輝国山人の韓国映画
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<サムプン(三豊)デパート崩壊事故>を題材に,過去に愛を失った男が,旅行を通して新しい人に出会う過程を描いたメロー・ロードムービー
▼10年前のその日,司法試験に合格して,ついに待ちこがれた検事になったヒョヌ。
世の中の誰より愛する女性ミンジュを見知らぬアパートに招く。バラの花一束とともに慎ましい告白。「愛してる。僕と..結婚してくれる?」
▼1995年6月29日。結婚準備のために一緒にショッピングする約束をしたヒョヌとミンジュ。ヒョヌの職場に訪ねてきたミンジュに,ヒョヌは,仕事が残っていると言って,一人で行きたくないから待つという彼女の背を押して無理にデパートへ送る。「ミンジュ,すぐ行くから,地下の喫茶店で待ってて。分かった?」仕事を終わらせたヒョヌが,急ぐ歩みで彼女が待っているデパートの前に到着した瞬間,ミンジュがヒョヌを待っている,そのデパートがすさまじい轟音とともに彼の目の前で無惨にも崩れてしまう。
▼そして10年後の今。誰より大切だったミンジュをなくした消せない痛み。そして,彼女を死に追いやったのが自分だという自責感で,ヒョヌは,これまでの10年を送った。いつも笑顔の明るい青年だったヒョヌは,もはやその笑いをなくし,冷たく冷静な検事になってしまった。世論と圧力に押されて休職処分を受け,喪失感に陥っていたヒョヌに一冊のダイアリーが届けられる。<ミンジュとヒョヌの新婚旅行>という文章が書かれているダイアリー。ミンジュが死ぬ前にヒョヌのために準備した贈り物だった。
▼ヒョヌは,ミンジュが準備した最後の贈り物,ダイアリーの地図に従って,秋ヘ,旅行へ出発する。ミンジュがヒョヌに必ず見せてあげたかったという道どおりに歩くヒョヌ。彼が行く所ごとに会うセジンがいる。度々会う偶然から同行するようになった彼らは,お互いが誰なのかを知るようになる。ヒョヌが,ミンジュが愛する彼「ヒョヌ」ということを。そして,セジンは,デパートが崩れたその時,ミンジュと同じ所に埋まった人であったということを。このようにしてヒョヌとミンジュの秋ヘの同行が始まる。
[制 作 年] 2006年 [韓国封切] 2006年10月25日 [観覧人員] 217,517人(ソウル封切館基準) [原 題] 秋ヘ 가을로 [英 語 題] Traces of Love [ジャンル] メロー(愛情,ロマンス),ドラマ [原 作] [Producer] チェ・ジョンミン [脚 本] チャン・ミンソク [監 督] キム・デスン [第3作] [撮 影] イ・モゲ [照 明] チェ・ソクチェ [編 集] [音 楽] チョ・ヨンウク [美 術] ハ・サンホ、チョン・チャンヒョン [出 演] ユ・ジテ → チェ・ヒョヌ 検事 キム・ジス → ソ・ミンジュ 放送局PD オム・ジウォン → ユン・セジン チェ・ジョンウォン → ミンジュの父親 パク・スンテ → ミンジュの母親 イム・ジョンユン → 部長検事 チョン・ジノ → ファン先輩 カメラマン 放送局 パン・ウンミ → セジンの母親 チャ・ウニョン → セフン セジンの弟 チョン・インギ → 担当検事 イ・ヨンジク → 被疑者 キム・ジナン ホン・ギョンヨン → 被害者 ユ・ジョンスン イ・ソック → 市場運転手 キム・ギチョン → 不動産おじさん イ・ボンギュ → プリョン寺僧侶 キム・チョロン → 投資家代表1 パク・チョンウォン → 投資家代表2 コ・ギョンヘ → 投資家代表3 ユ・ヨンジョン → リポーター イ・ソンジュ 放送局 イ・ジンスク → AD 放送局 キム・ギフン → 撮影補 放送局 [制作部] ノ・スンウク → ブームマン 放送局 [ブームオペレーター] チャン・ソグォン → 検察庁記者1 ホン・スンイル → 検察庁記者2 ナム・スジョン → 海辺食堂主人 カン・ヒ → プリョン寺食堂主人 イ・イノク → 体育館遺族1 ギヨンの母 ソン・ヨンスン → 体育館遺族2 キム・ギョンラン → 民宿おばあさん キム・チュンナム → 面接室職員1 イ・ホヨン → 面接室職員2 キム・ミニ → 検事室女子事務員 キム・ヘリョン → 刑事部女子事務員 チャン・スヒョン → 崩壊現場記者1 ソン・ブギョン → 家具売場女性職員 キム・ジヨン → 登山靴売場女性職員 チャン・ミヒ → 喫茶店女性職員 スビン先輩 チャン・ミンソク → 新婚夫婦 男 [脚本] チョ・ソクヨン → 新婚夫婦 女 [マーケッティング部門] パク・ヨンシル → ショッピングお母さん キム・ジュンス → ショッピング子供 パク・ソイ → 幼いミンジュ 友情出演 パク・チョルミン → パク捜査官 スタント クォン・ジフン [受 賞] 2007 第15回 利川春史大賞映画祭/脚本賞(チャン・ミンソク) 女優助演賞(オム・ジウォン) [映 画 祭] 2006 第11回 釜山国際映画祭 開幕作 [時 間] 117分 [観覧基準] 15歳以上 観覧可 [制 作 者] アン・ドンギュ [制作会社] (株)ヨンファセサン(映画の世界) [制 作 費] [D V D] ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(DVD 3,990円)2008/3/5発売 [レンタル] あり [H P] 終了(韓国) 終了(日本) [撮影場所] <最初の日> 全羅南道 モッポ(木浦),ウイ(牛耳)島の砂漠,タミャン(潭陽) ソスェウォン(瀟灑院) <2日目> 慶尚北道 キョンジュ(慶州) チョムソンデ(膽星台),ケリム(鶏林) <3日目> 慶尚北道 ポハン(浦項) ネヨン(内延)山 12瀑布とクルム(雲)橋 <4日目> 慶尚北道 ウォルソンジョン(越松亭)ウォルグク(越国) 日の出公園 ウルチン(蔚珍) プリョン(仏影)渓谷,プリョン(仏影)寺 <5日目> 江原道 チョンソン(旌善) チョンソン(旌善)鉄道, ピョンチャン(平昌) オデサン(五台山)ウォルジョンサ(月精寺) <6日目> 江原道 ピョンチャン(平昌) ソガン(西江),クミジョン(久美亭) <最後の日> その他 キョンヒ(慶煕)大学校 中央図書館 大検察庁 モッポ(木浦)港 ソウル高等検察庁 ソウル高等法院 ソウル大法院 ウルチュ(蔚州)郡 パンクデ(盤亀台) [撮影期間] 10か月 [Private ] K-DVD【27】(2,000-2021/05/21) J-DVD【28】(900-2021/03/06) ★★★★☆☆ [お ま け] KMDb(韓国映画データベース) ・1995年6月29日午後6時頃,デパートが崩壊するという突然で信じられない 事故で,502人が命を失い,937人がが負傷した<サムプン(三豊)百貨店倒 壊事故>を題材にしている。