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Rushlatest information

08/14/02

Modern Drummer Sep. 2002
Modern Drummer 02/09

VT 関連で唯一、Neil へのインタビューを掲載した Modern Drummer '02年9月号が日本に入ってきました。記事は13ページ (広告を除くと実質10ページ程度) オール・カラーで、表紙を含めて7点の新しい写真が使われています (総て Andrew MacNaughtan 撮影)。写真の一部には6月27日のツアー・リハーサル時のものもあります。インタビューはアルバム全体の制作過程、曲ごとのドラム・テクニックの紹介などで、残念ながら歌詞に関しての言及はありませんが、たとえば 'One Little Victory' のダブル・ベース(・ドラム)・パートはもともと曲のエンディング部として考えていたものだったのが Geddy の助言でイントロを含めた他の部分にも使うようになったことや、今回のドラミングでは Keith Moon からの影響をかなり表現していることなどが語られており、非常に興味深いです。また、各曲でのスネアのセレクトについての囲み記事、「Ghost Rider」の紹介、1ページの奏法紹介記事もあります。

07/22/02

海外の雑誌の VT 関連インタビューが出始めました。まず最初にインタビューを載せたのはイギリスの Classic Rock。この雑誌は、まあ表紙をごらん頂けば一目瞭然ですが、70年代を中心とした、オールド・ロック・バンドとそこから派生したバンド/アーティストをメインに載せている、ちょっと後ろ向き (笑) な雑誌です。ただ、Rush の記事はオール・カラー10ページ、写真満載です。しかも海外の雑誌にありがちな広告の挿入なしなので、正味10ページになります。写真は主に過去のものですが、この記事のために撮られたGeddy と Alex のツー・ショットも3点あり、うち1点はわざわざトロント旧市庁舎前で撮影したものです。これは必見。記事内容ですが、やはり Geddy と Alex へのインタビュー。現在、過去の作品を振り返ってどう思うか、などの昔話がメインですが、今回のアルバム/ツアーに関する話題もあります。日本へは6月末に入ってきました (スミマセン、報告が3週間も遅れてしまいました‥‥店頭在庫が残っているかもしれませんので、新宿タワレコ以外の店を探してみてください‥‥7/21に見たところ、同店では売り切れでした)。

Classic Rock (UK) Vol.42 Jul. 2002
Classic Rock (UK) Vol.42 '02/07
Bass Player (USA) Jul. 2002
Bass Player (USA) '02/07

次に出たと思われるのが Pass Player誌。この雑誌は確実に Geddy が出るので要チェックなのですが、今回もちゃんと載せてくれました。正味2.5ページ、この記事だけの写真はなしですが、なんと Geddy から VT 全曲を一曲ずつ解説してもらってます!雑誌がプレイヤー向けなので歌詞との関連などはほとんどなく、純粋に楽曲の制作過程などの解説ですが、他では読めない/聴けない大変面白い内容です。日本への入荷は7月中旬。現在も輸入音楽誌を扱う店で購入可能と思われます。

そして、今のところ日本に入ってきているのを確認できた最後の雑誌が Guitar Player。Alex が表紙です。記事はオール・カラーで正味約8ページ。うち約6ページが VT に関するインタビュー、約2ページが、1st から MP までの代表曲8曲について、当時のレコーディングに関してと現在の Alex の印象を語ってもらった企画記事です。代表曲8曲といっても、アルバムから各1曲(AFTK のみ2曲)です。VT インタビューはプレイヤー誌らしくかなり突っ込んで語られていますので、今回劇的に変化したギター・アレンジメントなどについて興味のある方は必見です。日本への入荷は7月中旬。現在も輸入音楽誌を扱う店で購入可能と思われます (が、新宿タワレコにはもうありません。最後の2冊を買ってしまいました)。

Guitar Player (USA) Aug. 2002
Guitar Player (USA) '02/08

それと、6/14日付けでちらっと書いた唯一の Neil のインタビューを載せた Modern Drummer誌ですが、記事が掲載されたのは9月号で、数日前に北米で発売になったばかりです。日本への入荷は8月上旬以降になると思われます。
 そのほか、Acoustic Guitar誌に 'Closer To The Heart' のスコア(のみ)が掲載されているのが確認できています。

BBS でのみご紹介していた Rush のクラシック・トリビュート・アルバム Exit...Stage Right ですが、6月末に日本の大型輸入盤店への入荷を確認しました。(あまり興味がないのでまだ買ってません (^_^;)

最後に、追加発表が待たれる An Evening with Rush - Vapor Trails Tour 2nd leg の日程ですが、非公式ながらカナダのラジオ番組中で「Rush が10月に Air Canada Center でショウを行うことが決まった」という発言があったそうです(カナダ在住 THML メンバーの投稿より)。時期的にも発表は間近と思われます。期待して待ちましょう!
 これと関連がありますが、最近行われたラジオ・インタビューで、Geddy は「2nd leg ではセット・リストと照明などのステージ効果を変更する」と発言したそうです (未確認)。やはり屋外よりも屋内の方が照明が映えますからね。こちらも期待しましょう!

