街を歩く人々は
皆いろんな顔をして
そしていろんな人生を送ってる
それぞれの人々にとって
この世の中は
自分が存在するから存在する
それぞれの人々が死んでしまえば
その人々にとってこの世は何もない
今必死に生きていることも何もかも無くなってしまう
生まれる以前を
あなたは憶えていますか
死んだらそこに帰っていく
たかだか百年の人生は
いったい何のためにあるのか
誰もが一度は考え悩む
そのうちある人は
仕事に 遊びに 生きる目的を見つけ
またある人は絶望して死を選ぶ
毎日の些細なことに
時には喜び
時には悲しみ
時には怒り
ただ生きるために生きるという
生物の存在意義を
自分達は特別な存在だと奢り
ただ生きるために生きるんじゃないと思い込む
でも
そんな人々も現実には
ただ生きるために生きている
それでいいじゃない
ただ死ぬまで生きるために生きていく
それでいいじゃない
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