1998年1月30日(金)


今週はテスト週間で、オナニーするにしても、味気ないものが多かったため、それらの行為を記すには及ばない。
もちろん1日に1回のペースでオナっていたわけだが、「デラべっぴん」や、インターネットの「J−HOT」の画像をおかずにして、手早く射精をすませていた。
一番時間を節約できるオナニー法は、僕の場合、乳首を転がしながら(←だから、しつこいって)ペニスを激しくこすることである。
こうすれば、ものの1分で、性欲という呪縛から解放され、勉強に力を入れることができるのである。
しかし今日はひと味違った。明日のテストは地理だけであり、夜勉強すればいいと考えていったため、昼間は結構余裕があった。
余裕があるとなると、したくなるのはオナニーである。手近にあったエマ本、「女のコあ〜したい こ〜したい 第12集」を開き、お目当てのページを捜す。 パラパラとめくっていき、杉浦朋美という女の子のところで手が止まった。いい。初めて見る顔だが、ポーズがなかなかHでいい。
僕はさっそく手を服の中に潜り込ませ、自己愛撫を開始した。代わり映えのしないオナニーではあるが、快感はなかなかのものだ。
気持ちよさが高まり、オナニーの全行程中、半ばくらいに達した頃だっただろうか。僕はかねてから思っていた、あることを今日こそ実行に移そうと考えた。
それは、「連続二度ヌキ」である。(勝手にネーミングした)
つまり、一回射精した後、普通ならやめてしまう陰茎への刺激を継続し、再び絶頂感を味わおう、というものである。
これまでにも、何度かこの試みに挑戦したことはあった。しかし、いつも脱力感に襲われ、途中で摩擦を断念してしまってきたのだ。
今日こそヤる。僕はそう心に決め、高ぶってくる快感をセーブしながら、亀頭と乳首の愛撫を続けた。
やがて、絶頂が近づいてきた。「もうすぐ出る」というのが自分にも分かった。右手の動きをますます速くし、フィニッシュへ。
あっ、という短い絶頂感とともに、あとからあとから湧き出してくる白い泉。激しかったオナニーの余韻が、身体に気持ちよい。

しかしこの日ばかりは、いつまでも余韻にひかれている場合ではなかった。僕は引き出しからトイレットペーパーを出して、あそこと、ザーメンに光る内股とをささっと拭いた。
そして、もう一度こすり始める。くすぐったいような感触がするだけで、全く気持ちよくない。今までだったら、もうやめようと思ったに違いないが、今日の決意の強さは、苦痛を上回った。
乳首に触れたら、かろうじて快感が得られた。「これはイける」と思って、両方の乳首を左手で刺激、あそこの茎の部分だけを、強く握って右手でピストン。
こうして2〜3分続けたが、快感は高まるどころか、逆に冷めていく始末。また、「もうやめとけ」と心の中の声。「地理をやらなくていいのか? 石炭の生産国順位は?」 性欲の陰に封印されていたはずの、「オモテ側の僕」の声が問いかける。その問いに、思わず「中国、アメリカ、インド・・・」と答えそうになってしまう僕だったが、
「これではダメだ。とにかくイクことだけを考えよう。そうしないと、1P日記に書くネタがなくなる!」と心機一転、ペニスを握る右手に力を込めた。
裸の女の子の写真を見ながら、Hなことをいろいろ想像する。考え得る限りの、Hなこと、Hなシチュエーションを頭に思い描く。
僕は、精神的にややマゾ的なところがあるのか、どちらかというと「犯される」方に興奮してしまう。このときも、エマ本の中の女のコに、無理矢理あそこを膣に突き刺され、 何度も出し入れすることを強要されている、というような想像をしながら両手を動かしていた。
だから当然、手の動きは激しく、犯されているような錯覚に自分自身を陥らせる。頭の中がHのことでいっぱいになったとき、ふと下半身のどこかで、快感の炎がともった。
「イクぞ!」僕はその炎が消えないうちに、なんとかして絶頂へ行き着こうと、必死に右手を動かした。やっと、高まってきた性の快感。
喜びと気持ちよさの中で、僕のペニスは限界を迎えた。
はっ、ああっ! 膨らみきり、表面をてかてかと輝かせている僕の亀頭から、半透明のねばねばが、だらりと出てきた。
精液は5分前に出尽くしてしまっていたので、再生産する時間もなく、残っていたカウパー腺液と、さっきの射精のとき尿道に残っていた精子が出てきたのであろう。
その快感は、1回目の射精に比べると8割ほどのものだったが、「イった」のは確かだ。僕は自分自身に満足感と達成感を覚えながら、新たなミッションに挑戦しようと考えていた。
「連続三度ヌキ」。
本当に懲りない奴だ、と自分自身に苦笑しながらも、左手はすでに、シャツの下の突起をクリクリとやっていた・・・

結局、三回目の絶頂感を感じることには成功したが、それは、1回目の射精と比べると半分以下の快感でしかなかった。
男性読者の皆さん! 自分との闘い、「連続二度ヌキ」に挑戦してみませんか?
きっとその経験は、あなたの人生の中で、忘れられない思い出となるはずです・・・(誰かツッコミ入れてね)
まあ、女性のオナニーには、「終わりがない」と言いますからね。
女性がうらやましいと同時に、もしそうなったら一日中オナっていそうな自分が恐い、武藤Hなのでありました。





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