06/20/02

Anthem/Atlantic より、公式のインタビュー・ディスクがリリースされました。Presto の時と同じ Profiled という名前で、New York の Atlantic Studio で録音された Alex と Geddy のインタビューを収録しています。内容は Track.1 が22:51のインタビュー('Vapor Trail', 'Ceiling Unlimited', 'Sweet Miracle', 'One Little Victory' が流れるので、インタビュー部分は約12分)。
 プロモーション・ディスクなので、通常のルートでは入手できません。今のところ ebay などのオークションで入手可能。ちなみに今は品物がだぶついているので US$10〜20くらいで落札可能ですが、Presto の時の Profiled!RTB の時の RTB Radio Special の例を考えれば、後々値段が上がることは確実です。早めの入手が吉と思います。

Profiled 2002 disc
Profiled 2002 disc
Profiled 2002 booklet
Profiled 2002 booklet

06/16/02

VT アナログ盤が届きました。アメリカ・プレスで、2枚組。カタログ・プライスは US$18.98 で CD と変わりません。2枚組ということでダブル・ジャケット(見開きジャケット)を期待したのですが、残念ながらシングル・スリーブに2枚と歌詞カードが入っているというものでした。CD よりも製造コストが数倍かかるという LP ですから、コスト削減のための措置も仕方のないところでしょうか。なお、パッと見で大きく違うのが、表面に "Vapor Trails" の文字が入っている点。ブックレットとバック・カードが分離する CD と違うので、ここに入れられたのでしょう。CD ブックレットの各曲のタイトルと同じ書体です。同じ書体、といえば、この LP に付いている歌詞カードでは、各曲のタイトルはこの書体になっていません。また、タロット・カードのイメージがひとつも使われていない!歌詞カードは1枚の両面に歌詞及びクレジットが印刷されているのですが、スペースはほぼ一杯まで使われています。タロットを入れると二つ折りにしなければならず、これもコスト的に見合わなかったのかもしれません。また、微妙に違う点として、CD のブックレットでは歌詞の所々の頭文字が赤くなっていたのが、LP では全くないことがあります。これが何を示しているのか気になっていたのですが、一方であまり重要ではないのかも、とも思っていました。どうなんでしょうね。ただ、歌詞の一部がイタリックになっているのは同じです (これも、必ずしもサビやリフレインに対応していないような気がして、気になっていたりします)。

Vapor Trails US press LP front
Vapor Trails (US press LP front)
Vapor Trails US press LP back
Vapor Trails (US press LP back)
Vapor Trails US press LP lyric sheet front
Vapor Trails (LP lyric sheet front)
Vapor Trails US press LP lyric sheet back
Vapor Trails (LP lyric sheet back)
Vapor Trails US press LP labels
Vapor Trails (US press LP labels)

ディスク自体なんですが、左画像の通りいにしえの ATLANTIC LABEL が使われているのがなんとも懐かしいというかなんというか。2002年のアルバムのタイトルや曲目が、(Swan Song 設立以前の) Zepp 等と同じデザインのレーベルに印刷されているのは、なんとも奇妙なものです(笑)。それから、ディスクの重量は '80年代中〜後期の軽いものよりは重く、もっと以前の重かったものよりは軽い、という感じでしょうか。残念ながらレーベルの印刷、ディスクのプレスのクオリティはあまり高くなく、Record 1 のA面には成形ミスがあってノイズを生じてしまっています (もちろんたまたま運が悪かったのかもしれません)。それはともかく、曲順を見てください。Record 1 のA面は、'One Little Victory' で幕を開け、切ない 'Ghost Rider' で終わり、B面はヘヴィな 'Peaseable Kingdom' でスタートし、これまた泣ける 'Vapor Trail' で終わる。その余韻を残したまま Record 2 に交換すると、A面はまたしてもノリノリの 'Secret Touch' に始まり、胸を打つ 'Sweet Miracle' で停止、B面は強力な 'Nocturne'〜'Freeze' と続き、締めに開放的な感じの強い 'Out Of The Cradle'。まるで LP にすることを予め考えていたかのような曲順じゃないでしょうか!?LP は確かに扱いが面倒ですが、こうした曲順の妙というか面の変わり目の余韻という点では、やはり CD とは比べものにならない面白さがあるということを再確認してしまいました。

