diary of "MYSTERIEUX BAISER DANS L`OEIL"

November-1 1997 (at KARUIZAWA)

1997/11/11
幼少のころの私の「夏」の思い出がたくさんつまっているこの別荘でレコーディングする計画は大成功だったようだ。精神的にも、そして音質的にも東京のスタジオでは得られないような音楽を作ることができた。みなさんごくろうさまでした、気をつけて帰りましょう。来週は那須よ。

1997/11/9
午前中でミックスが完了する。渋谷さんお疲れさま。すぐに尾島さんが予定している曲順に並べ替えるためProToolsで編集を始める。小品が一つに編まれて独自な形をなすこの瞬間が、私はたまらなく好き。

 

1997/11/8
ミックス初日、今日から渋谷さんのみ忙しくなる。私は食品の買い出しや、部屋の掃除をしながら時々できあがったミックスをチェックする。家事をしながらの音楽づくりはストレスがたまらなくて楽しい。

 

1997/11/7
午前中からトイピアノを録りなおす。連日の睡眠不足でそろそろみんな疲れているせいか口数も少な目。午後からピアノソロの録音。買ってから25年経たアップライトピアノのラウンジーな音色に一同大いに惚れ込む。

 

1997/11/6
お昼に東京から清水靖晃さん、清水さんと私の共通の友人でエディターの小崎哲哉さん、サテトのアシスタント酒井さんご一行が到着。「風変わりな美女」をサックスとのデュオで録音する。共演するのは初めてなのに不思議なくらい自然に、そして素早くレコーディングが終了する。夕食は軽井沢駅前の和食「三喜」に出かけ、馬刺&牛のたたきに堪能する(これが最初で最後の外食になるなんて話が違うじゃないの...尾島さん)。
 

 

1997/11/5
軽井沢に着いた。思いのほか暖かいので一同ほっとする。プロデューサーの尾島さんとレコーディングエンジニアの渋谷直人さんは機材のセッティングにいそしむ。私は夕食の作り込みに励む(おでんとカレー)。夕食後、最初のレコーディングが始まる。K2vx(尾島さんの愛機)で鳴らすサンプリングの足踏みオルガンとトイピアノが深閑とした空気の中に響きわたる。とても不思議な音。明日からの本格的なレコーディングが楽しみ。一日中バタバタしていたので顔写真はパス。

 

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