はじめに(いいわけ)

 なぜか、このHPの管理者及び2P日記執筆者であるM村氏より原稿の依頼 があったのは、先日のオフ会の折り。・・・そういえば、オフ会レポートって どうなったの?
 ・・・話は横にそれたが、その折りは「私には文才が何より書くネタがない」 と断っていた。しかし、悲しいもので(?)、そのオフ会に彼女同伴で出席し たのがそもそもの過ちの元となった。
 以後、何度となく依頼されたが、彼女同伴で出席した事により「理由」がな いも同然になってしまった。意志の弱い私はついにM村氏に負けてしまった。 我が彼女は「いいんじゃない?・・・ただし実名報道は避けてね」と、実に驚 くべき発言を持って、M村氏の依頼を後押ししたのであった。こうなっては 「文才がない」も理由にならなくなってしまった。既に「彼女のケツに敷かれ ている彼」としては、素直に書くよりなくなってしまった。最終的には、久々 に文章を書く「喜び」を味わうために自分自身も肯定的に書き始めることと なった。
 正直なところ、武藤H氏のような「格調高い」文を書けるわけもなく、M村 氏のように「箸箱をいれるような」行動もするわけもなく、ましてや経験は無 きに等しい奴がいったい、どんなことを書くのか、書いている私は苦慮してい るのである。まあ、テキトーに書きます。読んでやってください。でも、これ から書くことはすべて本当です。感想なんかあったら、教えてください。


1.それは「お盆休み」のこと
 親父が新車を買った。夫婦2人で乗るというのに、なぜか今はやりのミニバ ンを買ったという。私は前々から「ミニバンを買うならオデッセイにしろ」と 言っていたにも関わらず、なぜか某社の某車を買ってしまった。でも、新車は 新車。かくして、お盆を利用して実家に帰ることになったのである。
 実家に帰ると、新車は「展示」してあった。やはり新車は良いもので、十二 分に親父の車で楽しんだ。一応、カーナビゲーションもついていて、即座に 思ったのは「これでデートにいこう!」。

 彼女はいつものごとく、人が過ぎ去った後、トコトコと駅の改札口に現れた。 「おはよう」といかにもうれしそうな声で色々話し出す彼女。あまり車に興味 がない彼女も、さすがに新車と気づいて「あー、新車買ったの?もったいない ・・・。」と言う。そんなわけないだろうと、説明しつつ、今日のデートの第 1歩を踏み出したのである。
 美術館など、ナビのおかげで余り迷わず行程をこなした後、兼ねてから計画 していたことを実行に移した。それは「ラブホテル」へ行くのである。なぜ、 こんな事をわざわざ「計画」するのか。それは一言、「ラブホテルが嫌い」だ からである。だって、あの閉鎖された空間が嫌なのである。それに、ただ「や る」目的で行くというのも、生理的に受け付けない理由のひとつになっている。 宿泊であればふつうのシティホテルのほうがいい。むしろ、私はシティホテル にはよく行くのである。
 古くからの、ラブホ好きの親友から、地元の「おすすめラブホ」を教えて 貰っていた私は、車を走らせた。某N市の高速道路IC近くの某ラブホへ車を入 れようとしたとき彼女は「えー!」と驚いた。私の性格を知っている彼女は、 「めずらしいねえ」と言う。
 部屋にはいると、それはそれは、まあ、普通のラブホ。ただ窓が大きく、明 るいのである。「外から見えるのでは?」との心配もあったが、そんなことな く、ひとまず安心。とりあえず、お風呂に入るべく、二人していそいそと服を 脱ぎだした。

 すっかり風呂でくつろいだ後(ほんとにくつろいだのか?)は、お待ちか ねの(?)行為。・・・と思った瞬間、目に入ったものがある。部屋にある自 動販売機である。
 普通なら、「がおー」とばかりに襲いかかるのだが、好奇心旺盛な奴の悲し い性、そちらに興味を持つと観察したくなる。んで、観察と相成るわけである。 なんせ、ラブホなど行かないのであるから、何を売っているのか、(もしかし て・・・)とも思うわけである。覗くと、果たして(もしかして・・・)があ るのであった。そう、「バイブ」なのである。
 彼女曰く「目が輝いていた」という。異様なまでの(?)好奇心にせき立て られ、とりあえず「ピンクローター」を購入したのはいうまでもない。それを 箱から出して「試してみる?」と有無を言わさぬ私。目は異様なまでの輝きを 放つ。彼女は呆気にとられ抵抗するまでもなく、どちらかと言えば「恐怖にお ののいて」いたようである。(後日談でも彼女はそう答えた。でも、別に恐 かったというわけではないらしい・・・。ただ異様だったようである。)

 スイッチを入れると「ウィーン」と音がする。これがまたたまらなく エッチなのである(すくなくとも経験少ない私にはそう思えた)。彼女は余り お気に召さないようで「イヤ!」といっていたのだが、有無を言わさず(?) 私がそれを秘唇にあてがったので、だんだんノル気になってきた。いつもと違 う感触が「あの」あたりを這うので、彼女としてもいつもとは違う反応を見せ る。いつもより恥ずかしいらしく顔を赤くしており、声も心なしか大きいよう に感じた。
 とにかく、その反応の違いが楽しくなってきた私は、調子にのって次々と這 わせる。そして彼女が好きなク○○○スの辺りに「それ」を這わせる。すると 一段と声の調子があがった。
「あっ、あっ・・・」
「それ」のブーンという音と共に彼女の声が否が応でも私を興奮させた。そし て、さらに指を入れ、中をかき回す。「ぐちゅぐちゅ」という音がいつもより 大きい。(結構興奮していても冷静な私がいる・・・恐い)とふと思った時、 「んっ!」という声にならない声と共に、彼女はイッてしまった。あっけな かった。

 それからは、いつも通りの比較的短く、あっさりした通常の(?)Hと 相成るのである。「単発機」の私としては(この年で情けないが)、ごくごく 淡泊なHを楽しんだのであった。ごくごく淡泊なHについては、また機会があ れば次回に譲るとして・・・。

 彼女に「お土産にもって帰りな」と持たせようとしたら、「いらないわよ ー」と拒んだ。かといって、私が持って帰っても、他に使う相手がいるわけで もないし、自分で使うわけでもないから(笑)、結局、彼女が持って帰った。 結局の所、彼女は比較的それを「有効活用」しているようで、寂しい夜には( 昼間でも暗くして?)使っているようだ。やっぱり買って良かったなあ。(し みじみ・・・)



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