さて、肝心の音質ですが、はっきりとした CD との違いは確認できませんでした (^_^;)。なんとなく、ベースの、特にコード弾きしている音の迫力が増していて、逆にヴォーカルが少し引っ込んでいる感じがしますが、全体的な印象はほとんど変わりませんでした。ちなみにシステムは [LP Player: YAMAHA P-700 w/AT10G, AMP: ONKYO Integra A-819GTR, SPEEKER: YAMAHA NS-650, CD Player: DENON CDR-1000] です。やっぱ針が安物で、CD Player が CD Recorder なのがいけないのか‥‥ (^_^;)。もっとアナログに適合したシステムでお聴きの方、是非印象をお教え下さい。
 ちなみに、アナログ・レコードについては「I hate...」とまで言い、ついには T4E の LP リリースを許可しなかった (UK でのリリース予定はあった) と言われる Geddy ですが、レコーディングでもデジタルとアナログを併用した方がいいという見解に変わっていますし、CD/LP に対する見方も変わったのかもしれませんね。それとも単純に、コレクターやクラブ・ユースを狙った ATLANTIC の戦略でしょうか。
 それはともかく、VT アナログ盤のレポートでした。

掲示板では4月中旬にお伝えしていた、Alex の経営するライヴ・ハウス Orbit Room のバンド、The Dixters が2000年11月10日に Toronto は Capitol Theatre で行った多数のゲストを迎えてのショウを記録した CD、SOUL IN THE CITY 2000 が届きました。ほぼ自主制作で、ジャケットもありません (^_^;)。本来は Orbit Room での限定販売なのですが、今回のみ通販を受け付けていました。The Dixters の名前の通り、演奏されているのはディキシーやモータウン系の音楽で Rush の音楽とは直接の関係はありませんが、Alex が弾いている曲も1曲収録されています。そっち系の人ばかりの中で異彩を放つ Alex の音が楽しめます。演奏もリラックスしていて楽しそうです。

Soul In The City 2000 track list
Soul In The City 2000 track list
Soul In The City 2000 CD
Soul In The City 2000 CD

06/14/02

日本の雑誌の VT 関連インタビューが出揃いました。まず最初にインタビューを載せたのは 5/21日付けで紹介している Bass Magazine。次にインタビューを掲載したのが、6/2日発売の Player '02/07月号 (右画像)。カラー4ページ、白黒2ページで Geddy, Alex それぞれへのインタビューを取っており、写真もウェブ上で見られるプレス用写真以外の2枚(最初の2ページのもの)を掲載しています (でも、Andrew MacNaughtan のクレジットを間違えてますが‥‥)。他では訊かれていないようなユニークな質問も多く、興味深いです。また、巻末近くの毎号企画「abbum Legend 72」では 2112 を取り上げ、9ページに渡って分析しています。内容は、2112 リリースまでの歴史 (2ページ)、レコーディング・エンジニアによる解析 (1ページ)、Geddy と Alex の「今ふり返ってみての 2112」インタビュー (計1ページ)、ギター奏法解析 (1ページ)、1976年をふり返る (1ページ:特に Rush と関係はない)、当時の機材紹介 (2ページ:ただし Drum の解説はなし)。非常に充実した内容で、特に2人へのインタビューは興味深いです。

Player (Japan) Jul. 2002
Player '02/07

‥‥が。冒頭のヒストリー記事に問題が。野田雅之というライターによる2ページ、約6,000文字のこの文章のうち、最後の19行、400文字以外は唯一のオフィシャル・バイオグラフィ「VISIONS」の要約です。それをどこにも記していません。商業誌がこんなことでいいんでしょうか!?人(Bill Banasiewicz = B-man) の文章を翻訳/要約してハイ私の文章でござい、とするこの野田雅之というライター、信用できないライターとして私の心に深く刻まれました。なお、編集部にこの件を問い合わせたところ、建設的な対応はしていただけなかったことを記しておきます。

Burrn! (Japan) Jul. 2002
Burrn! '02/07

その次が、6/5日発売の Burrn! '02/07月号 (左画像) で、カラー2ページで Geddy へのインタビューを掲載しています (他に、誰かさんにクリソツな読者投稿による FBN レビューもあり。投稿者は '80年代中盤 (?)〜CP までがお好きでないようで)。また、唯一 VT の広告が載っています (ここにもどこかで見たバンド紹介文が‥‥)。「こわいオジさん」の表紙が目印 (って、これは別のサイトのネタ(笑))。

