マッチをする
火をつける
軽く吸い
そして煙を出すと
君のことを思い出す
今でもタバコを吸ってるの
ぜんぜんかっこよくなかったけれど
もう今ではかっこよく吸えるようになったの
あの時タバコでつけた火傷の跡は
今も左腕に残ってる
君の手首の傷跡も
同じように残ってるのかな
冬の海を憶えてる
雪が降ってたあの日の海を
風に煙は飛ばされて
コートにかかる雪もはらわず
タバコをくわえてただ海を見ていた
もう一度あの時の海に行ってみたい
新しい彼とはもう別れたの
なんとなく電話するのがつらい
それでも
君を忘れることはない
今ぼくは一人の少女に恋してる
それでもやっぱり
君を忘れることはない
たとえ君がぼくを忘れてしまっても
|