輝国山人の韓国映画
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▼ヨンビョン(延邊=中国の朝鮮民族居住地域)から出稼ぎに来て鍼灸院で働く朝鮮族の娘に片思いする老総角ヘゴン,暇さえあればベトナム参戦勇士である叔父の自慢話でまわりの人々を疲れさせるハンナク,唯一の大学卒で国内ニュースは信じられないとCNNニュースだけ聞くと自慢するジュニョン。彼らは,それぞれの過去を持っているけれど,現在は30代後半のタクシー運転手だ。
▼苦しい現実の中で彼ら3人が享受する唯一の楽しみは,ビヤホールでビール一杯ひっかけてほろ酔いきげんで冗談をやりとりすること。
▼そんな中,彼らにそれぞれ違った悩みが生まれる。ヘゴンが好きなヨンビョンの娘ミリョンは,300万ウォンの借金のかたに70歳の老人の嫁に行くようになり,2度も離婚をしたジュニョンの兄は,また結婚するいってジュニョンにチョンセ(借家の保証金)を要求する。ハンナクは,人知れず育てた18歳の娘の留学費を用意できなくて戦々恐々だ。弱り目にたたり目で,彼らが会社のチェ常務に貸したお金まで貸し倒れになってしまう。
▼絶望につぶれた3人は,悩んだ末に現実を変える唯一の解決策はお金という結論を下して,最後の勝負に出る。部屋の床に億単位の現金を敷いているというおばあさんの家を襲うことにするが...。
それぞれ個性が異なる3人のタクシー運転手たちの騒動を通し,願わない生活を送るけれど,もしかしたら自分にもやってくるかもしれない一筋の希望を抱いて生きる普通の人々の姿を描いた作品
[制 作 年] 2001年 [韓国封切] 2001年11月3日 [観覧人員] [原 題] ライバン 라이방 [英 語 題] Raybang [原 作] [脚 本] ソン・ミノ,チャン・ヒョンス [監 督] チャン・ヒョンス [第6作] [撮 影] ノ・ヒョマン [照 明] パク・ヒョフン [音 楽] ピョン・ソンヨン [出 演] キム・ヘゴン → キム・ヘゴン 運転手 チョ・ジュニョン → チョ・ジュニョン 運転手 チェ・ハンナク → チェ・ハンナク 運転手 イ・スンジン → イ・スンジン 整備工 ホン・ソヨン → ホン・ソヨン 経理 チェ・ジョンウ → チェ常務 ソン・オクスク → ポンニョ スーパー主人 イム・ヒョンジュ → ミリョン 中国ヨンビョン(延辺)朝鮮族の娘 イ・ジョンミ → チキンホープ(ビヤホール)マダム キム・ジング → ジュニョンの母 キム・ヨンホ → ジュニョンの兄 イ・イニ → ジュニョンの妻 チャン・リュモ → ヨンス ジュニョンの息子 パク・スジョン → スジョン ハンナクの娘 ハ・ジェソン → コム チョン・ジェジン → ハンナクの叔父 チョン・ソンジュ → チョン看護婦 パク・キルス → 交通警察 コ・ヨンハ → タクシー運転手1 キム・テヨン → タクシー運転手2 イ・ギョンヒ → 飲み屋マダム イ・ジョンイン → ぼったくり女一行 カン・ジュヒ → ぼったくり女一行 キム・ユニョン → ぼったくり女一行 パク・ヨンパル → 援助老人 ホ・ヒョノ → 鍼灸院長 ウォン・ミヨン → 女校長 チョ・カンヒ → タクシーの女 パク・ソヨン → タクシーの男 ユン・テクサン → トクテ1 ハン・デホ → トクテ2 チェ・ウンミ → 夜明けの少女 キム・ミョナ → 喫茶店レジ(ホステス) シン・ミョンア → 幼稚園先生 チョン・チョビ → バスの学生たち チョン・ジュヒ → バスの学生たち キム・テソン → バスの学生たち キム・ジンギュ → バスの学生たち 特別出演 チェ・ウォルソン → タクシー会社社長 ピョン・ソンウン → ジュニョンのタクシーの客 イ・スニョル → ヘゴンのタクシーの客 チョン・ヒホン → 録音室の男 イ・ジョンハク → 録音室のカード男たち ソン・ヘソン → 録音室のカード男たち シム・サン → 録音室のカード男たち [脚本家] [受 賞] 2002 第38回 百想芸術大賞/シナリオ賞(チャン・ミノ,チャン・ヒョンス) 2001 第2回 釜山映画評論家協会 脚本賞(チャン・ミノ) [映 画 祭] 2001 第14回 東京国際映画祭協賛企画 コリアン・シネマ・ウィーク 2001 第6回 釜山国際映画祭 韓国映画パノラマ部門 [時 間] 93分 [観覧基準] 18歳以上 観覧可 [制 作 者] キム・パンナム [制作会社] (株)神話フィルム [ビ デ オ] 日本発売なし [レンタル] なし [H P] [撮影場所] [Private ] K-DVD【40】 [お ま け] ・題目は,サングラスのブランド <レイバン(Raybang)>のベトナム式発音