Young Guitar (Japan) Jul. 2002
Young Guitar '02/07
Guitar Magazine (Japan) Jul. 2002
Guitar Mag. '02/07

 更に、6/10日には Young Guitar '02/07月号 (右上画像) が発売され、3色3ページの Alex へのインタビューが掲載されました。インタビュー自体は定型的なものですが、別ページにインタビューが掲載されている Dream Theater の John Petrucci からのコメントも掲載されています。
 そして、6/13日発売の Guitar Magazine '02/07月号 (左画像) で、VT 関連インタビュー掲載号が出揃いました。こちらは2ページで Alex へのインタビューを掲載。ソロをほとんど取っていないことについて、はっきりと今の意見を語っていますので、疑問に思っていた方は必見です。また、Neil と Geddy を短い言葉ながら分析しているのもなかなか興味深いです。

また、海外の雑誌でもぽつぽつとインタビューが掲載され始めています (日本より遅いのは常)。少なくとも、お膝元では Canadian Musician誌は表紙+インタビューの特集を組んだ号が発売になっています。‥‥が、この雑誌は日本に入ってこないんですよね。入手はCanadian Musician のサイト でバック・ナンバーとして扱われるまで待たなければなりません。いや、北米ツアーを観に行かれる方は、現地で買うのが一番ですね。
 今回、Neil はプロモーション関連には全くタッチしないことになっていて、実際 rush.com に掲載された Album Bio だけが唯一の Neil の言葉です。しかし、長年に渡って様々な形で関わってきた Modern Drummer誌のみ、Neil のインタビューを取った模様です。未だその号は発売されていないようですが、この雑誌は必ず日本にも入ってきますので、可能な方はタワレコ等をチェックしてみましょう。

さて、5/16日付けでご紹介した Neil の新しい本 Ghost Rider の出版が間近に迫ってきました。この本、完全に 1999年〜2000年の傷心の放浪記のようです。もの悲しい表紙が涙を誘います。尊敬する人物の絶望とそこからの回復を読むというのは、いったいどのような経験になるのか。全く想像がつきません‥‥。
 当初の予定ではツアー開始(‥‥もう2週間切ってます!)と同時くらいの発売ということだったのですが、現在はやっと印刷工程に入ったところで、7月第1〜2週くらいに発売できるだろう、というのが出版元の見解のようです。amazon.com では早くからプレ・オーダーを開始していて、現在ハード・カヴァー版 (US$28.95)ソフト・カヴァー (paperback) 版 (US$18.95)の両方がオーダー可能となっています。

また、これは非常にコレクター向けかもしれませんが、VT のアナログ盤がリリースされました。早い店では5月最後の週から、CDNOW では6月初めから発送を始めましたが、CDNOW では現在在庫切れ、バック・オーダー扱いです (CDNOW の Vapor Trails のページ)。欲しい方は早めのオーダーが肝心かもしれません。ちなみに、私は5月終わりにオーダーし、6月5日前後に発送されたようですがまだ届いていません。届き次第、外観や音についてレポートしたいと思います。

最後に、east west japan がワーナーミュージック・ジャパンのサイト内に作った Rush のページをご紹介しておきます。まずトップは VT 紹介で、曲目、およびバンド紹介 (拙文でお恥ずかしいですが漢字のフル・ネーム入り) を掲載。そして、メニューの SPECIAL をクリックすると、rush.com の Album Bio の日本語訳が読めます。あまり長期間置かれるページではないようなので、早いうちにチェックした方がいいかもしれません。

05/28/02

VT 関連インタビューで05/16/02付けでご紹介したもの以外を列挙してみます。

hmv.com のものはあまり長くないながらも Alex の最新のインタビューで、なかなか興味深いことを語っています。また05/06日付のカナダのローカルTV で流れたと思しきインタビュー映像、これ必見です。内容的には他とかなり被っていますが、Alex が Rush の最初のショウの日付をパシッと答えて、それにのけぞって驚く Geddy が見物です(笑)。ただし、その日付が「Rush の最初のショウ」のものなのか、「Geddy を借りて行った最初のショウ(笑)」なのかは不明です。

