§ オナニー大学 §


本学は、「オナニー」という深遠な道を究めんとする全ての者に、広く門戸を開いている。
ただし、次の校則に違反したことが判明した者は、即刻退学処分とする。

一.オナニーするのを恥じぬこと
一.オナニストを軽蔑せざること
一.少なくとも二日に一回はオナニーすること

この校則を守りさえすれば、後は諸君の思うがままに、本校でオナニーを学ぶことができる。
それでは、早速講義を始めることにしよう。



講義1日目 <脳内ホルモンの分泌とオナニーの快楽の相関関係>


 諸君おはよう。私が、本学のオナニー学部オナニー学科の専任講師、武藤だ。今後ともよろしく。

 さて今年最初の講義は、「脳内ホルモンの分泌と、オナニーの快楽の相関関係」についてだ。
 君たちも薄々気がついていると思うが、気持ちの持ち方によって、オナニーの快感は微妙に、いや大きく変わってくるものである。
 オナニーに罪悪感を抱いたままだったり、SEXしたいのにできない代用行為ととらえて、ネガティブな気持ちでシコシコしているときには、 勢いよく発射したとしても、決して最高の快感を得ることはできない。
 快感の大小は、脳波を測定することによって比較することができるのだが、ポジティブな気分でオナニーをし、絶頂感を味わっているときには 「θ波」という、SEXの絶頂と同じ快感の脳波が多く出ていることが分かっている。
 ところが、ネガティブな気持ちでのオナニーだと、θ波は少ないか、またはほとんど出ず、そのかわりに「FMθ波」という疑似快感脳波が出ている。 似たような脳波であっても、快感の度合いは半分くらいなのである。
 気持ちの持ちようによって、出る脳波が違うのはなぜだろうか。それは、脳内ホルモンの分泌と深い関わりがある。 さて脳内ホルモンとは何なのだろうか、そして、どうすれば気持ちよくなれるのだろうか。

 人間は200種類を越えるホルモンによって、体の動きがコントロールされているが、 そのうち性的快感の上昇に大きな影響を与えるのは、脳内麻薬の「ドーパミン」と「β−エンドルフィン」の2つである。
 ドーパミンは、麻薬のような働きをするホルモンで、これが多く分泌されると、 まるで麻薬を使ったように覚醒状態になり、ちょっとした刺激にも敏感に反応するようになって、性的快感が急激に高まる。
 ドーパミンはもともと、激しい痛みや強烈な精神的ショックを受けた時に、それを解消するために分泌されるホルモンである。
 よって、このホルモンを多く分泌させるには、痛みを感じるような方法を加えながらオナニーするのが効果的なのである。
 痛みといっても、「苦痛」というほどの痛みではなくて、「痛気持ちいい」ような刺激だ。 例えば充血すると敏感になり、強めに刺激することによって痛みが走る「尿道口」を指先で刺激したり、 睾丸を引っ張りながら握ってみたり、はたまた根元を強く握ったり、逆反りさせたりするのがよいのである。

 もう一つの脳内麻薬であるβ−エンドルフィンも、痛みを解消し、幸せな気分に浸らせてくれるホルモンである。 このホルモンが分泌されているときには、「α波」といわれる脳波が多く出るようになる。この脳波が、快感を高める働きの一部を担っているのである。
 β−エンドルフィンを分泌するのには、特にテクニックは必要ない。明るい気持ちで、物事をプラスの発想でとらえる、つまり「ポジティブな」意識をもつだけで、分泌が高まっていくのだ。 このホルモンは、幸福感を味わっているときに出やすくなっているが、「もっと激しい快感が得たい」といったハイレベルな欲望があるときには、そこに向かうために 分泌量がますます多くなっていき、快感も高まる。ここで注意しなくてはならないのは、「適当な」気分でオナニーしていたのでは、このホルモンの分泌量はふだんとさほど変わらないということだ。 「もっと気持ちよくなりたい」と強く思い続けることによって、真の絶頂感を得ることができるようになるのだ。オナニーの最中に他事を考えるなどというのは論外である。

