輝国山人の韓国映画
<Home>へ
過去と現在を行き来する4人の男女の果たせなかった愛を,千年という時空間をおいて繰り広げるファンタスティックで切ないラブ・ファンタジー
▼石版画家で大学講師のスヒョンには,偶然に露天市場で銀杏の木の寝台を買って使うようになってから,彼の周辺におかしなことが起こり始める。
▼彼の前世は,千年前にカヤグム(伽椰琴)を演奏する宮中楽士ジョンムンで,ミダン姫と愛しあう間柄であった。しかし,ミダン姫は,既に当代最高の武官であるファン将軍と結婚することが決まっていた。
▼ジョンムンとミダン姫の関係に気がついたファン将軍は,嫉妬と憤怒に捕われて単刀でジョンムンの首を切ってしまう。茫然自失のミダン姫は,ジョンムンの後を追う。何百年か後,ジョンムンとミダン姫は,2株の銀杏に還生する。
▼スヒョンは,前世のミダン姫の記憶を探して過去から執拗に追ってきた愛の化身ファン将軍の威嚇を受けるようになる。現世の恋人で外科医のソニョンは,科学で説明できない彼らの存在を証明するために,実験を強行する。一方,もう現世に戻ってこれないミダン姫は,ファン将軍からスヒョンを取り戻すために最後の選択をする。
[制 作 年] 1996年 [封 切] 1996年2月17日 [観覧人員] 452,580人 1996年 第2位 (韓国映画データベース 年度別ボックスオフィス) [原 題] 銀杏の木の寝台 은행나무 침대 ウネンナム チムデ [中国語題] 隔世琴縁 [英 語 題] The Gingko Bed [原 作] [脚 本] カン・ジェギュ [監 督] カン・ジェギュ (姜帝圭)[第1作] [撮 影] パク・ヒジュ [特殊効果] パク・ヒョンチョル [照 明] イ・ガンサン [音 楽] イ・ドンジュン [美 術] ホン・ジョンオ [出 演] ハン・ソッキュ → スヒョン 石版画家 / ジョンムン 宮中楽士 シム・ヘジン → ソニョン 医師 チン・ヒギョン → ミダン姫 シン・ヒョンジュン → ファン将軍 キム・ハクチョル → 病院長 キム・ミョングク → チンミョン 医師 ユ・スンチョル → 老公 老薬師 チ・チュンソン → 老公の弟子 チェ・ハンナク → ヨンチョルの弟 ホン・ソンドク → ヨンチョル ユ・ヨンス → ヨンチョルの兄 イ・イルス → スチョル キム・ハクチョル → 同僚講師 キム・ヒチョル → 同僚講師 パク・チョンムン → トライ(石の児=バカ) ペ・ジャンス → 協会幹部 イ・ボムス → 後輩 ソン・ミナム → 老婆 チェ・ヨンレ → トラック運転手 キム・ミリ → タリム イ・ワング → 医師 イ・グァンホ → 医師 ファン・ジャンソン → 医師 キム・ジウォン → 医師 パク・ヨンスク → 霊安室の女 イ・ヒョンジョン → 看護婦 キム・ヘヨン → 路地の女 チャン・スジョン → リポーター チェ・イルスン → 体験者 チャン・ドスン → 体験者 イ・ジヒョン → 体験者 キム・アンソプ → 体験者 チョ・ハニ → 体験者 キム・ソンギョン → 体験者 チェ・ウジン → 記者 ソ・ウシク → 記者 キム・ソジョン → 記者 ペク・ソンイル → 記者 イ・ギホ → 記者 ソン・ジェボム → C.T技師 パク・クァンチュン → C.T技師 ナム・ヒョグ → 幼いジョンムン キム・ダヨン → 幼いミダン ミン・チュンウォン → 王 シン・ソミ → 王妃 ク・ギョンウン → 女官 イ・ホジン → カヤグム(伽椰琴)代役 チョン・ジンテ → 武術演技 キム・ギボム → 武術演技 チ・ソンファン → 武術演技 キム・シンウン → 武術演技 キム・スンデ → 武術演技 字幕外 パク・チョンムン → ハ・ジョンナン → [受 賞] 1996 第34回 大鐘賞映画祭/新人監督賞,女優主演賞(シム・ヘジン) 1996 第17回 青龍映画賞/新人監督賞、撮影賞(パク・ヒジュ)、技術賞(イ・ドンジュン) 1996 第32回 百想芸術大賞/技術賞(パク・ヒジュ) 1996 第16回 韓国映画評論家協会賞/撮影賞(パク・ヒジュ) 1996 良い映画 1997 第2回 シネ21映画賞/新人監督賞 最優秀作品賞 [時 間] 87分 [等 級] 18歳未満 観覧不可 [制 作 者] シン・チョル,オ・ジョンウォン [制作会社] シンシネ(ShinCine Communications Presents) [ビ デ オ] アミューズソフトエンタテインメント(DVD 3,800円) [レンタル] あり [撮影場所] 慶尚南道 コジェ(巨済)郡 ヨチャ村(マウル) モンドル浜辺 [Private ] Jd-8Video K-VHS [お ま け] ・2002年夏から秋にかけて日本全国ロードショー ・特別に制作された銀杏の木の寝台には,1か月の期間と数千万ウォンの費用が 投入されたそうだ。