さて、これは Rush 自体とはほとんど無関係な話題なのでお目汚しかもしれませんが、BBS で話題になった「日本盤の帯裏に記載されているバンド紹介文章が、The Sphere の About Rush (Rush ってなに?) の一部を無断引用しているのではないか、ということについての顛末を記しておきます。
 まず5月22日に BBS * Light * で「jun'yaさん(僕)の書かれた「About Rush」の文章に良く似ている(というか、ほとんど同じ)ですよね。あちらに寄稿されたのですか?」という投稿がありました。実は、僕はそこをよく読んでいなかったために気付いていませんでした。しかし、確かに読んでみると、それはどこかで読んだ文章(笑)。改めて確認すると、句読点の打ち方等若干の違いはあるものの、まぎれもなく僕の書いた文章でした。僕は事前に全く知りませんでしたので、これは明らかに無断引用であると感じました。そこで、east west japan の担当者に連絡を取ったのですが、木曜日、金曜日は担当者が体調を崩されていて不在でした。そして5月27日(月)の午後4時45分頃。3度目の電話で担当者と繋がりました。
 詳しい過程は省きますが、まず電話口で(こちらのもとの文章は後で確認するということでしたが)すぐに無断引用を認めてもらえました。そして実際に About Rush を確認してもらった後、直接僕の所へ謝罪に訪れていただきました。その結果、east west japan は www サイトは持っていないが、ワーナーミュージック・ジャパンのサイト内に新作リリース・インフォを載せる形式的なページをその時々作っているので、そこに原文(About Rush の一部‥‥ですが、抜き出すとなると少々手を加える可能性はあります)を紹介文として掲載しフル・ネームで僕の名前を記載する、またそこには謝罪文を載せるスペースがないので The Sphere に顛末を書く、ということで合意しました。
 掲載ページについては後ほど詳細が決まり次第、アナウンスさせていただきたいと思います。以上、ご報告でした。

05/22/02

Vapor Trails 日本盤 (AMCY-10015 定価 2,400円 (税抜))が正式に発売されました。

05/21/02 (午後)

昼過ぎに CD ショップへ行ってみると、2件目で発見しました。Vapor Trails 日本盤。正式な発売日は22日ですが、各ショップに入荷するのは前日なので、大抵は入荷したらすぐに店頭に出してしまいます。さて、今回の日本盤でのタイトルは「ヴェイパー・トレイルズ」。そのままのカタカナ表記です。各トラック・タイトルも同様にカタカナ表記で、日本語訳されているものはありません。一月ほど前から噂になっていたとおり、DREAM THEATER の Mike Portnoy が寄稿しています。意外と長い文章ですが、今回のアルバムについて、というよりは「どれだけ RUSH を好きか」という感じになっています(笑)。なお、ライナーは相変わらずの伊藤政則氏でした‥‥。

Vapor Trails US press
Vapor Trails (Japanese Press)

なお、それ以外の各国盤との相違点ですが、ブックレットはユーロ盤と似た感じのマット気味な印刷で、ディスクは中心まで白で印刷されたアメリカ盤寄りの感じです。ただし、アメリカ盤では途中(下の記録面がある部分が終わり、プラスチックだけになりますが、その境目で)白い印刷が途切れているんですが、日本盤は途切れなく白くなっています。目に付いた違いはそんなところでしょうか。

また、家に戻ってみると Backstage Club から荷物が届いていました。オーダーしたのは Vapor TrailsA Work In Progress (DVD)(後述)です。Vapor Trails はやはりオリジナル・カナダ盤でした。アメリカ盤がそうでしたから当然と言えば当然ですが、やはり通常のジュエル・ケース入りのパッキングでした。ブックレットの印刷はアメリカ盤と同じく、つやありでかなりぎらついた感じ。またディスクの印刷は中心まで途切れなく白で印刷されているものでした(つまり日本盤のディスクはカナダ盤に近い)。ただし、カナダ盤のみディスク面の印刷がマットで艶がありませんでした。

Vapor Trails Canadian press
Vapor Trails (Canadian Press)
Sticker on Vapor Trails Canadian press
Sticker on VT Canadian press

また、ステッカーがアメリカ盤とは違いました。左の画像を見ていただければ一目瞭然ですが、'One Little Victory' しか表記していません。また、もう一つの公用語であるフランス語との併記になっています。ということで、加、米、欧、日盤の比較でした。

そうそう、Backstage Club でプレ・オーダーすると、ランダムにサイン入り CD が送られてくるというのと、必ず VT ステッカーが貰えるという2つの特典がありました。残念ながらサイン入りは送られてきませんでしたが、ステッカーは来ました。右画像のものです。ブックレット・サイズ。厚手のものです。まあ、たいしたものではありませんが‥‥(笑)。

