Travel Diary → 98年1月11〜17日

インド放浪記

Part W


97年12月23日〜98年1月17日にかけてのインド旅行記。
(1ルピー 約3.5円)


インド地図


98年 1月11日 (日) 晴れ
朝6時に起床、ガンガーへ。とても寒いがすでに皆、洗濯を始めている。 7時頃太陽が昇ってきた。川面に太陽光が反射する。まるで、炎の橋が かかっているみたい。綺麗。インドには美と醜の両極端が混在している。 日中気温が上がってきたので、いざ沐浴。見た目は汚いが、聖なる河。 ガンガーに浸ると今までの罪が流れて行くと言われる。裸になると、 肌の白さが以上に目立つ。ぬるぬるしているかと思ったが、さらっとして いて気持ちよい。これで今までの罪が流れていったのかな・・・。

1月12日 (月) 晴れ
今日も6時に起床、日の出を見にガンガーへ。昨日とはまた違った、 日の出。なんとも幻想的。ボートに乗って、火葬場へ。火は46時中 ついたままらしい。人が焼かれている光景を、こんなに平然と見る事が 出来るなんて。もっと動揺すると思ったが・・・。

1月13日 (火) 晴れ
またまた6時に起床。ガンガーの美しい日の出を見る。空の色の グラデションも素敵。何度見ても飽きない。 昼過ぎからぼーっとガンガーを眺めていると、知り合いのオージー カップルにばったり出会った。彼らと話していると、何時の間にか 日本人、韓国人、インド人、オーストラリア人でピーナッツ片手に 座談会が始っていた。色々な国籍の人々と話せるのも旅の楽しみの一つ。 夜、満月が綺麗だった。

1月14日 (水) 晴れ
こりずにガンガーの日の出を見に行く。今日は雲が全く無くとても綺麗。 飽きないだろうなこの景色は。 昼食に念願のタンドリーチキン(ハーフ55RS)を注文。インド人同様 チキンも痩せている。しかし、味はいい。久しぶりに美味しい食事を した感じ。 夕方、ゲストハウスで仲良くなった友達に見送られカルカッタへ向かう 為に駅へ。2時間遅れで列車は到着。

1月15日 (木) 晴れ
昼過ぎにカルカッタ到着。一度訪れた事がある町だけあって、ほっと する。宿泊はやはりパラゴン。色々な所でチャイを飲んだが、カルカッタ のサルベーションアーミーの前、ニューマーケットへ向かう道沿いに ある屋台のチャイが一番美味しいかった。 ニューマーケットでダージリンティー、お香、小物入れ、などなど お土産を購入。

1月16日 (土) 晴れ
昨夜から体調が良くない。初めにカルカッタに到着したときもそうだった。 胃がむかむかして全然寝れなかった。幸い日本で看護婦をしていた人が抗生 物質の薬をくれ、昼過ぎまで寝ていたら少し回復した。折角、美術館に行こう と予定していたのに・・・。カルカッタとは相性が合わないのかな。

1月17日 (日) 晴れ
いよいよインドともお別れ。ブータンAir、KB105でバンコクへ。 空港で出国税を払わされる。カオサン通りでチケットを購入したとき 税込みと言われたのに、チケットにその証明がしていなかった。くそー 最後の最後までだまされるとは。 約一ヶ月のインド旅行、見るもの全てに驚き、唖然とした。富と貧、 美と醜、真実とうそ、両極端な世界がここには存在している。魅惑の 国インド、何が起こっても不思議な気がしない。このカオスに引き付 けられたら逃れられなくなるかも・・・。

The End.

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