輝国山人の韓国映画
<Home>へ

チョルス,ヨンヒ

30歳の時に,制作,企画,脚本,演出,それから事実上配給までも行って<びりから一等まで僕たちのクラスを訪ねます>を制作したファン・ギュドク監督が,13年ぶりに演出した作品

勉強はできないけれど,いたずらだけは全校一番である,憎めない可愛い悪童チョルス。学校を終えて家へ帰っても,歓迎してくれるのは,サイバー株式投資に命をかけるママと,「チョルスのバカ」と叫ぶオウムだけだ。

その日もいたずらをして罰として立たされたチョルスに,一生一代の事件が起きる。ヨンヒが転校してきて,チョルスの隣に座ったのである。

花屋のおばあさんと二人きりで住んでいるヨンヒは,ちいさな体格だが早熟で賢い子。転校してくるや班長になるほど信頼できると見られるヨンヒにも,人に知られないつらさがあった。亡くなったママとパパに対する耐えられない思いだ。

両親との思い出が込められた音楽<ドナドナ>を聞かせてくれて,悩みをきいてくれるお隣りのレコード店の兄さんを好きになるヨンヒ。そんなヨンヒにチョルスは目もかけられないどころか,ハンサムで立派な男子班長ソンウもヨンヒが好きなようだ。

チョルスは,パパの忠告どおり率直な気持ちを伝えようとするけれど,チョルスの初恋はなかなか実らない。なくした物をそろえると言いながら,人前で生理用ナプキンを渡してヨンヒを怒らせたり,せっかく一緒に勉強することにしたのに,授業中にうとうとしたり。

だが,ヨンヒへの気持ちは変わらない。冬が来て,<ドナドナ>を演奏する学芸会が近づき,チョルスは,音楽が好きなヨンヒのために特別な贈り物を用意する。

[制 作 年] 2004年 [韓国封切] 2005年1月7日 [観覧人員] 2,953人(ソウル封切館基準) [原 題] チョルス,ヨンヒ 철수,영희 [英 語 題] Chulsoo And Younghee [ジャンル] ドラマ,コメディー [原 作]  [脚 本] キム・ユンギョン,パク・ソンジュン,チェ・テレサ [監 督] ファン・ギュドク [第3作] [撮影監督] コ・ミョンウク [出 演] パク・テヨン   → パク・チョルス    チョン・ハウン  → キム・ヨンヒ      パク・ソンイ   → ソ・ユリ      キム・サンフン  → ソンウ 4年3組男子班長    チョン・ジニョン → ブルドッグ先生    カク・ヨジン   → 担任先生 [演技指導]    チュ・ブジン   → ヨンヒの祖母      パク・チョングン → チョルスの父      チン・ミソン   → チョルスの母      チョン・ウヒョク → CD店の青年      パク・ヘラン   → 書店のお嬢さん      ポク・チノ    → 町内のおじいさん [漢城大学演劇科教授]      カン・ウング   → ヨンヒの父      キム・ソナ    → ヨンヒの母      カン・イェシン  → 幼いヨンヒ      チェ・テレサ   → ユリの母      オム・ギウン   → 新聞普及所長      チェ・ギョンジン → 新聞普及所の兄さん      テジョン(大田)      テドク初等学校の生徒たち → 4年3組の子供たち                     3年演奏チーム       [受 賞]  [時 間] 84分 [観覧基準] 全体 観覧可   [制 作 者]  [制作会社] シネ広場 [制 作 費]  [ビ デ オ] 日本発売なし [レンタル] なし [H P] 終了(韓国) [撮影場所] 忠清南道 テジョン(大田)広域市 テドク初等学校 [Private ] K-DVD【57】 [お ま け] ・ユリの母役のチェ・テレサ氏は,現代舞踊家で,ファン・ギュドク監督の夫人だそうだ。      ・チョルスの両親役のパク・チョングンとチン・ミソンは,実際の夫婦であり,ソ・ユリ役の       パク・ソンイの実際の両親だそうだ。


プラウザの「戻る」で戻ってください。