パク・チェウォン　　→　スンシム　　　　　　カン・ソヨン　　　　→　チャオペイの母　　　　　　イ・ミニョン　　　　→　ソンミ　　　　　　イ・スヒョン　　　　→　ファヨン　　　　　　チョン・ジウォン　　→　ミソン　ハンディギ村　　　　　　イ・ジウォン　　　　→　ポンスク　　　　　　チョン・チェリン　　→　タオ　　　　　　イ・ソニ　　　　　　→　チョバ　　　　　　チョ・パンス　　　　→　軍医官　　　　　　チョン・ガンホン　　→　経理将校　　　　　　コ・ホニル　　　　　→　今野　　　　　　キム・ヨンミョン　　→　衛生兵１　　　　　　ソン・ウンソク　　　→　衛生兵２　　　　　　チョン・スンホ　　　→　前田　　　　　　チョン・ヒリョン　　→　軍属１　　　　　　パク・キルス　　　　→　軍属２　　　　　　キム・インシク　　　→　浜田　　　　　　キム・ドンウォン　　→　松本　　　　　　パク・ソンニョル　　→　高本　　　　　　チョ・イルヒョン　　→　山田　　　　　　キム・ヨンヒョン　　→　スニの兄　　　　　　イ・ギョンフン　　　→　光復軍幹部１　　　　　　ク・ソンホ　　　　　→　光復軍幹部２　　　　　　アン・ジェソン　　　→　光復軍幹部３　　　　　　キム・ヒョンジュン　→　日本軍幹部１　　　　　　キム・ホヨン　　　　→　日本軍幹部２　　　　　　コン・ジェミン　　　→　日本軍幹部３　　　　　　イ・ジウン　　　　　→　ウンギョンの母　　　　　　キム・ドギュン　　　→　ウンギョンの父　　　　　　イ・ギョンヒ　　　　→　ウンギョンの叔母　　　　　　イ・ギュジュン　　　→　ウンギョンの叔母の夫　　　　　　チョン・サンイン　　→　ウンギョンの強姦犯　　　　　　ピョン・ハニ　　　　→　エリ　ムーダン（巫堂）見習い　　　　　　チョン・スンナム　　→　ウルリョ　　　　　　ナム・スヒ　　　　　→　ミョンヘ　　　　　　ソ・ウンソン　　　　→　チョンスン　　　　　　カン・ハクス　　　　→　イルギュ　　　　　　コ・インベ　　　　　→　里長夫人の父　　　　　　ユン・ヘヨン　　　　→　里長夫人　　　　　　キム・ギョンナク　　→　村長　　　　　　ソク・ヒョン　　　　→　フニ　　　　　　キム・ユジン　　　　→　フニの母　　　　　　イ・ジス　　　　　　→　洞事務所男性職員　　　　　　キム・ウナ　　　　　→　洞事務所女性職員　　　　　　イ・ヨウォン　　　　→　洞事務所女性職員　　　　　　チャ・ムヨン　　　　→　医師　　　　　　チョン・ブギョン　　→　看護師　　　　　　カン・ミンス　　　　→　パラジ　み霊（たま）に供物を施すとき法師を手助けする人　　　　　　キム・ミニョン　　　→　パラジ　　　　　　キム・ユルヒ　　　　→　パラジ　　　　　　ウォン・ナギョン　　→　パラジ　　　　　　キム・テヨン　　　　→　パラジ　　　　　　イ・ジェヒョク　　　→　パラジ　　　　　　チョン・グァンユン　→　パラジ　　　　　　チョ・ソンジェ　　　→　パラジ　　　　　　チョン・ドンイル　　→　楽士　クィヒャン（鬼郷）グッ　　　　　　コ・アンナ　　　　　→　楽士　クィヒャン（鬼郷）グッ　　　　　　クォン・ジヘ　　　　→　楽士　クィヒャン（鬼郷）グッ　　　　　　キム・ミジン　　　　→　楽士　クィヒャン（鬼郷）グッ　　　　　　キム・ジヒ　　　　　→　楽士　クィヒャン（鬼郷）グッ　　　　　　イム・ヘヨン　　　　→　受付台の人　　　　　　チャン・ヒョンイク　→　受付台の人　　　　　　シン・ボンス　　　　→　Press記者　　　　　　キム・ワンギ　　　　→　バスの中の人　　　　　　パク・チュヒョン　　→　