1998年2月4日(水)


ああ、エマの神様に感謝。
きょう、僕は、見てしまったのだ。
女子高生のパンティーを。
何だ、そんなことか、と思われる方も多いとは思うが、このことは僕にとって、言葉では言い表せないほどの感動だった。
今までにも、確か2回だけ、ちらっと見えてしまったことはある。しかしそれは、あくまでも「パンチラ」であり、「見てはいけないもの」に他ならなかった。
しかし今日僕が見たのは、目の前で派手にめくりあがるチェックのスカートと、その下から姿を現した真っ白なパンティー・・・

どうでも良さそうなことだが、僕にとっては重大事件なので、その詳細を書いておこうと思う。
僕の学校では、明日2月5日に高校入試が行われ、今日はその準備のため半日だった。
僕は2人の友達とともに市バスに乗り、いつものとおり、駅近くのバスターミナルで下車した。
午後1時。こんな時間に下校するのは、同じ学校の生徒だけだろうと思っていたがそうではなかった。 おそらく専門学校の生徒と思われる女子数人が、同じバスに乗っており、僕たちと同じくターミナルで下りた。
ひとりのときには、僕はたいてい、バスから降りるのが乗客の中で一番早い。しかしその日は友達が一緒だったので、そうではなかった。
結果、僕たち3人の男子高校生の前に、2人の女子高生が並んで歩いている、という状況になった。
僕は恥ずかしながら、前に女性がいると無意識に観察を始めてしまう性癖がある。あ、脚がきれいだなとか、あの髪型、好みだなとか。
2人いた女子高生は、両方ともルーズソックスをはいており、右側の子は素直なセミロング、左側の子は少しシャギーがかかったセミロングの髪型をしていた。
制服はグリーンのチェックの入ったブレザー、スカートも同柄だった。最近では当たり前になったが、スカートの丈はふとももの半分ぐらいしかなかった。
僕はそんなふうに女のコのチェックをしながら、2人の友達とたわいもない(多分テストについて)話を続けていた。
そんな時、風が吹いた。
それはグリーンの布きれを、軽々と持ち上げ、僕の視界に白いものを映した。
パンティーだ。
そしてなぜか、僕はそれを見た瞬間、とっさに顔を下に向けた。「見てはいけないもの、だからなのか?」
いや、それは多分、友達が横にいたからなのだと思う。彼らとは、たびたびエマ系の話をするけれども、 それらは全て、冗談半分の話であり、「性的な」話ではなかった。
しかしいま僕は、明らかに「性的な」ものを見てしまった。毎日女性の裸を印刷物・画像として見て、もう見飽きていると行っても過言ではないほどだが、 やはり本物の女性に対しては、かくも反応してしまうものなのか。僕は動揺を気づかれまいとして、多分下を向いたのだと思う。
幸いにも、友達は僕の動揺に気づかぬばかりか、目の前で起きた事態についても知らない様子だった。
(これは、後からそれとなく話をしてみて分かったことなので間違いない。やはり興味のない人には、見るチャンスが与えられないのだろうか?)

女のコのパンティー。
見たからといって、どうなるわけでもない。別に勃起もしない。けれど、何か心に働きかけるものが確かにあった。
それは、初めて女のコの胸を見たときの気持ち?
それは、初めてオナニーを覚えたときの気持ち?
どちらにせよ、僕がもう忘れてしまったものが、そこには確かにあった。
汚らわしいものなどでは決してない。純粋な感情を、僕は忘れてしまったのだと思う。

女のコに対する気持ち。
・・・不思議なものだ。





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