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その8
役立たずではございません
廣州窯 白磁の一人用茶器

   


これまで紹介してきたぷりちーは,ぷりちー以外に能があるものはありませんでしたが,ここで紹介するものは,眺めたりなで回したりした後お茶を飲むことができる有用なぷりちーです.
今回のぷりちーは廣州窯(くゎんじゅよ)の白磁の一人用茶器でございます.廣州窯はその7の通仁と同じくソウルの仁寺洞通りに店を出しています.ハラダはソウルに出向くとあの辺りにねぐらを確保するのが常なのですが,仁寺洞通りにはハラダの好きなものをたくさん売っている上,つい喫茶店でくつろいでしまうので,何度ソウルに行っても毎回あの周辺だけで遊んでしまうという事態になってしまうのでした.

廣州窯の仁寺洞通り店のディスプレーはいつ見てもお洒落です.それでついふらふらと店に入ってしまうのですが,仁寺洞通りを冷やかしながらのことなので,店に辿り着くまでにはすっかり韓国プライスが頭にたたき込まれており,廣州窯で品物を見ては「うえー高くて買えないよう.」と言って店を未練たらたらで後にするのでした.しかし,帰国した後,冷静に考えてみると「買っておけばよかった.」と毎回後悔してしまうのです.で,廣州窯ではさくっとカードで買い物をするのがよろしいかと思っております.
このシリーズは,青磁と掻き取りと象眼のものが主体で白磁のものは珍しい(1997年)とのことでした.私も,実は白磁ではなくて青磁の蓮唐草模様のこれを買うつもりだったのですが,この白磁にすっかり骨抜きになってしまい,蓮唐草はまた今度(湯のみを持ってるし)となったのでした.
ただ,この白磁の茶器の唯一にして最大の欠点は,薄手なので熱いお茶を入れると手で持てないことです.私は猫手なんですよう.


で,結局上記時以来,使用せずに飾っております.高価なぷりちーです.しかーし,この造形が限りなくぷりちーなんですよねえ..引っ越しの時,箱は廃棄してしまいました.また行くぞ!>韓国(といって,台湾になるのか..また.)
(2002.04.25)


                 



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