バスの中の人　　　　　　チョン・スンヒョン　→　バスの中の人　　　　　　イ・チェヒョン　　　→　バスの中の人　　　　　　パク・チンギョン　　→　バスの中の人　　　　　　ヤン・ジホ　　　　　→　救急要員　　　　　　キム・ミンジュ　　　→　少女代役　　　　　　チェ・イン　　　　　→　少女代役　　　　　　イ・ユリン　　　　　→　少女代役　　　　　　ペ・ユンジ　　　　　→　少女代役　　　　　　ユン・ノウル　　　　→　少女代役　　　　　　ユ・ジェヒョン　　　→　日本軍　　　　　　イ・スジ　　　　　　→　中国人　　　　　　スタント　　　　　　リュ・ヨニョン [受賞]　2016 第21回利川春史大賞映画祭／観客が差し上げる最高映画賞（チョ・ジョンネ）　　　　　　2016 第36回黄金撮影賞授賞式／監督賞，撮影賞新人賞（カン・サンヒョプ），新人女優賞（ソ・ミジ）　　　　　　2016 第53回大鐘賞映画祭／ニューライジング賞（チェ・リ）　　　　　　2016 第３回韓国映画制作家協会賞／kreative thinking賞（ジェイオーエンターテイメント） [映画祭]　 [時間]　１２７分 [観覧基準]　１５歳以上観覧可　　 [制作者]　チョ・ジョンネ [制作会社]　 [制作費]　 [ＤＶＤ]　日本発売なし [レンタル]　 [ＨＰ]　 [撮影場所]　 [Ｍ-Video]　 [Private ]　K-DVD（ALL 日本語字幕あり）【73】 [おまけ]　・2002年から構想された映画＜帰郷＞は，投資家を探せないなか，市民７万5,270人の　　　　　　　後援金（寄付金）で，純制作費の５０％以上である約１２億ウォンの制作費を調達し　　　　　　　て映画を完成したそうです。　　　　　　・後援者（寄付者）の名簿は，エンディング・クレディットの最初に，約１０分かけて　　　　　　　流れます。　　　　　　・また，ヨンオク（ヨンヒ）役のソン・スクをはじめ，チョンミンの父母役のオ・ジヘ　　　　　　　とチョン・インギが，無償で出演したそうです。　　　　　　・映画＜帰郷＞の冒頭には，「日本軍'慰安婦'被害者たちが残された証言による実話を　　　　　　　元に構成しました。」というクレジットが出ます。　　　　　　・また，映画の最後には，「この映画を全ての日本軍'慰安婦'被害者の女性たちに捧げ　　　　　　　ます。」というクレジットが出ます。　　　　　　　・映画＜帰郷＞は，帝国主義と日帝の蛮行を赤裸々に表現することに重点を置いていな　　　　　　　いようで，刺激的な要素を最大限排除したまま，慰安婦被害者の魂を慰労することに　　　　　　　演出意図があるように思えます。　　　　　　・神がかったウンギョンは，無二の親友であり，妹だったチョンミンの死を忘れること　　　　　　　ができないヨンヒに，過去のチョンミンと遭遇させてあげます。　　　　　　・また，他郷で死んでいった'慰安婦'被害者少女たちの魂を迎えるクィヒャン（鬼郷）　　　　　　　グッを行って，現在と過去を繋いであげる媒介体の役割をします。　　　　　　・慰安所の管理人のりこ役のキム・ミンスは，大阪にある在日同胞劇団＜タルオルム　　　　　　　（月昇る）＞の代表で，チョンミンを演じた在日同胞４世の俳優カン・ハナの実母で　　　　　　　す。　　　　　　・母が出演する映画＜帰郷＞のシナリオを読んだカン・ハナは，監督に出演したいとい　　　　　　　う意志を伝え，監督も日本語ができる俳優を捜しており，オーディションにも通過し　　　　　　　たそうです。

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