輝国山人の韓国映画
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殴打誘発者たち

ドライブを楽しんでいた声楽科教授とその教え子の女性が,人影が少ない川岸で遭遇したおかしな雰囲気の男たちと会い,奇異で凄まじい暴力を経験する独特のスリラー

カサノバ声楽科教授のヨンソンと,その教え子のインジョンは,新しく購入した白いベンツに乗って物寂しい郊外へドライブに行く。しかし,交通警察ムンジェに信号違反で捕まり,強固に運が悪い不吉な一日がしだいに予告される。

人跡のない風通しのよい川岸に車を止めたヨンソンは,いやらしい内心を表わし,驚いたインジョンは,ベンツからやっと脱出して森に逃げる。弱り目にたたり目で,ヨンソンのベンツの車輪が砂地に落ちて身動きができなくなった時,尋常でない雰囲気を漂わせながら男たちが集まってくる。

一方,道をさ迷ったインジョンは,偶然に親切で素朴な青年ポンヨンに会って,ターミナルまで連れていってくれるという彼のバイクに乗る。しかし,彼が到着したところは,まさに白いベンツの前ではないのか。はなはだしきは,男たちがポンヨンに向かって挨拶までする。

怖いくらいに親切だが,妙にぞっとする男たち。彼らは,ヨンソンとインジョンを半強制的にサムギョプサル(豚の三枚肉)焼肉パーティーに招く。だが,インジョンの一言が,彼らの機嫌を刺激して,事件は,一波万波,荒唐無稽,予測不可能な状況につながっていく。

[制 作 年] 2006年
[韓国封切] 2006年5月31日
[観覧人員] 49,795人(ソウル封切館基準)
[原    題] 殴打誘発者たち 구타유발자들
[英 語 題] 
[ジャンル] コメディー,犯罪
[原    作] 
[脚    本] ウォン・シニョン
[監    督] ウォン・シニョン [第2作]
[撮    影] キム・ドンウン
[照  明] カン・ドンホ
[音    楽] キム・ジュンソン
[出    演] ハン・ソッキュ   → ムンジェ 交通警察
       イ・ムンシク    → ポンヨン チンピラたちの親分
       オ・ダルス     → オグン
       チャ・イェリョン  → インジョン 女子大生
       キム・シフ     → ヒョンジェ 高校生 ムンジェの弟
       イ・ビョンジュン  → ヨンソン 声楽科教授
       チョン・ギョンホ  → ホンベ
       シン・ヒョンタク  → ウォルリョン
       チン・ヨンウク   → 牽引車運転手
       ユン・ドクス    → 耕うん機老人
       チョン・ウンジョン → スジン [編集チーム]

       武術チーム
       チュ・ヒョンギョン
      キム・サンヨン
      キム・ビョンオ
      ハム・チョルフン


[受    賞] 2004 映画振興委員会 シナリオ公募展大賞作
[映 画 祭] 
[時    間] 115分
[観覧基準] 18歳以上 観覧可  
[制 作 者] イ・ソヨル
[制作会社] コリアエンターテイメント
[制 作 費] 
[ビ デ オ] 日本発売なし
[レンタル] なし
[H    P] http://www.guta.co.kr/(韓国)
[撮影場所] 
[Private ] K-DVD【6】

[お ま け] ・韓国で発売されたDVDには,2003年の第2回大韓民国映画大賞短編映画賞をはじめ,
       国内外の映画祭の賞をかっさらったウォン・シニョン監督の短編映画<パンと牛乳
       (Bread And Milk)>(2003年,27分)が収録されている。


      ・ウォン・シニョン監督は,あるインタビューで<殴打誘発者たち>を構想することに
       なった経緯を次のように述べたそうだ。
       (韓国映画データベース キム・ボンソク(映画評論家)/ 2016-09-26)

      ・短編撮影のロケのために,人影が少ない山の中をさ迷い歩いた。

      ・誰もいないと思った深い森の中で,サムギョプサルを焼いて食べる青年たちと会った。
       見た瞬間,恐れを感じるほかはなかった。

      ・彼らは,一緒に食べようと薦めた。全部焼けていない真っ赤な肉を包んで食べろと渡す
       ものをみんなもらった。

      ・とても恐ろしかったという。断ったならば,彼らの言葉に従わなければ,どんなことが
       起きても変でない状況だった。

      ・殺して捨てられれば,死体さえ探せないと思われる深い山の中だった。

      ・その経験が,<殴打誘発者たち>に拡張された。


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