1998年5月9日(土)
不評だった管理人のたわごとが帰って来た!
というわけで、ばか話です。
1:テレフォンSEX
午後9時50分、自分の携帯が鳴る。
机に向かって「ナビゲーション」という英語の問題集をやっていたが、中断して電話を取る。予想した
通りの人だった。なぜかというと、友人関係には秘密にしておいた電話番号が母親の口から漏れてしまった
ことを聞いたためだ。
「もしもし、今、いい?」
「今自宅だから、そっちにかけて」
と言って電話を切る。すぐに家の電話が鳴った。母親は弟を近所の塾へ迎えに行っているので、自分の部屋
を出て階下の居間で取る。
「もしもし」
「あ、N樹?こんばんは」
しばらく取り止めの無い話が続く。
「それはそうと、GWはどうするの?」
と私が発言したのが事の発端であった。
「GWに会えない?明日でもいいけど・・・」
と聞いてきたが、後述の通り次の日はK合塾の模試が開催される。この模試には彼女も来るはずだが、
会うのが面倒かつ疲れるので忙しいと答える。都合の良いことに、受験番号なども教えていない。
それではGWはどうかと詰問されるが、これもかなり忙しいので、却下。
ここまで話していると、会社帰りの父親が帰ってくる。誰と話しているか聞いてくるが、鬱陶しいので
内線で自分の部屋の電話に飛ばす。我が家はナショナルのテレドアミィというシステムなので、そう
簡単にISDNに切り替えられないし、ノイズも多い。世に言うダイヤルアップターミナルである。
自分の部屋で会話の続きをする。どうやら欲求不満らしい。それなら1P(当然この場ではオナニーと
言ったが)をしたらどうかと言うが、それだけでは欲求不満だと電話口で怒られる。やはり春休みに
みんなと一緒の時(しかも1回だけ)にしか会わなかったことが後を引いているのだろうか。
ネタを考えていると、母親と弟が帰ってくる。その扉を閉める音で、なんと思い付いてしまった。
「テレフォンSEXをしよう!」
と提案する。最初は嫌がっていたが、はじめるとどんどん過激になっていく。最後には、
「イッちゃう〜!」
を連発していた。こちらも、久々の1Pで結構うれしかった。やはり、声だけでもあると想像でもかなり
違うらしい。なにしろリアルタイムだからなぁ・・・。と時計を見ると、なんと10時45分。長電話は
厳禁なので、電話を切った。
2:模試の保養
前述の通り、29日は模試があった。その様子を書こうと思う。
模試は塩釜口の名城大学1号館で開催された。私の受験番号の教室は4階なので、階段を登る。途中、
オーケストラ部の入部案内が目に付いた。それについ見とれる。
指定された教室の席に着いたが、まだ時間が早いので、鞄から愛用のMDウォークマンを取り出し、
イヤホンを耳にはめる。そしてここまで来て勉強する気にもなれないので、うつ伏せになる。
奇麗な音楽を聴きながら少しまどろんでしまったようだ・・・隣の方も来ている様子・・・お、女性だ。
しかも結構童顔・・・。反対側は・・・お、こちらも女性かぁ、運がいいなぁ・・・。と馬鹿なことを
考える。
受験票を見ると、左の人は公立N高校、右の人はお嬢様で有名な私立K高校である。何とも言えない
気分で模試を受ける。非常に気が散ってしょうがないが、横を見るとカンニングと疑われてもおかし
くないので、必死に耐える。
解答用紙は右から左へ集めるので右の人の解答が見えるわけだが、非常に空欄が目に入ったのが印象
である。
3:2P日記の評判
おかげさまで、私のつたない文章も連載第2回を終えることが出来、現在3作目を執筆中である。
しかもこの日記、Webだけでなく私の友人にも評判が高いそうだ。インターネットに接続している
友人は、とりあえずこれを見ているそうだ。今回は2P日記にまつわる話を一つ。
ある日の昼、部室でお弁当を食べようとしていた。周りには5・6人いたと思うが、私は武藤の対面に
座ってお弁当を食べようとしていた。
お弁当の包みをほどくと、箸箱が現れた。なんとこれは、2P日記の2で使われたものと同じ物で
ある。最近はこの箸箱を使っていなかったので、びっくりして武藤にそのことを話す。
すると武藤は私の手元から箸箱を引ったくり、においをかき出して、なめたいとか、しゃぶりたいとか
言い出す始末。我々の横にいた北里氏は呆然としている。
箸箱を武藤から取りかえし、試しににおいをかいでみるが、何のにおいもしない。食器洗い機で洗った
のだからにおいがしないのは当然だろうと言うと、武藤はなんと今度は洗わずに持ってこいと言う。
さすがにこれは不可能であるため、却下するが、武藤は今でもしつこい。
4:蒟蒻
昨日、武藤が学校に1P日記でも使われた蒟蒻をタッパに入れて持ってきたので、友人たちと中身を
見てみた。この蒟蒻は私が寄贈したもので、とあるスーパーで2個98円で売られていたものである。
今回は我が家の冷蔵庫にあったものを持ってきた訳だ。
蒟蒻を見たいと言い出したS氏が厳重に封じてある包みを取り出す。部室の中で開封する訳にも行か
ないので、部室の前の廊下で開封開始。外は大雨のためだ。
ビニール袋が雨で濡れているので、つるつるするが、これは簡単にはがせる。ビニール袋を取ると、
新聞紙に包まれたタッパが登場・・・するが、何と新聞紙が濡れている。部屋の中に持ち込む訳に
行かないので、しばらく外に置いておいたのだが、雨水か中の液体が漏れているのか解からない状態
になっている。みんなで嫌がるS氏に強制的に開封を命じる。
新聞紙もふにゃふにゃになっている。セロテープで固定してあるが、何の役目も果たしていない。S
氏は覚悟を決め、開封作業をしているが、我々は面白がってその様子を見る。新聞紙をはがすと、い
よいよタッパが出てくるが、周りを布テープで囲ってある上に中身が見えないような容器に入ってい
る。ここもS氏に強制的にテープをはがさせる。
テープがはがれ、御開帳となるわけだ。しかしS氏は少し蓋を開けるなり絶叫した。そして、すぐに
蓋を閉める。別の人間が蓋を開けると、そこにはなんとどろどろに溶け、カビの培養物と化したもの
があった。
S氏や武藤は事後処理もせず逃げていく。私も廊下の真ん中にほったらかしにしておいた。その容器を
ふぇすた氏が廊下の端に寄せる。蒟蒻は、今でもそこにあるのだろう。