輝国山人の韓国映画
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▼1896年,高宗(コジョン)が,ロシア公使館へ逃避し,大韓帝国を準備した混沌の時期,ロシア大陸でコーヒーと金塊を盗んでロシア軍に追われることになったイルリッチとターニャは,朝鮮系日本人定子の陰謀で朝鮮に来ることになる。
▼高宗(コジョン)のそばでコーヒーを入れる朝鮮最初のバリースタになったターニャを守るために,坂本という名前でスパイになったイルリッチ。彼らは,定子によって隠密な高宗(コジョン)暗殺作戦に巻き込まれることになる。
▼<珈琲作戦>が始まれば,互いに知らない間柄にならなければならない。
<俄館播遷>という時代を背景にコーヒーと李朝第26代王の高宗(コジョン)をめぐる陰謀と秘密を描いた映画
[制 作 年] 2012年 [韓国封切] 2012年3月15日 [観覧人員] 270,602人 2012年 第50位 (韓国映画データベース 年度別ボックスオフィス) [原 題] 美しい毒 珈琲(カビ) 아름다운 독 가비 加比 [英 語 題] Gabi [ジャンル] ミステリー,ドラマ [原 作] キム・タクファン「ロシア珈琲(カビ)」 [脚 本] キム・ウンジョン [監 督] チャン・ユニョン [第4作] [撮 影] オ・ヒョンジェ [照 明] イム・ジェヨン [編 集] ナム・ナヨン [音 楽] ウォン・イル [美 術] チョン・ジノン(アートディレクター),アン・ソンイル(美術) [武 術] キム・ミンス [出 演] チュ・ジンモ → イルリッチ 氷狐 坂本雄介 本名:キム・ジョンシク キム・ソヨン → ターニャ 銀狐 本名:タニ パク・ヒスン → 高宗(コジョン) ユソン → たやま 定子 本名:ペ・ユジョン チョ・ドッキョン → ソクチュ タニの父の使用人 キム・ウンス → 三浦 チョ・ギョンフン → 腹心 チョ・スンヨン → ミン・ヨンファン 朝鮮特使 キム・ヒョナ → プジェ尚宮(サングン) パク・ヒョクス → キム・ホンリュク ロシア公使館通訳 キム・ガウン → クムヒ 宮女 YELISEEV ALEKSEY → ウェーバー ロシア公使 SHUSHAREVA EKATERINA → ソンタク女史 ウェーバーの義姉 ソンタク・ホテルの主人 特別出演 オム・ヒョソプ → タニの父 キム・ウヒョン(金友賢) チョ・ドクチェ → スパイ儀典官 キム・ミニョク → たけだ イ・チャンセ → 別入侍(ピョルイプシ)A チョ・ハンチョル → 別入侍(ピョルイプシ)B キム・デリョン → 別入侍(ピョルイプシ)C オム・ギョンファン → 別入侍(ピョルイプシ)D キム・ソンボム → 別入侍(ピョルイプシ)E キム・ソングク → 別入侍(ピョルイプシ)F ソ・ヒョンノ → 別入侍(ピョルイプシ)G ユン・ジュマン → 日本軍 隊長 チョン・チャヌ → 日本浪人A キム・ジェヨン → 日本浪人B チェ・ジェウク → 日本浪人C 吉村謙一 → 吉村 キム・ユクトク → ユ・インナム ユン・サンホ → 金塊男 イ・サンホン → 義兵隊長A イ・ジョンウォン → 義兵隊長B ウ・ジウォン → スパイ宮女 イ・ギョンス → 高宗(コジョン)通訳官 ホン・ヨングン → ロスキー カン・シンチョル → 朝鮮使臣団A チェ・ヒョヌ → 朝鮮使臣団通訳官 イ・スンチャン → 日本軍通訳 ホン・ジュンピョ → 密告男 ペ・ハニョン → 幼い義兵 ソ・ジノン → 日本商人 オ・ドンヒョン → 朝鮮武器商人 LRINA KIM → 外国商店主人 CARINA → ロシア女性 キム・ソヨン → タニ(幼いターニャ) チョン・チャヌ → チョンシク(幼いイルリッチ) SARDOR → 野獣将校 ZIMA → 司令官部下 AKMAL → ロシア教官隊長 ZAHAR → ロシア教官A CONSTANTINE → ロシア教官B PARVIZ → 食堂カン将校 LEO → ロシア武器商人 ALEX → 貨物室将校 FALERI → 外務大臣 武術チーム チ・サンミン チョン・ジェヒョン [受 賞] 2014 第34回 黄金撮影賞授賞式/撮影賞 金賞(オ・ヒョンジェ),監督賞,照明賞(イム・ジェヨン) [映 画 祭] [時 間] 115分 [観覧基準] 15歳以上 観覧可 [制 作 者] [制作会社] (株)オーションフィルム 共同制作:(株)トロフィーエンターテイメント [制 作 費] [D V D] ポニーキャニオン(DVD 4,700円+税)2013/2/2発売 [レンタル] [H P] 終了(韓国) [撮影場所] [M-Video] [Private ] K-DVD【51】 J-DVD【51】 [お ま け] ・<俄館播遷(アグァンパチョン)>とは,1896年2月11日から1897年2月20日 までの間,李氏朝鮮の第26代王の高宗(コジョン)が,ロシア公使館に移り,朝鮮王朝の 執政をとったことをいい,日本では,露館播遷(ろかんはせん)と呼ばれる。 ・映画のとおり,高宗は,<俄館播遷>の時にロシア公使館で初めてコーヒーを味わったが, 慶運宮(キョンウングン:現在のトクスグン(徳寿宮))に移った後もその味が忘れられず, ずっとコーヒーを楽しんだそうだ。 ・映画の最後に紹介があるが,王の寝殿である咸寧殿(ハムニョンジョン)の後方にある後苑 の丘の上に,休息用の建物として静観軒(チョングァノン)を建て,コーヒーを飲みながら, 外交使節たちと宴会を楽しんだそうだ。 ・また,映画には,毒入りコーヒーによって高宗が毒殺されそうになるシーンがあるが,実際, 1898年にコーヒーと関わる高宗毒殺未遂事件が発生している。 ・映画にも出てくるキム・ホンリュクというロシア公使館通訳が犯人で,高宗と皇太子が好ん で飲むコーヒーに毒を入れた。 ・キム・ホンリュクは,<俄館播遷>の時に高宗の目にとまり出世したが,通訳に託けて国政 を独占したことが発覚し流罪に処せられ,これに怨みを抱いて事件を起こしたそうだ。 ・高宗は,口に入れた毒入りコーヒーを吐き出したが,既に一口飲んだ皇太子(後の純宗 (スンジョン))は,それを吐き出したにもかかわらず,その余毒によって後遺症に苦しむ ことになったそうだ。 ○ トクスグン(徳寿宮)内の建物の写真 ・ソウル特別市のソウル市庁の近くにあるトクスグン(徳寿宮)に行ってきました。
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<咸寧殿(ハムニョンジョン)> 2012.10.30 撮影 | <静観軒(チョングァノン)> 2012.10.30 撮影 |
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<静観軒(チョングァノン)> 2012.10.30 撮影 | <大韓帝国歴史館> 2012.10.30 撮影 |