
雑記帖
今日は父の日。今年は焼酎を贈りました。昨日デパートの食品売り場の酒類コーナーで、宮崎の難しそうな名前の焼酎で、面白い形の陶器の入れ物でさらに昔の行李みたいな竹で編んだ箱に入ってました。味はわからないので見た目だけで選びました。送ってもらうと間に合わないと思い、今日実家までツーリングかねて日帰りで届けました。肝心の親父はゴルフに出かけてていませんでしたが。
私が子供の時は母の日は知ってたけど、父の日はなかったような気がしてたら、テレビで昭和60年ごろから一般的になってきたと言ってました。まぁ、子供にとって、お母さんありがとうってのは毎日食事や洗濯やらしてもらってなんだかんだ言っても素直にありがとうっていう気持ちになると思うけど、お父さんありがとうってのは、普段接することが少ないのでちょっと実感がないかもしれないね。
私の親父は、会社員で毎日帰りが遅く、休日はしょっちゅうゴルフに行っていなくて、給料は自分が握って好きなように使って、農作業はお袋に任せっきり。結構短気で、直ぐ怒るし、人の話を聞かないし、自分勝手だし、頑固だし。子供から見て決して良いお父さんとは思えなかった。だけど、憎んだことはなかったなぁ。人間的に尊敬できないところの方が多いけど、やっぱり私の親父だし。
お薦めの本で紹介している重松清さんの「流星ワゴン」っていう小説では、30代半ばの主人公が自分と同い年の頃の父親と会っていろいろ話をするという不思議な体験をして、子どもの時見ていた父親と同年代の男として見た父親の違いを感じるだけど、なんとなくわかるなぁ。私も今43歳の親父と会ってみたら、17歳の目で見ていた親父とは違う親父が見えるのかもしれないと思います。
でも、まぁ私の親父はまだゴルフにいけるくらい元気だから、幸せかな。いつまでもっていうのは無理だけど、できるだけ長く元気でいてほしいと思います。何やかんや言っても、やっぱり私にとって一人だけの親父やしねぇ。
あっ!うちの子どもからは、今日父の日の電話もなかったなぁ・・・。ちょっと寂しいなぁ。 |
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