それと、A Work In Progress の DVD について。Backstage Club で「世界どこでも再生可能」と表記されていたとおり、リージョン・フリーでした。まださわりしか見ていませんが、やはり DVD だと綺麗ですね。スロー再生や巻き戻しなどもストレスがないので、VHS よりも格段に使いやすいです。

Sticker on Vapor Trails US press
VT Decal

また、DVD だけの特典として、T4E 各曲の演奏部分のみ、ゲスト・ミュージシャンの演奏部分のみの再生機能と、Neil のドラム・キットの解説(模式図を使った機材の説明:あまり大したことないですが)、それから PC で再生したときには関連 www へのリンクが使える機能があります。ブックレットは2冊付いていて、それぞれ曲解説を補足するスコアが収録されています。定価は US$59.99 ですが、Backstage Club では US$49.99 で買えます。贅沢を言えばマルチ・アングルにして欲しかったところですが、それは贅沢言い過ぎでしょうか (^_^;)。いずれにしてもおすすめです。

A Work In Progress DVD
A Work In Progress DVD

それから、新しいインタビュー記事が出ました。制作終了からだいぶ時間が経ってきて自己評価ができるようになってきたのか、最後の部分で興味深いことを言っています。

05/21/02

やっと CD not so NOW から US press が到着しました。German press 入手から遅れること9日。やはりパッキングは普通のジュエル・ケース入りのものでした。外見の違いは微妙に背の文字位置が違うのと、多少彩度が高いことでしょうか。ほとんど同じです (いや、もちろんロゴは Anthem と Atrantic の二つだけですが)。で、開けてみると‥‥。ディスクの印刷も違いますね。US 盤は中心の、普通透明の部分まで白く印刷されています。それに、赤が断然クッキリしています。ブックレットも艶有りの印刷になっていて、ちょっと印象が異なります。

Vapor Trails US press
Vapor Trails (US Press)
Sticker on Vapor Trails US press
Sticker on VT US press

それと、大きな違いがケースを包むセロファンに貼られたステッカー。既にお伝えしていたのと微妙に違いますが、「NEW STUDIO ALBUM! features "One Little Victory" & "Sweet Miracle"」と書かれています。確かに 'Sweet Miracle' は強力な曲ですからね〜 (いや、他も皆強力なんですけど)。と、このへんが US press と German press の違いでした。といってもまあ、普通の人(笑)にとっては同じといっていいでしょうね。

それから、日本の雑誌で最初のインタビュー記事が載りました (早い!)。毎号必ずインタビューを載せている Bass Magazine の '02年6月号です。インタビューアはレビューと共に佐武加寿子さん。また Geddy に会えて良かったですね(笑‥‥羨ましいけど)。レコーディング時のエピソードなど、興味深い内容です。ちょっと首を傾げたくなるような質問は、編集サイドから用意されたものでしょうか。また、5曲から4小節ずつほど抜粋されたベースのスコアと解説もあります。

BASS Mag. (Japan) Jun. 2002
BASS Mag. '02/06

それから、前回まとめたインタビューには抜けているものがありました。3月28日、まだほとんどインタビューなどが取られていない頃の電話インタビューの音声ファイルです。これは Baltimore のラジオ局 98ROCK の25周年を記念した番組の一部で、他にも様々な有名アーティストが声を寄せているのが聴けます。

さて、早ければ明日、日本盤が店頭に並ぶと思います。German press を買いたくても買えなかった方、明日は朝いち or 昼休みにレコード屋にダッシュですね!

05/16/02

またまたサボっているうちに、新譜 Vapor Trails (以下 VT) がリリースされてしまいました(笑‥‥ってる場合じゃないか)。詳細は BBS をご覧いただくとわかると思いますが、ここでまたしても情報をまとめてみたいと思います。

Vapor Trails Booklet
Vapor Trails (German Press)

まず、5月11日には少なくとも銀座と新宿の HMV に VT が入荷し、店頭に出されました。Made In Germany のユーロ盤です。本来このユーロ盤は5月13日に発売される予定で、実際ヨーロッパでは13日になるまで販売されなかったのですが、この遠い日本の地でカレンダー通り13日に発売できるよう、早くに送られてきていたものと思われます。いずれにせよ、5月11日には少なくとも一部の店で VT が購入可能でした。翌日には新星堂、Tower Records 等にも入荷しているのが確認され、翌々日には首都圏の輸入盤を扱う大手 CD ショップほとんどが扱うようになりました。
 ということで、私を含め多くの RUSH ファンの方々は、たとえ日本盤を予約していようと買いに走ったわけです (あたりまえですね - 一秒でも早く聴きたいと思うのが真のファンです - 地方在住で手に入れようがない方は残念ですが)。geddylee.net の Q&A BBS の最近の Geddy の発言から VTMFH 同様デジ・パック入りになるかと思われましたが、普通のジュエル・ケース入りでした。また、ブックレットにアルバム・タイトルが全く記載されていないのが面白いですが、考えてみれば CP も同様でした。

