純真で突拍子もない大学生が，多重人格のガールフレンドのために巻き込まれる騒動を描いたロマンチック・コメディー
▼大学７年生の白手（プータロウ）でお金は一銭もなく，他の人が食べ残した菓子の破片を拾って食べる最高凡人クチャン。お腹がすいて，床に落ちていた財布から３千ウォンを取り出して，ご飯を買って食べるが，それさえも財布の持ち主の＜アニ＞に見つけられてしまう。
▼その日からずっとクチャンの前に現れて，とんでもない行動を日常行う＜アニ＞。クチャンの歴史的な面接試験があった日，＜アニ＞は，クチャンに電話して叫ぶ。「気違い女と一度だけ言ってよ。」
▼別れたボーイフレンドを忘れられず，しきりにとんでもない事件を起こす彼女に，生まれて一度も恋愛をしたことがないクチャンは，しきりに心が傾く。
▼慰めてあげるといってキスモードに入り，クチャンの生涯初めてのキスが成し遂げられようとする瞬間，＜アニ＞は，急に目をパッと開けると，キス途中のクチャンの舌にかみついて叫ぶ。「この野郎」
▼自分ではなく，身体の中にいる別の人格の＜ハニ＞という彼女。不良たちと１対４でも，やすやすと片づけて，ともすると悪口を飛ばす彼女のために，クチャンの顔には，アザが絶えない。
▼しかし，自分が多重人格ということを知らない＜アニ＞は，クチャンのアザができた顔を見てどこで怪我したのと問い直すばかりで，クチャンは当惑するばかりだ。
▼こういう状況にもかかわらず，愛らしい＜アニ＞にますます溺れるクチャンは，＜ハニ＞が出てきた時だけ少しの間耐えれば，あたかも女性二人と一度に会っているようだと冗談を言うばかりだが，ある日，突然あらわれる＜ハニ＞の秘密に再びあわててしまう。
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