旅は人生の濃縮パック 〜バンコクから525円で行ける“青い海と白い砂”の島〜 


 今回の話は、バンコクから乗合バス3時間と船で40分、片道525円で行けるサメット島です。
 当初目的地は、バスで6時間ほどの東北部と象村。しかし、4月のタイはむちゃくちゃ暑くって、
「お母さん、海に行こう。象に会ってる場合じゃないよ」と子供たち。さらに、お腹がチクチクすると不調を訴える長男。これでは長時間のバスはムリ。急きょ、近場の海を探しました。
 大型リゾートでなく、タイ人に人気があって、自然が楽しめて、地元の人と仲良くなれそうな海がいいなーと思いながら、ガイドブックで選んだのが、サメット島。

 さて、船が出るバーン・ペー村に到着。肝心の海は、青いどころか・・うすドロ色。更に、漁船のような船にギューギューに詰められて出航。あーあまりにも想像と違うー。
ところがっ!しばらく進むと、海はぐんぐん透き通ってきたんです。

 島内にはたくさんビーチがあり、乗合トラックで移動。道は途中から平面がなくなってボコボコです。進行方向を睨んで、踏ん張って数分。目の前に、真っ白の砂浜と青い海が広がったときは、もー、カンゲキでした!山側には自然を活かした木造バンガロー。海が見渡せるレストランや、砂浜や岩の上にはバー。竹や木で作ったテーブルやイスもいい感じです。
「おかあさーん、カイスイパンツ!」
子ども達は早速海へ直行。一緒のトラックだったタイ人家族と仲良くなって遊び始めました。白砂はとってもきめ細かくて、砂遊びにもってこいです。夜は砂浜の各テーブルに、小さなランプが灯ります。余計な灯りがないから、星がキレイに見えるんです。一緒に空を見上げて、子供たちと話すひととき。さあ、アイスミロ(あの“強い子のミロ”です)とビールでカンパーイ!です。

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