その後、14日には予定通り全米でアメリカ盤が発売になりました。CDNow に注文したアメリカ盤はまだ届いていませんが、どうやら普通のジュエル・ケース入りのようです。なお、アメリカ盤に貼られているファクトリーのステッカーには「Vapor Trails/includes "One Little Victory", "Sweet Miracle"」と書かれているようです。従って、2nd(プロモ)シングルは 'Sweet Miracle' になるかもしれません。

さて、現時点で読める/聴ける(ただし正規のもののみ) インタビュー、記事等のリンクをまとめておきます。

それともちろん Rush Official www site に掲載された Neil による Album Bio は最重要記事のひとつです。アルバム制作の詳しい過程が記されています。そして、このサイトの Flash movie も歌詞を読み解く上での重要なキーワードを示しています。

その他のニュースとしては、まず Neil の教則ヴィデオ A Work In Progress が DVD で再発されたことがあります。現在は amazon.comRush Backstage Club のみの取り扱いのようですが、いずれは他でも入手できるようになるでしょう。ちなみに、リージョン・コードはゼロ(フリー)のようです。オーダー済みですので、届き次第詳細をご報告したいと思います。

それともう一点 Neil のものですが、新しい Neil の本 Ghost Rider が出版されます。6月発売予定で既に amazon.com でプレ・オーダー可能です。VT 収録曲と同タイトルのこの本、おそらくは Rush が活動を休止している間の Neil の旅行(放浪?)記なのではないでしょうか。必読と思われます。

A SIMPLE KIND OF MIRROR
A SIMPLE KIND MIRROR

最後に、03/07/02 のニュースの中でお伝えしている Rush の歌詞研究本「A Simple Kind Mirror: The Lyrical Vision Of Rush」も出版されています。全80ページの内容的に軽い本でした。読み物としては面白いと思いますが、「Mystic Rhythms」のような歌詞研究本を期待すると肩すかしを喰うかもしれません。

03/31/02

掲示板 (BBS Index) ではとっくに報告済みですが、3月中旬、ついにアルバム・タイトルが発表されました。タイトルは "Vapor Trails"。直訳すると「蒸気の軌跡」ですが、熟語で「飛行機雲」という意味になります。初めは綺麗で目を引くけれど、僅かな間に消えていってしまうもの‥‥今回のテーマはこんな感じなんでしょうか?

詳しい情報は、geddylee.net に新設された RUSH のページ「Vapor Trails」をご覧下さい。ここに曲名や紹介文、それに最新のメンバー・ショットが掲載されています。

また、3月29日の日本時間では夜中〜翌30日明け方頃に、新規ドメインの rushvaportrails.com が更新され、シングル曲である1曲目の 'One Little Victory' を Streaming で聴かせてくれます。音質はいまいちですが、通しで1曲聴けます。嬉しい!

03/07/02

公式の発表がありました。Anthem が持つファン用の自動応対電話の情報です。発売日は5月14日、ラジオ・ステーション等に配るプロモ・シングルは4月終わりまでにリリース予定、ただしアルバム・タイトルは未だ決定していないとのこと。初めての、公式なリリース予定の発表です。これが変更にならないことを祈りましょう!

リリース日程が遅れに遅れ、ずいぶんと待たされた「Merely Players」ですが、無事2月に発売になりました。‥‥が、現在出回っているものはタイトルからして「Mereley Players」と誤植がある、著者が出版を差し止めたハズの要修正バージョンです。実際に amazon.co.jp で入手したのですが、確かに随所にミスがあり、できれば修正版を手に入れたいところです。3月初頭現在、amazon.com も amazon.co.jp もバック・オーダーになっているので、その後入荷するものは修正版になるのではないでしょうか。→order "Merely Players" at amazon.co.jp

MERELEY PLAYERS
MERELEY PLAYERS

また、それとは別に新しい Rush の歌詞研究本「A Simple Kind Mirror: The Lyrical Vision Of Rush」がリリースされました。これは 2000年6月、PDF でダウンロードできる e-book として出版されていたものの印刷版です。e-book 版の定価は $3 でしたが、今回は $9.95。ただし、加筆されているようです(57ページから80ページに増えています)。3月初頭現在、amazon.co.jp ではバック・オーダー扱いになっていますが、来月までには再入荷する予定とのこと。→order "A Simple Kind Mirror" at amazon.co.jp

