輝国山人の韓国映画
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▼愛のつらい過去のために存在感を失ったまま生きるチョナンは,このホテルでウェイター兼宿泊客の食事と洗濯の責任を負っている。
▼一時有能だったが,酒の甕に陥って生きるドクターと,彼の再起だけを夢見てホステス仕事をしているワイフ,花屋の主人を夢見るソーダ,自称殺人者と呼ぶ少年,なぞなぞのようなホテル主人ビーナス。彼らは,みなホテル・ビーナスの長い間の宿泊客だ。
▼ある日,ガイという男とひとりの少女サイがホテルを訪ねてきて,ビーナスの後ろ姿を見せてという。これは,名前も存在の理由もなく,ただホテルに隠れていたい人々だけの注文だ。チョナンは,言葉を失ってしまった少女サイの心を開くために多くの努力する。
▼熱心に生きるガイにソーダは魅力を感じる反面,ドクターは,劣等感を感じてより一層過激になって,ついにワイフはホテルを離れる。
▼サイの誕生日,ガイは,花をプレゼントするが,彼女は,その心を受け入れず,チョナンとソーダは,彼らの関係を回復させる努力する。
▼そうしている間,チョナンは,ソーダが花屋を引き受ける条件で,店長に麻薬取り引きを依頼されたのを知るようになる。彼は,彼女を説得しようとしたが,自分の過去を打ち明けることになる。3年前,今まさに新しい人生のパートナーとともに生活を始めようとしたその時,愛する恋人が,麻薬中毒者が運転する自動車に轢かれ亡くなってしまったのだ。言葉なくチョナンの話を聞いていたソーダは,次の日に消える。
▼ボーイは,カフェで拳銃で乱暴を働き,彼を止めたガイ。二人がどうこうする間に銃が発射され,弾丸がサイに命中することになる。村に住む無免許医師の応急処置で命を救うが,その時になってはじめて,ガイとサイの過去が明らかになる。
▼誰かの心の扉が開かれれば,また他のひとりの心が閉じられる。ガイとサイの登場で,胸中に覆ってだけ生きてきたホテルの人々の過去の傷が,一つずつあらわれることになる。彼らは,お互いの傷を眺めて,希望を探そうと努力する。
[制 作 年] 19 2004年* 日本,韓国 [日本封切] 2004年3月 6日 [韓国封切] 2004年9月10日 [観覧人員] [原 題] ホテル・ビーナス 호텔 비너스 [英 語 題] The Hotel Venus [ジャンル] ファンタジー [原 作] [Producer] 小川泰、前田久閑、豊島雅郎、衛藤雄一郎 [脚 本] 麻生哲朗 [監 督] タカハタ秀太 [助 監 督] [撮 影] 中村純 [照 明] [音 楽] [美 術] [武 術] [出 演] 草g剛 → チョナン(Chonan) 0号室 中谷美紀 → ワイフ(Wife) ドクターの妻 1号室 パク・チョンウ → ガイ(Guy) 2号室 コ・ドヒ → サイ(Sai) 少女 2号室 チョ・ウンジ → ソーダ(Soda) 3号室 イ・ジュンギ → ボウイ(Boy) 4号室 香川照之 → ドクター(Doctor) 1号室 市村正親 → ビーナス(Venus) オーナー室 伊武雅刀 → Old Man はぶ こじろう → Punks よしだ ひろゆき → Punks 内ヶ崎ツトム → Punks 園村健介 → Punks PETE → Duster つんく♂ → Man in Venus Cafe 笛木優子 → Mother 金子りずむ → Lover 松尾貴史 → Flower Shop Owner 田中要次 → Policeman in Black Suit キム・イクレ → Policeman in Gray Suit チュ・ヒョンテ → Policeman in Lather Jacket にしやま りく → Boy(10years Before) たけうち ようへい → Drug Dealer 勝村政信 → Fishy Doc 香取慎吾 → ”BERA-BERA”Stranger 字幕外 ちすん → 武居康仁 → チ・ヒョヌ → [受 賞] [映 画 祭] モスクワ国際映画祭 コンペティション・パースペクティブ部門 最優秀賞 [時 間] 125分 [観覧基準] 12歳以上 観覧可 [制 作 者] 亀山千広,椎名保,三枝照夫,迫本淳一 [制作会社] アスミック・エース、フジテレビジョン ビクターエンタテインメント、松竹 [制 作 費] [D V D] 日本発売なし [レンタル] [H P] [撮影場所] ロシア ウラジオストク ロケ [M-Video] [Private ] J-Blu-ray-Rec(単独) [お ま け]