輝国山人の韓国映画
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ホテル・ビーナス

愛のつらい過去のために存在感を失ったまま生きるチョナンは,このホテルでウェイター兼宿泊客の食事と洗濯の責任を負っている。

一時有能だったが,酒の甕に陥って生きるドクターと,彼の再起だけを夢見てホステス仕事をしているワイフ,花屋の主人を夢見るソーダ,自称殺人者と呼ぶ少年,なぞなぞのようなホテル主人ビーナス。彼らは,みなホテル・ビーナスの長い間の宿泊客だ。

ある日,ガイという男とひとりの少女サイがホテルを訪ねてきて,ビーナスの後ろ姿を見せてという。これは,名前も存在の理由もなく,ただホテルに隠れていたい人々だけの注文だ。チョナンは,言葉を失ってしまった少女サイの心を開くために多くの努力する。

熱心に生きるガイにソーダは魅力を感じる反面,ドクターは,劣等感を感じてより一層過激になって,ついにワイフはホテルを離れる。

サイの誕生日,ガイは,花をプレゼントするが,彼女は,その心を受け入れず,チョナンとソーダは,彼らの関係を回復させる努力する。

そうしている間,チョナンは,ソーダが花屋を引き受ける条件で,店長に麻薬取り引きを依頼されたのを知るようになる。彼は,彼女を説得しようとしたが,自分の過去を打ち明けることになる。3年前,今まさに新しい人生のパートナーとともに生活を始めようとしたその時,愛する恋人が,麻薬中毒者が運転する自動車に轢かれ亡くなってしまったのだ。言葉なくチョナンの話を聞いていたソーダは,次の日に消える。

ボーイは,カフェで拳銃で乱暴を働き,彼を止めたガイ。二人がどうこうする間に銃が発射され,弾丸がサイに命中することになる。村に住む無免許医師の応急処置で命を救うが,その時になってはじめて,ガイとサイの過去が明らかになる。

誰かの心の扉が開かれれば,また他のひとりの心が閉じられる。ガイとサイの登場で,胸中に覆ってだけ生きてきたホテルの人々の過去の傷が,一つずつあらわれることになる。彼らは,お互いの傷を眺めて,希望を探そうと努力する。

[制 作 年] 19 2004年* 日本,韓国 [日本封切] 2004年3月 6日 [韓国封切] 2004年9月10日 [観覧人員]  [原 題] ホテル・ビーナス 호텔 비너스 [英 語 題] The Hotel Venus [ジャンル] ファンタジー [原 作]  [Producer] 小川泰、前田久閑、豊島雅郎、衛藤雄一郎 [脚 本] 麻生哲朗 [監 督] タカハタ秀太 [助 監 督]  [撮  影] 中村純 [照  明]  [音 楽]  [美 術]  [武 術]  [出 演] 草g剛       → チョナン(Chonan) 0号室       中谷美紀      → ワイフ(Wife) ドクターの妻 1号室       パク・チョンウ   → ガイ(Guy) 2号室       コ・ドヒ      → サイ(Sai) 少女 2号室       チョ・ウンジ    → ソーダ(Soda) 3号室       イ・ジュンギ    → ボウイ(Boy) 4号室       香川照之      → ドクター(Doctor) 1号室       市村正親      → ビーナス(Venus) オーナー室       伊武雅刀      → Old Man       はぶ こじろう    → Punks       よしだ ひろゆき   → Punks       内ヶ崎ツトム    → Punks       園村健介      → Punks       PETE        → Duster       つんく♂      → Man in Venus Cafe       笛木優子      → Mother       金子りずむ     → Lover       松尾貴史      → Flower Shop Owner       田中要次      → Policeman in Black Suit       キム・イクレ    → Policeman in Gray Suit       チュ・ヒョンテ   → Policeman in Lather Jacket       にしやま りく    → Boy(10years Before)       たけうち ようへい  → Drug Dealer       勝村政信      → Fishy Doc       香取慎吾      → ”BERA-BERA”Stranger       字幕外       ちすん       →        武居康仁      →        チ・ヒョヌ     →  [受 賞]  [映 画 祭] モスクワ国際映画祭 コンペティション・パースペクティブ部門 最優秀賞 [時 間] 125分 [観覧基準] 12歳以上 観覧可 [制 作 者] 亀山千広,椎名保,三枝照夫,迫本淳一 [制作会社] アスミック・エース、フジテレビジョン       ビクターエンタテインメント、松竹 [制 作 費]  [D V D] 日本発売なし [レンタル]  [H P]  [撮影場所] ロシア ウラジオストク ロケ [M-Video]  [Private ] J-Blu-ray-Rec(単独) [お ま け] 


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