それと、これはまだ公式発表ではありませんが、Neil の新しい本がリリース予定という情報が流れました。リファレンスとなったページは"Ghost Rider" news source。 タイトルは「Ghost Rider」というもので、T4E tour の各公演地をバイクでまわったときの話などではないかと言われています。但し、この内容の本については過去にも噂になったことがあり、今回の情報がまた噂の域を出ていないのではないかという話もあります。追加情報を待ちましょう。

02/14/02

公式の発表がありました。残念ながら、リリース日を知らせるものではなかったのですが‥‥。以下、THML の mgr である Martin の投稿です。

At 20:33 02.2.11, THML Manager wrote:
Answer from the higher office:
 
>Martin, considering the mix isn't completed yet, I can confirm that the
>album won't
>be released in March.
>
>However, these fictitious release dates are bound to show up. It's just the
>local foreign record companies filling in their release schedules based on
>information provided by their head office. You will see different release
>dates around the world for this album. Don't pay any attention to them until
>the album's actually finished.
 
See ya'
 
Martin

つまり、まだレコーディング(ミックス)は終了していないから、リリース日は決まっていない。諸外国で発表されている日程はそれぞれの国で勝手に設定しているものだから、あてにしてはいけないよ。ということ。引き続き、本国からの公式情報を待ちましょう。

01/16/02

昨年後半は新着情報は全て BBS * Light * に書いて済ませてしまっていましたが、ここで整理してまとめます。

まずは最大の関心事、RUSH の新作について。

現在までに入っている準公式情報によると、レコーディング自体は完了しているが、最終ミックスは終了しておらず、「アルバムが完成した」という状態ではないということです。また、アルバム・タイトルも未定。リリース日についても相変わらず未定。
 ここからは非公式だが信頼すべきソースからの情報。リリース日は昨年暮れ頃から 2002年3月12日を予定していたが、4月2日に変更。
 さらに、噂に近いレベルでは、最初のプロモーション用シングルは1月28日に全米ラジオ・ステーションに配布予定という情報もあります。

いずれにしても、4月初め前後に新作リリース、という点では一致しています。今までのパターンでは2ヶ月ほど前からラジオで曲が紹介され始めますので、そろそろチェックが必要でしょう。

次に、新作に伴うツアーについて。

準公式情報でも「ツアーは2002年秋から、少なくとも3つのレグに分けて2003年初頭までは行うが、終了時期は未定」とアナウンスされました。昨年、Neil のドラム・テクニシャンをリタイアした Larry Allen の「Neil は(体力的な衰えなどから)ツアーそのものを嫌っている」という発言から、ツアーがないか、あってもごく小規模になってしまうのではないかという悲観的憶測もありましたが、どうやらそれは回避されそうです。
 また、非公式の情報では更に「第1レグでは全米50州(おそらく本国カナダも含まれる)をサーキットし、第2レグではそれ以外の地域を回りたい」と言っているというものがあります。「それ以外の地域」として真っ先に挙がるのは、やはり英国。それとドイツ、フランス、オランダなどのヨーロッパ地域。10年前(もうそんなに経ったんですね‥‥)の RTB ツアーでは、まさに今回漏れてきている情報と同様のツアーでした。もし、もし万が一、「もっとその他の国も」ということになれば、北米、ヨーロッパに次いでセールスを上げているのはどこか?ということになってきます。一応、正規盤をリリースしてるのはブラジル、日本ですが‥‥。
 それから、前述の情報と一緒に、前座として候補に挙がっているアーティストのリストも漏れてきています。それによると、「Ben Folds, Foo Fighters, Chris Cornell and The Machine, Barenaked Ladies, Our Lady Peace, Jimmy Eat World, and Incubus」ということで、実現すれば非常に豪華なメンツです (いくつか知らないバンドもありますが)。ただし、前座が人気アーティストだと、チケット入手も困難になる可能性があります。

最後に、新しい RUSH のバイオ本「Merely Players」について。
 度重なる延期で発売自体が危ぶまれていましたが、去る1月10日頃、北米の一部の書店に並んだということです。実際に入手した人によれば、「全体としては悪くないが、あまり過度な期待を持たない方がいい」という感じだそうです。とはいえ、北米地域と比べて非常に情報の少ない日本のファンにとっては、ありがたい本であることには違いないでしょう (多分)。


06/08/01 : comment from Geddy/ 05/26/01 : Producer for new album/ 02/16/01 : RUSH Starts recording for new studio album!/

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