 さて、このように気持ちの持ち方によってホルモンの種類・分泌量が変化し、勃起力や射精快感に大きな影響を与えることは理解してもらえたと思うが、 そういった精神的なもの以外に、脳内ホルモンの分泌を促進する、「オナニーのテクニック」とでも呼べるものを紹介しよう。

 ただ射精快感が得られればいいというなら、初めから敏感な亀頭を中心に強く摩擦して、勃起してからも強い摩擦刺激を続ければいい。 しかし、それでは脳を強烈に刺激する、本当の射精快感を味わうことは到底できない。
 ペニスの受けた刺激は神経を伝わって延髄を通り、脳を刺激する。脳を刺激するには、感覚受容器のペニスが激しい刺激を受けることが必要というわけだが、 ただ強い刺激を与えるだけでは、脳内ホルモンを限界まで分泌させることはできない。
 我慢に我慢を重ね、快感が最高潮に達しつつある段階が長く続くようにすれば、勃起力に関わっている前立腺が刺激されて、 それが脳にも伝わり、脳下垂体から、睾丸に男性ホルモンを分泌するように指令が出される。
 また、角度を上げているペニスを、下向きにする感じで逆反りさせると、硬直度が増して感度が上がり、脳がより強く刺激されるようになる。 さらにアヌス(肛門)を指で圧迫したり、撫でたりすると勃起角度が上がり、感度が高まる。勃起角度が上がると、海綿体の充血が進んで、尿道が狭くなり、 射精するとき精液が勢いよく通過するようになるため、射精快感が強まるようにもなる。
尿道はペニスの下側を通っていて、ここを指で締めると、さらに尿道は狭くなる。ペニスの根元を締めると、尿道括約筋の収縮力が強まり、ますます射精快感が高まるのである。

 では具体的なオナニーの方法を解説する。
 勢いよく勃起させたあとで、「カリ」から陰茎に至るまで、大きい動きでシコシコやっていたら、急激に高まっていってしまうが、 根元を握って充血を高めてから、カリだけを摩擦していると亀頭は鬱血状態になり、痺れるような刺激を感じることができる。
 急激に射精が促されるような高まり方はしにくいが、快感が下がりすぎたら、刺激する部分をカリから陰茎に変えて、再び性感を高めてから、またカリだけを摩擦するといい。
 カリが刺激されすぎたら、指先で尿道口を摩擦して刺激を分散。尿道口は左右に割れ目を開くように指を動かした方が刺激が脳に直結する。
 性感が高まってきたら睾丸を引っ張ったり、手の動きを止めて根元を握ったりもし、射精はできる限り我慢する。
 そして、亀頭が赤黒く鬱血してきたら、逆反りさせながら再び亀頭を中心に刺激。そして、我慢できないところまで行ったら、無理な我慢はしないこと。 ここで気を抜くと発射というよりも、漏れ出てしまう感じになるから、逆反りぎみで硬直した陰茎を摩擦
 完全な限界を感じたら、根元を締めて尿道を狭くして、陰茎の摩擦を継続。 根元をリズミカルに収縮させながら発射すれば、飛び方も激しく、脳内ホルモンも最後にどっと分泌されて、射精時の快感も著しいものとなるはずだ。

今日の講義はこれにて終了。家に帰ったら、しっかりと自分の体で、復習しておくように。それでは解散!

※参考文献・・・英知出版発行・「デラべっぴん」1996年10月号:「脳内射精革命」小林 正人著


「おまけだよん♪」に戻る


質問のある学生は、私に直接質問しに来るように。

特にかわいい学生には、体を張って、個人指導をすることにしよう。

ちなみに、次回の講義日時は未定である。参考文献が見つかり次第、実施する。