「もし 100万ヒット行ったら、金津園でパーティでもするか！」

狭くて薄暗いクラブボックスの中、
たわいもない冗談を飛ばしながら、
悪友たちと無邪気に笑い合っていたのは、

もう、 5年前の、自分。

アクセスカウンタの数字は １つ１つ積み重なり、
かつての自分は 一つ一つ何かを掴みながら、
何かを忘れ、何かから抜け出し、ここまでたどり着いた。

5年前の自分は、はるかかなた、遠くの記憶。
私は変わった。
ゆっくりとではあるが、着実に、より良い自分へと。

もはや、文章というビット列の中でしか会えない昔の自分も、
いまの私に、きっと、うなずいてくれるはず。

だから、この平凡な人生だって、
悪くはないな、と思うのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2003.9.10　よい子

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