旅は人生の濃縮パック(7) 〜バッグに古着を沢山詰めて・・〜 


1月、タイへ行ってきました。今回も子供達(6歳3歳)と一緒。そして舞台は、バンコクからバスを乗り継いで約6時間の、ミャンマーとの国境サンクラブリーという町です。そこで、ミャンマー難民・避難民に対し、食料や教育の支援をしている女性、デイジーさんを訪ねて・・。

 デイジーさんを知ったのは、数ヶ月前。タイの田舎に足をのばしたいなァと、インターネットで検索していた時です。
<タイを個人旅行する方へー孤児たちに温かい衣服を!援助の届かないミャンマー国内避難民>というHPが私の目に止まりました。
読み進むと、援助が届かない理由が、さらに調べていくうちに、世界には2千万人以上の難民がいて、その8割が女性と子供で、また難民への差別、強制追放の不安、いろんな問題があることを知りました。

 デイジーさん自身がその難民でした。タイ側の労働許可を取り、難民女性の自立を目指し、伝統の織物を織り、孤児を引き取り、国内避難民に対して食料を送る。衣服は、これから寒くためにミャンマー側の孤児院へ届けるというものでした。私は、子供服をたくさん持っていくことにしたんです。

 サンクラブリーは大きなダム沿いに広がる、タイ人、カレン族、モン族など少数民族が住む町です。バスは、かなり揺れながら、小さな町や村に寄り、やがてジャングルのように巨大化した草木の中の一本道を走りました。水上の家々、高床式の住居が見えてきて到着。さて、デイジーさん探しの始まりです。手がかりは、HP上にあった衣服の送り先。たくさんの人に出逢い、助けてもらいました。でもなかなかたどり着けなくて・・。最終的には、若い女の子がバイクでブイーン!と連れていってくれたんですよ。

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