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来春まで「武藤Hの1Pの世界」の更新を休止させて頂きます


「武藤Hの1Pの世界」にアクセスありがとうございます。
初めての方はともかく、このHPに何回もいらっしゃった方には、本当に突然の発表で心苦しく思います。
すでにご存じの方も多いと思いますが、武藤Hは受験生です。
本来ならばこの夏休み、全力を振り絞って勉強に命を燃やさなければならないはずでした。
しかし、僕は弱い人間で、そのようなことができませんでした。
結果、今日行われた模試で、理系であるにもかかわらず数学が1問も完答できないという、
本当に情けない結果が出てしまいました。
本当に情けない結果です。
自分の弱さを、はっきりと形にして見せられたようで、愕然としました。

ですから、「武藤Hの1Pの世界」を休止します。
このHPを気に入ってくれた方々、本当にごめんなさい。
僕は、今まで小さな世界の中でしか暮らしていなかったけれども、
あなたたちのお陰で、より広い視野をもつことができたし、何より本当に楽しかった。
自分の作ったものを、こんなにも評価してくれる人がいるなんて知らなかった。
まだまだ自分も、捨てたものじゃないな、と思わせてくれた。
僕の高校時代の思い出。それは、誰がなんと言おうと、「武藤Hの1Pの世界」に他なりません。
「なんて情けない」と思われる方もいるかもしれない。
でも、僕にとっては、本当に楽しい、そして意義深い6か月でした。
最高の思い出をくれた皆さんに、心から「ありがとう」と言わせて頂きたいと思います。

読者の方の中には、「勉強なんかで、どうして」と思われる向きもあることでしょう。
もちろん、勉強など、人生においてほんのわずかな重要性しかもっていないことは知っているつもりです。
でも、僕は、勉強ができなければ自分は自分じゃないと思っています。
もっとはっきり言えば、勉強で人に負けているようでは自分じゃない、
T大の入試に負けているようでは自分じゃない、と思っています。
客観的に見ると、本当に自信過剰な男です。
無責任な言い方をすれば、こういう考え方を作り出したのは、いつも受験するたびに いい順位をとらせてくれた、学校のテストおよび、塾・予備校のテストなどです。
いつのまにか、自分はそういう人間なのだ、と思うようになっていた。
その他に、自分が自分の長所だと思っていた点は、次々とどこかへ消え去っていった。
(このHPは、そのうちのいくつかを、自分のもとへと呼び戻してくれましたが)
細く狭い、トンネルの中へ、僕は案内され、そして自ら進んでその中へ足を踏み込んだのです。
その選択は、必ずしも間違っていたとは思いません。
トンネルを抜ければ、この社会ではまだまだ通用するであろう「学歴」という武器が手に入るはずです。
再び明るい世界が待っていることでしょう。今はそう信じるしかない。
しかし今日、頭上の岩盤はガラガラと音を立てて、落ちてきた石つぶてが僕を苦しめます。
いま走り抜けなければ、もう見えかけている出口にたどり着くことなく、
重い重い落盤が、すべてをめちゃくちゃにしてしまいそうです。

まだ3〜4回、大学別の模試が残っています。
あと2回受けてみて、もし数学の状況が変わらないようなら、
親との相談で、僕はとりあえずT大をあきらめ、N大を受けることにしました。
でも、前述のような考え方だから、そんな風に大学生になっても、
絶対に悔いを残すことになるだろうし、それは決していい選択ではないと思います。
僕は自分のプライド、イコール自分の存在意義をかけて、T大と戦いたい。
そして勝たなければ、僕の人生はすでにないと思いこんでいます。
なぜなら、T大に破れ、「所詮ここまでだったか」と自分を笑い、そして許すことができるほど
僕は人間ができていないから。
いままで常にトップクラスを歩んできた自分に、未来の自分が負けるのは許せない。
ただ1つ残された自信を失いたくないから。

僕は今日、久しぶりに泣きました。
心の弱いのが人間。弱いのが人間らしい。そう自分を慰めていた、それは単なる甘えでした。
実は、このHPを始める前にも、一度パソコンをやめようとしたことがありました。
あれは去年の11月。3度にわたる模試の結果にショックを受け、
「もう遊んでいる暇はない、入試まであと1年だ」と電源ケーブルを抜いたあの日。
1か月後、僕のパソコンは再びモータ音を響かせ、ディスプレイは光を放ちました。
そして今年の1月、「武藤Hの1Pの世界」が産声をあげたことは、一部の人にはご存じの通りです。
1週間後、僕は再び電源ケーブルを抜く覚悟です。今度は失敗はしません。
(抜いたケーブルは、いま住んでいるのは違う方の家に持っていきます)
なぜ今すぐやめないかというと、こちらの勝手な都合で、
今まで本当に僕にやさしくしてくれた皆さんからの連絡も無視して、
消え去ってしまうというのは、あまりにも無責任なことだと思ったからです。
皆さん、僕に最後のお手紙を下さい。
いや最後ではない、来年ふたたび僕はこのHPに、必ず帰ってきます。
その時まで、6か月間、しばしのお別れ。
本当に勝手なことを言ってごめんなさい、でも僕の気持ちも、本当は分かってほしい。

いちばん楽しいことを自分で捨てるからには、その報酬は必ず受け取らなければなりません。
来春には必ず、合格の知らせとともに帰ってきます。
合格の知らせなしには、ここに戻ってくることはできません。
来年の2月下旬、僕の運命は決します。
きっと、3月中旬から4月までには、皆さんのところに帰ってくることができるでしょう。
もしここでなかったら、yahooなどで探してみて下さい。
僕が合格さえしていれば、きっとどこかで、あなたにまた会えるはずです。

さて、もう言いたいことは全部言いました。
ここまで読んでくれた方、つきあわせて本当にごめんなさい。
ただ、「休止」の2文字だけでは、皆さんに失礼だと思って、心の内を書いてみました。
8月22日(日)の0時まで、僕はまだここにいます。
最後のお手紙、最後までお待ちしています。

本当にありがとうございました。
来春、またお会いできることを楽しみにしています。


かつて戦争が終わった日に 僕は戦いを始めることを決意した

「武藤Hの1Pの世界」制作者 武藤H


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